これは、昔のジョジョをノベライズしてツッコミや感想を書いたコーナーです。
今週はいよいよスティール・ボール・ランが読めるんですが『栄光のジョジョ』もやります。
1週間に2回のノベライズ地獄。(でも嬉しい)

18巻第9話
死神13 その4

砂漠のオアシスでキャンプをはる承太郎たち
焚き火を囲んで食事している
「おい・・・承太郎・・・花京院のやつ どう思う?飛行機の中ではうなされて あばれてこのザマだし・・・・・・・・・・・・・・イキナリ赤ん坊にまであたりちらす始末・・・・・・・・・・・ヤバイぜ あいつ・・・・・・・・・・・かなり精神がまいってるぜ・・・・・・・・・・・・」
小声でポルナレフが承太郎に言う
「・・・この旅 もうこれ以上続けらんねーんじゃあねーか・・・・・・・・・・・?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
承太郎は黙って花京院の方を見ている
花京院は少し離れて食事をとっている
そばには水が流れている
チョロチョロチョロ
ピク
かごの中の赤ん坊の手
「ウブブ〜〜〜」
赤ん坊が声を出す
グヘヘ・・・さっきは花京院のヤツに正体がバレはじめてあせったぜ しかし今・・・花京院は半信半疑・・・
そして ここは砂漠のド真中・・・・・・今度は4人とも眠るまでゆっくり待つぜ・・・・・
起こすヤツがいなければもう『死神13(デスサーティーン)の世界』からのがれることはできんのだからなあ あとは仲間の救援隊を待つぜ・・・
赤ん坊は心の中で考える
タ!
何か火のそばで作っているジョセフのもとにポルナレフがやってくる
「うまそーなにおいじゃん 何つくってんだい?」
ポルナレフがジョセフに聞く
グツグツ
「ベビーフードさ」
ジョセフは小なべで何かを煮込んでいる
「ま!ベビーフードをうまくつくれるお母さんの子は将来食べ物に好き嫌いなく育つね・・・・・・・これはミルクに卵黄とバナナとパンをトロトロになるまで煮たものじゃ」
鍋の中のものを大きなしゃもじでかきまぜるジョセフ
「ほれ 味見するか」
パク
ジョセフから鍋の中身を大きなスプーンで食べさせてもらうポルナレフ
ングング
「んマーイ!」
ものすごく嬉しそうに叫ぶポルナレフ
「こりゃイケル!もっと食わして!食わして!」
自分でスプーンを持って鍋の中身を食べようとするポルナレフ
「おいおい 赤ん坊の分がなくなるじゃないか----っ」
ポルナレフを止めようとするジョセフ
「この野郎〜〜〜〜っおれのメシを食うんじゃね---っ ハラがへってんだよッ 早く食わせろ---ッ」
かごに寝かされたまま心の中で叫ぶ赤ん坊
ドキン
その時!赤ん坊の目の前にサソリが現れた
「ゲッ!」
バン
かごのふちにとまっているサソリ
カサッカサッカサッ
うごめくサソリ
「サッ」
あせる赤ん坊
「サソリがいつの間にかおれのカゴの中にッ!」
カサッ
ユサッ
大きな毒針のついた尾を振るサソリ
「まっ・・・まずいッ!」
カサッ
毒針が赤ん坊の目の前に!
ババッ
襲い掛かるサソリ
赤ん坊の手に握られた安全ピン
ドスッ
安全ピンがサソリの体を貫く
ビクッビクビクッビクビク
断末魔のサソリの動き
サソリを突き刺した安全ピンを持つ赤ん坊
「フゥ〜〜〜あぶなかったぜ・・・・・・・・・」
安全ピンを持ったまま、もう片方の手で額の汗をぬぐう赤ん坊
ギグッ
「はっ!」
赤ん坊は背後の気配にドッキリする
そこにはしっかりとこっちを見ていた花京院の姿が!
花京院は食事の器を手に赤ん坊の方を見て呆然としている
「しまったッ!花京院が見ていたッ!」
ザン
立ち上がる花京院
「サソリを殺した・・・・・・こぅ この赤ん坊やはりッ!」
叫ぶ花京院
「やっやばいィィィ〜〜〜〜!!」
カゴの影にかくれながらあせる赤ん坊
「ジョースターさん ポルナレフッ 今のを見ましたかッ!やはりこの赤ん坊普通じゃあないッ!」
ダン!
赤ん坊を指差す花京院
「え?」
「え?」
しかしジョセフたちは気づいていなかった
「今 サソリを殺したんですッ!あっという間にピンを使ってサソリを串ざしにしたんですッ」
バッ
赤ん坊を指さしながら懸命に訴える花京院
承太郎がハッとする
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ジョセフとポルナレフは黙っている
「花京院 ちょっと待て!なにを言っとるんだ?」
ジョセフが聞き返す
「この赤んぼはただの赤んぼうじゃあないッ!一歳にもなってないのにサソリのことを知っていて そしてその小さな手で殺したんです!!」
一生懸命訴える花京院
「サソリ・・・・・・!どこに?」
怖そうな顔をしてジョセフが聞く
「そのカゴの中ですッ!!」
赤ん坊の入ったかご
「この中にピンで刺したサソリの死骸があるはずだッ!」
バッバッバッ
赤ん坊をジョセフに持たせて花京院はカゴの中を調べる
ウウ・・・
あせる赤ん坊
「い・・・いない」
いくら探してもサソリが居ないので愕然をする花京院
シーン
「・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
承太郎たちは無言で立っている
「ほ」
振り返って弁明する花京院
「ほんとうですッ!」
花京院はジョセフの抱いた赤ん坊を調べようとする
「どこに隠したんだ!服のどこかかッ!」
ウウウ
花京院に引き剥がされそうになるのを必死でジョセフにしがみつく赤ん坊
「わかった!花京院!もういい やめなさい!」
ジョセフが叫ぶ
「ジョースターさん」
ジョセフは赤ん坊を抱いて向こうに去りながら言う
「やめるんだ花京院 さっきもいったが君はつかれているッ!ゆっくり休んであしたの朝また落ちついて話をしようじゃないか・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
言葉も無く呆然としている花京院

