
これは、昔のジョジョをノベライズしてツッコミや感想を書いたコーナーです。
19巻第8話
女教皇 その1
「おい!!みんな 驚くなよッ!誰に出会ったと思うッ!」
バン!
キジだらけで出血しているが思い切り陽気なポーズ&明るい笑顔でみんなに報告するポルナレフ
花京院、ジョセフ、承太郎はハッとする
「ポルナレフ!心配したぞッ!」
ジョセフが叫ぶ
「どうした そのキズは?」
花京院は心配そうに言う
「敵に襲われたのか?」
承太郎はクールに言う
「キズのことはどうでもいいんだよッ!いいか たまげるなよ承太郎ッ! 驚いて腰抜かすんじゃあねーぞ花京院!」
ズズイ
嬉しそうに指をさしながら承太郎と花京院に迫るポルナレフ
「?」
「?」
けげんな表情の2人
次にポルナレフはジョセフに突っかかる
「誰に出会ったと思う!?ジョースターさんッ!」
「?」
不思議な顔をするジョセフ
「なんとッ喜べ!」
もったいぶるポルナレフ
「パンパカパーン」
笑顔で両手を広げ迎えたその人はアヴドゥル!
トォジョーッ
「アヴドゥルの野郎が生きてやがったんだよォ!オロロ〜〜〜ン!」
得意げにアヴドゥルをみんなに見せるポルナレフ
しかしジョセフは何のリアクションもなく足元の荷物を持ち上げる
「さ!出発するぞ」
紹介のポーズのまま固まっているポルナレフの前を通り過ぎ、アヴドゥルは何事も無かったようにみんなと話す
「みんな 荷物運ぶの手伝うよ」
「ようアヴドゥル」
承太郎が言う
「アヴドゥル ひさしぶり 元気?」
花京院も普通に挨拶を交わす
「アヴドゥル もう背中のキズは平気なのか?」
ジョセフが言う
「ああ大丈夫 ちょいとツッぱるがな」
返事をするアヴドゥル
「インドからの旅はどうだった?」
「敵には まだわたしが生きていることは気づかれてはいないはず」
「・・・・・・・・・」
普通に話しているジョセフとアヴドゥルの横でポルナレフはまだ固まったまま唖然としている
「おい ちょいと 待て おまえら」
ようやっと言葉を発するポルナレフ
「2週間ぶりか お互いここまで無事でなによりだったぜ」
「承太郎 あい変らずこんな服きて暑くないのかフフフ」
承太郎まで普通にアヴドゥルとしゃべっているのを見てキレたポルナレフ
「こら!待てといっとるんだよッ てめーらッ!」
ゴォッ
ものすごい形相で怒るポルナレフ
「おい・・・・・・・どういうことだ?その態度は 死んだヤツが生きていたというのに!なんなんだ!?その平然とした日常の会話は?」
ポルナレフがみんなを指さして責めているところを上から見た絵
「お・・・ポルナレフ すまなかったな インドでわしがアヴドゥルを埋葬したというのは ありゃウソだ」
カル〜ク
軽く言うジョセフ
「なっな な なにィ――――ッ」
飛び上がって驚くポルナレフ
「インドでわたしの頭と背中のキズを手当てしてくれたのはジョースターさんと承太郎なのだ」
自分の額を指さすアヴドゥル
地面に転がったまま泣きそうな顔でアヴドゥルを見つめるポルナレフ
「て・・・てめーら インドから すでにアヴドゥルが生きてるってこと知ってやがっておれにだまってやがったのか?」
みんなを責めるポルナレフ
「花京院ッ!てめーもかッ!」
振り返って花京院を恫喝するポルナレフ
「ポルナレフは口が軽いから敵に知られるとまずい 君にはずっと内緒にしていこうと提案したのはこのボクだ・・・・・・・(翌日だがね)」
アッサリ言う花京院
あっけにとられるポルナレフ
ズル・・・
ショックのあまり倒れかけるポルナレフ
「うっかりしゃべられでもしたらアヴドゥルは安心してキズがなおせないからな」
承太郎が言う
「そ・・・そうだ!アヴドゥル!おまえのおやじさんがこの島にいる!おまえが来たことを知らせよう」
ダッ
駆け出そうとするポルナレフ
「ありゃおれの変装だ」
アヴドゥルの言葉に思い切りズッコケるポルナレフ
ドドドォッ
「に・・・にゃにお〜〜〜んッ!」
涙目で横たわるポルナレフ
頭の中で回想
『わ・・・わしに話しかけるのはやめろッ!このわしに誰かが会いに来るのは決まって悪い話だッ!悪い事が起った時だけだッ!!』
『アヴドゥルの死は君のせいじゃあない ポルナレフ』
スッと肩に手を置くジョセフ
「そこまでやるか・・・よくもぬけぬけとテメーら 仲間はずれにしやがって グスン」
