
これは、昔のジョジョをノベライズしてツッコミや感想を書いたコーナーです。
とうとうスティール・ボール・ランがウルジャンに移っちゃいました。
次号から2nd.STAGE再開・・・まだ何ページ連載かわかんないみたいですが
1ヶ月は長いということで残りの週はこの「栄光のジョジョ」をお楽しみください。
ウルトラジャンプにはアンケートはありません。
が、プレゼント応募券に書く項目にはしっかり「面白かった作品」の項目が。
やっぱしそういうところで人気を調査するんだなあ・・・
というわけでプレゼントが欲しくても欲しくなくても毎号出して「スティール・ボール・ラン」を応援することにします。
18巻第4話
太陽 その1
「しかしたまげたな この国はァ〜 どの家もこの家も全部豪邸だらけじゃあねーか」
ブロオオー
高級外車で高級住宅街を走るジョースター一行
「花が咲きみだれ 一軒としてみすぼらしい家はねーぜ」
ポルナレフが言う
「うむ 東京なら30億40億はしそうな家ばかりだ これがこの国の普通の人々のくらしぶりらしい・・・・ほんの20年前までは砂漠だったのが 石油(オイル)ショックによる莫大な利益のせいで夢も酔うな年に成長したのだ」
ジョセフが答える
ブアオオオオオ
インドからパキスタン、イラン、イラク、サウジアラビアを経由してナイルのあるエジプトまでの地図をバックに立つポルナレフ、花京院、承太郎
手前にアラブ風のスカーフをかぶり頭に輪をしているジョセフ
オオオ
窓の外を見る花京院
「どうした花京院 まだ誰かに尾(つ)けられている気がするのか?」
バアアーッ
広い道路を走っていくジョセフたちの車
「・・・・・・・・・・・」
黙っている承太郎
「い・・・いや こんなに見はらしのいい場所だ・・・・・・追手がついていればわかるのだがつい・・・・・・・誰かに見られているような気分がしてふり返ってしまう」
花京院が言う
「ああ 無理もないぜ おれだってそーさ いろんなスタンド使いが次々といきなり襲ってくるもんでビクビクになっちまってる・・・・・・・・・・・・・・・・」
運転しながらポルナレフが言う
「うむ それでじゃ 考えたんだがこれからのルートだが」
ジョセフが地図を見ながら言う
「ここから北西に100kmのところにヤプリーンという村がある 砂漠と岩山があるので道路がぐるっとまわり込んでいる 車だと2日はかかってしまうらしい だから村の住人はセスナ機で移動しているということだ」
スッ
ジョセフは地図の中の一点を指さす
「まず この村に行きサスナを買ってサウジアラビアの砂漠を横断しようと思う 今まではスタンド使いによる攻撃のせいで墜落し他の人々を犠牲にしたくなかったので飛行機にはのらなかったが セスナならわしも操縦できるし旅行日程の短縮にもなる」
ジョセフの説明を聞く3人
「生涯の3度も飛行機で落ちた男といっしょにセスナなんかあまり乗りたかねーな」
承太郎が言う
「・・・・・・」
承太郎を横目で見ながら黙って聞いているジョセフ
が、パッと表情を切り替え地図に向かう
「さっ ・・・・それでじゃ その前にこの砂漠をラクダで横断してヤプリーンの村へ入ろうと思う ラクダだと1日でつく」
「ラクダ!?おい セスナはいいがちょっと待ってくれ! ラクダなんか乗ったことねーぞ!」
ポルナレフが叫ぶ
「フッフッフッフッフッ」
ジョセフが笑う
「まかせろ フッフッフッ わしはよく知ってる 教えてやるよ リラックスした気分で安心しておれ」
ブアアアア
余裕の表情のジョセフ
いきなりラクダの顔アップ
ヌオオオオ
「バフ〜〜ッ」
ラクダの鼻息
「ブァフゥ〜〜」
ラクダと顔つき合わせて目をみはるポルナレフ
バン
4頭の巨大なラクダたち
「ブァフゥ〜〜」
圧倒されているポルナレフ
「バフ〜」
「くさ〜〜」
息の臭さに涙ぐんで鼻をつまむポルナレフ
「ど どうやって乗るんだ?高さが3メートルもあるぞ」
シューッ
何かのスプレーを吹きつけながらポルナレフが聞く
「あのじゃな ラクダっていうのはな まずすらせてから乗るのじゃ!」
クィッ
ラクダの手綱を引っ張るジョセフ
グッ グッ
グッ
手綱を引いても一向にすわってくれないラクダ
「ン」
あせるジョセフ
「まず すわらせてから・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・のるんだよ」
ググ
一生懸命ポルナレフたちに説明しながらも懸命に手綱を引っ張るジョセフ
「すわらせてから乗るッ!」
グググ
必死で手綱を引っ張るジョセフ
「ちょっ ちょっと待っておれ!今すぐすわるからな!」