「フーフーフー」
さっきの鍋の中身をスプーンですくい、息を吹きかけて冷ましているジョセフ
「さあ おいちーでちゅよー あーんして あーん」
赤ちゃん言葉で赤ん坊に話しかけるジョセフ
ビクッとする赤ん坊
「グッ!ウグ〜〜〜うう」
赤ん坊は目をむいてスプーンの中の食べ物を見ている
が、口は開けない
「ウググ〜〜〜〜ウグ〜〜〜〜〜ウググ」
大きな目に涙を浮かべながら口を開けずにいる赤ん坊
「んんん〜〜〜〜〜うぐうぐ」
イヤイヤイヤ
首を振る赤ん坊
「オヤァ〜〜〜〜〜?おかちーなー〜〜〜〜〜?おなかがスイてるはずなのにイヤイヤするんでちゅか----?」
ジョセフは赤ん坊に話しかける
「食べなきゃダメでちゅよ----っ また病気になりまちゅよー あーん」
ペロ
ジョセフは味見をしながら言う
「食わず嫌いってやつかな ムリヤリ食べさせてみよう」
ウリウリ
スプーンで赤ん坊の口をこじ開けようとするジョセフ
「ン-------ッ」
苦しみながらも絶対に口を開けない赤ん坊
「やっ やめろ----今は食えねー理由があるッ!」
赤ん坊心の叫び
バ!
「ジョースターさんッ!」
突然花京院がジョセフの持っていたスプーンを奪って捨てながら叫ぶ
「今ッ ぼくは確信したんですッ!どこにサソリの死体をかくしたか知らないが そいつはスタンド使いなんですッ」
必死の形相で花京院は自分の腕をまくる
バッ
「見てください この腕の傷をッ この文字を!これは警告なんですッ!きっと夢の中でついた傷なんだッ!」
『BABY STAND』と書かれたキズを見せながら叫ぶ花京院
それを見て愕然とする承太郎
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・か・・・(花京院おまえ・・・ついに・・・)」
ポルナレフがつぶやく
「OH MY GOD!」
叫ぶジョセフ
赤ん坊の表情
「花京院・・・・・・・その腕の傷は自分で・・・・・・切ったのか?」
承太郎が聞く
「え?」
聞き返す花京院
「ゴ ゴクリ」
ポルナレフが息を呑む
「OH!MY!GOD!」
ジョセフが叫ぶ
「はっ」
ドーン
孤立した花京院
みんなが花京院を奇異な目で見ているのに気づく
「こいつ大マヌケかッ!腕の傷をみせりゃあみんなにアホと思われるのがオチだってのがわからなかったのか〜〜〜〜〜〜」
プ ププ
心の中で考えながら笑いをこらえる赤ん坊
「ま・・・ますます・・・・・・・誤解されてしまったのかッ!」
自分の状況が悪くなる一方なのに気づく花京院
「こ・・・ッ こうなったら・・・・・・・・・・・・・!」
思いつめた表情の花京院は赤ん坊と目が合う
ダッ
駆け出す花京院
ジョセフと承太郎がハッとする
「やむをえんッ!強行手段だッ!」