「すまんポルナレフ 変装してこの島まで来たのには理由がある」
ポルナレフの肩を抱くアヴドゥル
「敵にバレないためもあるがある買物をしてもらっていたのだよ」
ジョセフが言う
「とても目立つ買物でな アラブの大金持ちを装って買ってきたのよ」
「ある買物?」
「さあ それに乗って出発するぞ―――――ッ!!」
海岸の光景
ドドドドドド
そこにものすごい音を立てて潜水艦が現れる
「うおおおおおお―――――!!」
驚くポルナレフ
ドドドドド
「せ・・・潜水艦 ここまで買う?」
ドドド
「これで紅海を渡るのか」
ハシゴを下りながら承太郎が言う
潜水艦の中にはすでにみんな入っている
「追手から姿を消せるかもしれないが」
花京院が言う
「ずいぶん金のかかる旅行だな・・・この旅はッ! アヴドゥル 操縦できるのか?」
ポルナレフが聞く
アヴドゥルは黙ってパイプの圧力を調節している
「わしもできるよわしも!」
ジョセフが言う
静かに海の中を行く潜水艦
バ――――――ァン
ここで日本からエジプトまでの見開き世界地図
地図にはタロットカードや海に魚、砂漠に太陽やワニなどが散りばめられ今まで通ってきた経路が記されている
トーキョー
↓
ジャンボ旅客機不時着
塔のタロット(タワーオブグレー)
↓
ホンコン
戦車のタロット(シルバー・チャリオッツ)
↓
ヨット・クルーザー沈没
月のタロット(ダーク・ブルームーン)
↓
漂流
↓
貨物船撃沈
力のタロット(ストレングス)
↓
漂流
↓
シンガポール
悪魔のタロット(デビル)
節制のタロット(イエロー・テンパランス)
↓
列車と船でカルカッタへ
↓
カルカッタ
吊られた男のタロット(ハングドマン)
皇帝のタロット(エンペラー)
4輪駆動破壊
バラナシ
女帝のタロット(エンプレス)
↓
ジープ破壊
正義のタロット(ジャスティス)
↓
馬車
↓
カラチ
恋人のタロット(ラバーズ)
↓
船
↓
乗用車のり捨てラクダで砂漠へ
太陽のタロット(ザ・サン)
↓
セスナ墜落
死神のタロット(デス)
↓
ボートクルーザーのり捨て
審判のタロット(ジャッジメント)
↓
潜水艦で紅海北上
その後はエジプトまで矢印が引かれている
潜水艦で紅海を北上しいよいよエジプトへ!
潜水艦の絵
ゴオンゴオンゴオン
花京院が潜水艦の中でコーヒーメーカーを前に引き出しを開けている
ゴオン
中には5つのコーヒーカップ
「1 2 3 4 5 お ちょうどカップが5つあるぞ」
花京院が言う
ゴオンゴオン
「おい!早くコーヒー入れてくれ!のみて――――よぉー」
後ろを向いてポルナレフが言う
「自分で入れろ 自分で!」
怒鳴る花京院
前を向いて操縦しているジョセフと振り返る承太郎
「ン!」
その時アヴドゥルが急に潜望鏡を覗き込む
ゴオンゴオン
海上に潜望鏡が現れる
ウィンウィン
回る潜望鏡の先
ドドドドドド
水平線の彼方に地平線が見える
ドナザサア―――――
海岸線が見える
「おい!アフリカ大陸の海岸がみえたぞ 到着するぞッ!」
アヴドゥルが嬉しそうに言う
潜望鏡を覗こうとするポルナレフ
ガサガサガサ!
アヴドゥルは地図を取り出す
「ここの珊瑚礁のそばに自然の侵食でできた海底トンネルがあって 内陸200メートルのところに出口がある そこから上陸しよう」
地図とアヴドゥルの指
5人の顔が次々描かれる
「いよいよエジプトだな」
ジョセフが言う
「ああいよいよだな」
ポルナレフが言う
「エジプトか・・・・・・・」
承太郎が言う
「・・・・・・・・・・・・」
花京院は黙っている
「ああいよいよだ」
アヴドゥルが言う
6つのコーヒーカップにコーヒーが注がれてテーブルの上に置いてある
「おい 花京院 なぜカップを6つ出す?5人だぞ」
承太郎が言う
丸い小さなテーブルについた5人
「おかしいな うっかりしてたよ 6コのつもりだったが・・・」
花京院がそう言う横でジョセフがカップを手にする
ドピャアア――――ッ
突然ジョセフの持ったカップの形がはじけたように変化し顔と手が現れる
ボンッ
そして一瞬でジョセフの左手首から先を持っていってしまう
「なっ」
叫ぶ残り4人
「なにィィッ」
ジョセフが無くなった手首を見ながら言う
その足元をカエルのような影がすごい速さで跳ぶ
ドス!ドス!