ガシ
ラクダの首に片手でしがみつくジョセフ
グッグィ
もう片方の手で手綱を引っ張る
シパシパ
足は宙に浮いてパタパタしている
「おいッ!ウォッ すわれッ すわりやがれ----ッ」
片手で鞍、もう片手で尻尾をつかんでラクダの背に両手でぶら下がるジョセフ
「くそーッガンコなやつだッ」
ブハー
平気な顔のラクダ
承太郎たちはジョセフの様子がおかしいと気づく
「おい本当に乗ったことあるんだろーな」
ポルナレフが聞く
「わしゃ あのクソ長い映画『アラビアのロレンス』を3回も観たんじゃぞッ!乗り方はよーく知っとるわい 2回は半分寝ちまったが」
ジョセフが微笑んで言う
「映画?〜〜〜〜?なに〜〜〜ほんとは乗ったことはねーのかッ!」
ポルナレフがあきれる
ブルバババババ
ものすごい勢いでジョセフの顔にツバを飛ばすラクダ
ネトー
顔面がベトベトになったジョセフ
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
あまりのことに絶句するポルナレフたち
「日焼け止めになるんじゃ 知らなかった?ハッハッハッハッ」
笑ってごまかすジョセフ
「いいか・・・・・・動物なんてもんはな 気持ちを理解してやることが大切なんじゃ」
リンゴを取り出すジョセフ
「ほぉ〜れ このリンゴ うまそーじゃろ!おいしいよーっ」
ラクダの鼻先にリンゴを近づけるジョセフ
ブゥ〜〜ブフゥ〜
ラクダがリンゴに近づく
「ほ〜れッ」
バクッバクッ
ラクダは座ってリンゴを食べる
「見ろッ な!すわったぞッ!ラクダの気持ちを理解してやればすわってくれるのじゃ ケケケ」
ツンツン
自分の頭を指さし得意げに笑うジョセフ
ズオオオオ
「やったーッ」
やっとラクダの背に乗るジョセフ
「おお!さすがに高いのぉ〜 ハナの穴は砂がはいらないよーにフタができるんだよん ラクダはラクだなんて蹴りを入れられそーなくだらんダじゃれはいわないよーに」
ラクダの背に乗って得意げにしゃべりまくるジョセフ
ブフ〜
ブコ〜
ラクダの鼻息
「いいか ラクダというのは馬とちがって だく足歩行といって片側の前足と後足が同時に前に出て歩くので けっこうゆれる・・・・・・・・・・・・」
馬とラクダの歩く姿の比較
フゴー
ラクダの鼻息
「だがな・・・・ そのリズムにさからわずに乗るんじゃ こういう風に!」
ドカッ ドカッ
ジョセフの声はするが画面はそれを見ている承太郎たちの顔だけ
3人とも無表情で何もいわずに見ている
ドカッドカッ
「まて こら!はっ 速いッ」
承太郎たちの視線が右側に行く
ドカッドカッ
「おおっ」
ドザッ
右下に視線が落ちる承太郎たち(ジョセフは落ちたらしい)
「よ〜〜し みんな予定どおり うまく乗れたようじゃの〜〜〜〜〜〜」
ジョセフ以外は何事もなくラクダに乗れたようだ
「それでは砂漠をつっきるぞ!みんな!北西に向かって出発進行じゃ〜〜〜!!」
バンソウコウだらけのジョセフが明るく叫ぶ
ラクダは思い思いの方向に向いて歩く
バアアアア
「おいおいおいおいおいおい」
ムオオオオオオオオ
灼熱の太陽
砂漠に生えたわずかな草
ムオアアアアアア
ものすごい熱気と光の中に立つラクダに乗った4人
花京院が周りを見回している
「おかしい やはり どうも誰かに見られている気がしてならない・・・・・・・・・・・・・」
花京院の言葉にポルナレフや承太郎も地平線の彼方を見る
「花京院 少し神経質すぎやしないか?ヤシの葉で足跡は消しているし 数十キロ先まで見渡せるんだぜ 誰かいりゃあわかる・・・・・・・」
ポルナレフが言う
ラクダの腹にはヤシの枝が結んであり、自分の足跡をほうきのように掃いて消している
「いや・・・実はおれもさっきからその気配を感じてしょうがない・・・・・・・」
承太郎が言う
「承太郎 しらべてみてくれ」
承太郎が双眼鏡を手にする
カシャン
承太郎からスタープラチナが出て双眼鏡を覗く
カシャン
双眼鏡の中の風景
カシャン
それがどんどんズームしていく
カシャン
かなり遠くの方までハッキリと見えるが砂漠の他には何もない
カシイーン
承太郎が双眼鏡を見ている風景
「どこかに不審なものでも・・・・・・?」
ジョセフが聞く
「いや・・・・見えない 何もない・・・しかし・・・なにか妙だ なにか・・・・・・・が」
承太郎がつぶやく
「おい 行こうぜ 陽がくれたらテントをはろう」
ゴクゴク
水を飲むポルナレフ
温度計を見るポルナレフ
「それにしても暑いぜ 見ろよ気温が50度もあるぜ」
ムオオオ
ポルナレフが言う
「今の時間が一番暑い時間じゃ」
そう言いながら時計を見るジョセフ
!!