花京院は法皇(ハイエロファント)を出す
「ハイエロファントグリーン!!」
法皇(ハイエロファント)が赤ん坊に迫る!
ドゴーン!
ヒッ
法皇(ハイエロファント)の姿にビビる赤ん坊
ドスッ!
「!ううっ」
その時!攻撃したのはポルナレフのチャリオッツだった
ポルナレフは花京院を背後から攻撃し気絶させる
「もうだめだ・・・・・・・・こいつ完全にイカれちまってるぜ・・・・・」
ポルナレフがつぶやく
「バ・・・バカな ぼ・・・ぼくは確信したんだよ承太郎 そいつのスタンドは夢の中のスタンドなんだポルナレフ ねむっちゃあいけないんですジョースターさん」
花京院は薄れる意識の中で必死に訴える
「信じてくれみんな・・・・・・・眠ったら殺されてしまうんですッ 信じてくれ ぼくを信じてくれ」
花京院の意識が無くなる
ドド!
倒れる花京院
「やったッ!バレずにすんだぜ!おまえらの負けだッ!仲間を信じない自分に負けたのだ!
おまえらは おまえらで自分の首をしめたのだッ!おれの勝利だ マヌケどもめ!」

ニタア〜〜
赤ん坊がほくそえむ
「もう花京院は旅も戦いも続けることはできねーのか」
ポルナレフが言う
「・・・・・・・・」
承太郎は黙っている
「さあ・・・・・・・彼のことはあすの朝考えよう ねるぞ」
ジョセフが言う
オゴ〜〜〜〜ッ
カゴの中の赤ん坊が変な声を出す
バカッ
口を開けると中にはサソリの死体が!
「オオオエエエエ」
サソリを吐き出す赤ん坊
モバアアア
ベチョ
地面に落ちるサソリの死骸
ス・・・
「これで全員一気に切り刻んで砂漠に死体をバラまくことができるぜーッ」
バ!
赤ん坊はカゴから顔を出してサソリのハサミを口から吹き飛ばす
プッ
バーアァン
寝袋に寝ているジョセフたち
花京院も寝袋に入れられて寝ている(気を失ったまま)
ウハハハハハハハ
「ラリホォォ〜〜〜〜〜〜〜!!」
死神13(デスサーティーン)が大鎌を持って現れる