ジョセフの首に自分の指が飛んできて突き刺さる
「ぐっ」
「じ・・・じじいッ!」
承太郎が叫ぶ
ブッシュウゥ――――――ッ
血を出すジョセフの手首と首
倒れるジョセフ
「うおお・・・・・・」
ドギャア―――――ス
カップだったものは醜い顔をした両手のある小さな生き物のような物体に変化していた
体は変形中のようでまだ定まっていない
ビチャッ
それは天井にくっつく
「バカなッ!」
アヴドゥルが叫ぶ
「スタンドだッ!いつの間にか艦の中にスタンドがいるぞッ!!」
花京院が叫ぶ
「ジョースターさん!」
「オラアッ」
ドギューン
承太郎がスタープラチナを出す
シルシルシル
「ブキャアアーッ」
変なスタンドは計器類の中に身を隠す
計器の中にまぎれて体を変化させたらしくどこに行ったかわからない
「き・・・消えたッ!」
ポルナレフが叫ぶ
「いやちがうッ!」
承太郎が言う
「化けたのだッ!この計器のひとつに化けたのだッ!コーヒーカップに化けたのと同じようにッ!」
アヴドゥルが叫ぶ
「ジョースターさんッ!」
花京院はジョセフを抱き起こし叫ぶ
のどかなポルナレフのいじめられシーンから潜水艦内の光景
それが一転して敵スタンドの奇襲&ピンチへ!
一瞬で倒されたジョセフは一体どうなるんでしょうか!?
いやーニセアヴドゥルはニセアヴドゥル父でもあったんですね。ポルナレフ騙されすぎ。
読者もみんな騙されていたわけですが・・・ひどいなあ花京院。みんな彼が仕組んだ事だと言っていいんですね?
やっぱしあの時のポルナレフとの確執は消えてなかったんだと。
ポルナレフは信用出来ないからナイショにしておこうと思ったんですね花京院は・・・まあ無理無いか。
ポルナレフを味方として信頼していないわけじゃなく、ポルナレフの性格を見越してこの作戦に出たわけですね。
カルイからな〜ポルナレフ・・・っていうかバカ?あまりに物事を深く考えて無さ過ぎる。
うっかりしゃべってしまう確率は非常に高い・・・拷問されても口は割らないと思うけど、騙されてしまう確率がものすごく高いのは
また一人でカメオの攻撃に遭ってしまったのと、この一件で明白ですね。
こんなバカ連れて行ったらせっかくエジプトまで来たのに失敗してしまう・・・
そんな予感がするほどポルナレフのバカさ加減が心配です。フォローしてね花京院&承太郎(ジョセフではイマイチ不安)。
というわけで今までの長い行程が大きな地図になっていました。
そうか・・・陸・海・空といろんなものに乗って旅して来たんだなあ・・・順を追って思い出そうとしても複雑すぎて正確には思い出せません。
しかしこの地図を見ればいかに困難で、いろんなスタンドと闘いながらやってきた道かがよくわかりますね。
DIOの刺客も大変だ・・・一体何人殺した&再起不能にしたでしょうか・・・そして巻き添えを食った一般市民は!?
しかしエジプトが見えてもそう簡単にDIOは見つかりそうもありません。なんせ「ラストステージ」なんですから・・・
エジプト上陸前に襲ってきた敵スタンド!
5つのはずのカップが6つある!というのはまるで「座敷わらし」のようですね
そして速攻そのカップに当たってしまったジョセフは本当に運が悪いです・・・というか良かったというべきかな?
だってジョセフの左手は義手。他の人だったら大ダメージになるところでしたが、ジョセフなら元々左手首は無いので差し障りありませんしね。
ところで今思いついたんですが、ジョセフのスタンドがイバラの形だというのはジョセフの手が片方無いからでしょうか
本当は承太郎やポルナレフたちのように『人型』の形態を持っていたのに、発現した時に左手が欠けていたからそこからイバラしか出なかったと。
いや、左手が無いからこそ、手の代わりになり、いろんなものを探知する汎用性のある形態のスタンドになったのかも知れませんね。
さて、カップに化けていたスタンド、小さいながらもすばしっこくてなかなかの強敵みたいです。
物に化けて消えるというのはなかなかコワイ。うっかり操縦桿も握れないじゃあないですか。これじゃせっかく高価な買物をしたというのに
潜水艦まで乗り捨てるしかないんでしょうか?
もうすぐエジプト!なのにこのピンチ!!
たった一人(というかスタンド)で乗り込んできた敵だからこそ、その能力と強さに自信があるに違いありません。
しかしアヴドゥルの変装も、生きてたことを隠してもなあんにもならなかったみたい・・・ですねえ?
だってすでに島にはカメオも居たんだし、潜水艦にはこのスタンドが・・・っていつから入っていたんでしょう!?
それでは来週も『栄光のジョジョ』をお楽しみに
アリアリアリアリアリアリアリアリアリアリーヴェデルチ!
ウルトラジャンプにはアンケートはありません。
が、プレゼント応募券に書く項目にはしっかり『面白かった作品』の項目が。
というわけでプレゼントが欲しくても欲しくなくても毎号出して『スティール・ボール・ラン』を応援することにします。