「8時・・・・・え?」
ジョセフの時計は8時を指している
「承太郎!お前の時計 いま何時だ?」
「8時10・・・・・!?」
承太郎も異常さに気づく
「う・・・うっかりしていたが ど・・・・・・どういうことだ!午後8時をすぎているというのに!」
愕然とするジョセフ
驚くポルナレフと花京院
「なぜ太陽が沈まないッ!」
まるで火の玉のように燃える太陽
グーン
温度計の針が動く
「ばっ ばかなッ!温度計がいきなり60℃にあがったぞ!」
温度計を見て絶叫するポルナレフ
グオオオオオオ
「し・・・・・・・・・・・・・沈まないどろか!!太陽がッ」
全員が叫ぶ
「西からグングンのぼってきているぞッ!ま・・・まさかあの太陽がッ!」
グオオオオ
太陽の形が変形して横長に見える
バン
「スタンド!!」
燃え滾る火の玉のような太陽の下に立ち尽くす4人の乗ったラクダ
《つづく》
新しい話に移りましたが
前半はギャグシーンですね。しかもジョセフがヒドイ目に遭うというギャグ。
ジョセフは2部でもコミカルな描かれ方ですが3部では完全にギャグ要員です。
年齢相応の落ち着きとかカンロクがまるで感じられません。
本当ならお調子もののポルナレフがやってくれそうな展開ですが
ここでジョセフを使うことがウマいんです。
2人の学生たちがジョセフよりずっと「大人」であるのはいつものコトですが
あのポルナレフでさえ冷静にジョセフのバカっぷりを見ています
そんな冷たい3人の視線の中で「知ったかぶり」「動物にバカにされる」「負け惜しみを言う」などと
恥ずかしいことこの上無いいい年したジョセフ。
これはきっと子供(含中高生)にウケたでしょうねえ。
それにしてもラクダ乗りって、荒木先生は実際に「取材」したんでしょうか
鼻息とか臭さなんか実にリアルに描写されてますねえ〜
3mかあ・・・馬の体高は180くらいなんですがその倍近くでしょう。
いくら2m近い大男のジョセフでも手に負えなかったようですね
ラクダと言えばスティール・ボール・ランのアブドゥルさんを思い出しますが
ラクダが馬の中を走る物凄さのアイデアは、もうこの時点で生まれていたのかも知れませんね
あとラクダはツバをひっかける攻撃をする動物らしいのですが
アンデスに居るラマやアルパカなんかも近い種類みたいで同じようなマツゲの長い顔をして
見とれているとツバを引っ掛けられますよ。ものすごーく臭いそうです。
さて新手のスタンド使いです。
って本体が出てないし、この太陽がスタンドっていうのもハッキリしてませんが
砂漠で太陽が沈まなかったら大変でしょうねえ
砂漠は寒暖の差が激しいらしいですが
日が沈まなければ気温は上がりっぱなしでしょう。恐ろしいことです
ここにはジョースター一行しか居ないから良かったようなものの
もうちょっと向こうに誰か他の人が居たらエライとばっちりですよ。命にかかわります。
っていうか、この太陽の効果はどれくらいのモンなんでしょうか
太陽と全く同じ質量のものが2つ存在してたら、地球・・・いえ、宇宙規模で影響がありますから
っていうかそれは絶対アリエナイ。
おそらく小さな火の玉が、それでもけっこう至近距離で熱と光を発生しているんでしょう。
ともかく、火の玉を攻撃するか(ものすごい反撃に遭いそう)本体を探してやっつけなければ一度に全滅です。
ラクダの命を守れ!(そっちかい)
それではまた来週もこのコーナーをやります。
お楽しみに〜
アリアリアリアリアリアリアリアリアリアリーヴェデルチ!