《つづく》

ますます可哀想な花京院!!
承太郎・・・何も言わないけど花京院の親友・・・というかたった一人の友達なんだから信じてやれよ!
「仲間を信じてやれなかった自分たちに負けた」「自分で自分の首を絞めた」っとことですが
確かにチームで戦うときは互いに信頼しあいつつ、しかし暴走した時は押さえつつ・・・
難しいですね。
前にポルナレフがJ・ガイルの時に一人で戦うとか言って暴走した事がありましたよね
あの時は止めに行った花京院とアヴドゥルでしたが、結果アヴドゥルが犠牲になって・・・
ポルナレフはその時の事があったから、花京院の暴走は自分が止めなくちゃと思ったのかも知れません。
花京院の事を一番信じられなかったからだというのもあるでしょうが。

ジョセフのベビーフードが美味しそうです。
このレシピ、バナナのパンプディングみたいなものですね。
「バナナブレッドのプディング」というマンガがあって、お菓子はストーリーと関係ないんですが「こんなものかな」と作ってみたことがあります。
パンを小さく切って、卵と牛乳と砂糖を混ぜ合わせたプリンのもとをしみ込ませ、鍋で煮る代わりに型に入れて蒸すと美味しいデザートになります。
赤ん坊のゴハンにしては味が濃すぎるかなと思いますが砂糖を減らせばベビーフードになりますね。
ところで「ベビーフードをうまくつくれるお母さんの子は将来食べ物に好き嫌いなく育つね」とジョセフが言ってますが
うちの子は好き嫌い無いですねえ・・・ベビーフードなんかかなりテキトーだった気がするんですが
あれはやっぱし性格と遺伝ですよ。どんなに心を込めたって美味しく作ったって食べない子は食べない。
よそのお母さんが四苦八苦しているのをよく見ましたが、そういうお母さんも好き嫌いが多かったり、反対にまったく無い人も居たりして
ジョセフがこんな風に言ってしまうのは酷な気がしますねえ・・・どうぞお母さんになる人、気にしないでやって下さい。
どんなに好き嫌いが激しい人だって、それなりに成人して社会生活が送れるんですから・・・まあ苦労はしますがそれは自業自得ですから。
そう言えばこないだTVで「生まれてからずっとジャムパンしか食べてない少年」とかやってましたねえ
親はすごく心配しただろうし、苦労もしたと思います。だけど生きてるんですからすごいですねえ。
かと思えば10年以上も一切食事をしないで生きている人までいるんですよ。「食生活って一体何だ」って考えさせられます・・・

そしてサソリ。あんなもの口に入れるなんて!オエエエエエエエエ
露伴がクモ舐めるよりショックですよ。だいたい毒針なんか口に入れたら口の中が腫れ上がっちゃいますって。
前に10センチ以上あるムカデが出たとき、そのムカデを靴下の中に捕獲しても殺せずに
水の中にずっと沈めて置いたんですが(もっと残酷かも)3日や4日じゃあ死ななかったですよ。
あんなオムツ止める安全ピンの一撃で刺し殺せるか疑問ですね。

さて赤ん坊・・・「仲間の救援隊を待つか」とか言ってますがDIOの部下が迎えに来るんでしょうか
この子は完全に親から独立してるのかなあ・・・砂漠でひとりぼっちになることさえ怖くないんですね。・・・恐ろしい子!
次回、全員眠って(一人は気絶だけど)しまったジョースター一行はどんな目に遭うんでしょうか!?
承太郎が「オレだけ寝たフリをしていた」と赤ん坊をシメに来るとかね。やりかねん。(笑)

それでは今週木曜日にはスティール・ボール・ランの『今週のジョジョ」をお送りします。
今月号は何ページなんだろう・・・

アリアリアリアリアリアリアリアリアリアリーヴェデルチ!

ウルトラジャンプにはアンケートはありません。
が、プレゼント応募券に書く項目にはしっかり『面白かった作品の項目が。
というわけでプレゼントが欲しくても欲しくなくても毎号出して『スティール・ボール・ラン』を応援することにします。

[PR]就職、仕事にも県民性が出る?:無料カンタン占いで日払いもアップ