
これは、昔のジョジョをノベライズしてツッコミや感想を書いたコーナーです。
20巻第10話 『クヌム神』のオインゴ 『トト神』のボインゴ その3
バギ
路上に停まっているジョセフたちのバギー
あたりを見渡しながら工具でカギを叩き壊したオインゴ
ボドン
地面に落ちた工具
コン
それを車体の下に蹴って隠す足
オインゴはポケットから何かを取り出す
ゴゴゴゴゴゴ
それは一個のオレンジ
そして丸くくりぬかれたその中には時限爆弾の装置が隠されている!
『ジョースターたち3人は自動車に乗って アヴドゥルと花京院のいる病院に向かいます』
トト神絵で3人が病院に向かうところが描かれている
『オインゴ兄がその車に「オレンジ」にみせかけた爆弾をしかけていました』
車にオレンジをしかけるオインゴ
『承太郎はふっ飛ばされます 顔がまっぷたつ 血を流してリタイヤだァーッ』
ドバーッ
承太郎の顔が2つに割れて血が吹き出るトト神絵のマンガを読んでいるボインゴ
「ウクケコウヒコウケケケウケコケコケロオウケロオオオフハホッ! ぼっ ぼっぼっぼくのスタンド『トト』は近い未来までしかわからないけど・・・・・・フヒホ・・・」
奇妙な声で笑うボインゴ
「一度印刷に出た予言は もう決して変えることはできないッ!決して!」
マンガを手に自信ありげな笑みを浮かべるボインゴ
「承太郎は必ず爆発するッ!」
丸く切り取ったオレンジの皮に接着剤を塗る手
「仕かけは皮をむこうとして指をつっこんで3秒後!確実になッ!」
ペタリ
その皮をさっきのオレンジ爆弾に貼ってフタをする
「運命は!・・・・・・・」
バギーからちょっと離れたオインゴ
光るオレンジ
「決まったッ!ヒヒヒヒヒ」
笑いながら車の中のオレンジのいっぱい入った袋に爆弾オレンジを混ぜるオインゴ
ザッザッザッザッ
そこにジョセフとポルナレフが戻ってくる
「ムッ」
中に誰か居るのに気づく2人
「そこにいるのは誰だッ!おれたちの車の中にいるのはッ!」
「なっ」
ギグゥッ!
車の外の叫び声にびっくりするオインゴ
「ポルナレフ 承太郎じゃあないのかッ!」
ジョセフが言う
「ちがうぞ!用心しろジョースターさんッ!承太郎は直接病院に行くとさっきオレに言ったんだ!」
ポルナレフが言う
ザザザ
駆け寄ってくる2人
「やっ」
あせるオインゴ
ズザザアアアッ
左右に分かれ車を包囲するジョセフたち
「やばい!やばいぞ!!ジョースターとポルナレフだ!みつかったッ!!」
車から離れて見ていてあせるボインゴ
「おい隠れてんじゃあねーぜッ!」
ポルナレフが叫ぶ
「何者だ 出て来いッ!」
ジョセフも叫ぶ
チラッチラッ
車の影からチラチラとオインゴの帽子が見える
ハッとするジョセフとポルナレフの顔
「出てこいといってるんだッ!こらァーッ」
チラ
まだ帽子しか見えない
「早くしろッ!この野郎」
いらだって怒鳴る二人
「おいおい なにをあわててるんだ」
車の陰から見えてきた目元
それはオインゴの顔ではない
「おれだぜ ポルナレフ」
それは承太郎の顔だった
衝撃を受けるボインゴの表情
「なんだ 承太郎か」
ジョセフが言う
ウッフッフッフッフッフッ! オレのスタンド『クヌム神』は変身できるスタンド 身長も体重も臭いまでも思いのまま 帽子は髪の毛を変化させて つくったぜ!
オインゴ心の声
「しかし どうした? おまえ直接病院へ行くと 言ってたじゃあないかよ」
怪訝な表情のポルナレフ
「え? え え!ああ・・・病院へか」
ドギマギするオインゴ
「・・・・・・・・・・・車に忘れものしてよ 取りに来たんだ サイフだよ サイフを忘れてな やれやれだぜ」
承太郎の口真似までするオインゴ
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
黙っているジョセフ
「承太郎 ガクランはどうした」
ジョセフが聞く
「ガ・・・ガクラン?」
ビクッとしてジョセフの方を振り返るオインゴ
な・・・なんだ なんだ?ガクラン??
「このファッション おめーにゃあ 似あわねえぜ ケケ オインゴって何だ?」
オインゴの服に書いてある字を読むポルナレフ
「・・・・・・・・・・・・・」
あせるオインゴ
「あ・・・ああ服か ガクランね・・・・・ ク・・・クリーニングだぜ!クリーニングに出して金がなくなったってわけさ」
自分を指さして答えるオインゴ
さ・・・さえてる答えだぜ ヤリイ!
「ふーん そうか・・・じゃあ早く車に乗れ 行くぞ」
ポルナレフが言う
「えッ!」
驚くオインゴ
「え!車に? ま・・・まさかッ!」
見ていたボインゴが驚く
まさか・・・まさか・・・こ・・・このままの顔で この車に乗ってたら顔がまっぷたつになる承太郎ってのはモノホンの承太郎じゃあなくて まさか!おっおっおっ おれのことではッ!!
ものすごくあせるオインゴ
ドバーッ
トト絵の承太郎を思い出すオインゴ
ガーン
バカな!
「いや! や やっぱりおれ歩いて行くぜッ」
クルッ!
逃げ出すオインゴ
ガシッ
ポルナレフがオインゴを捕まえる
「なに ひまなこと言ってんだ承太郎!ここからじゃ車の方が早いに・・・」
そう言ってポルナレフはオインゴを車に乗せる
「決まってんだろッ!」
ドンッ
バダム
無理やりオインゴを車に突っ込みドアを閉めたポルナレフ
「オ・・・オインゴ兄ィちゃんッ!」
叫ぶボインゴ
ブロロロオオオオオン
「ウウワワアアアーッ」
心の中で叫ぶオインゴ
ドオオオ
座席でコロコロしているオレンジ
ウッウウーッ
後ろの座席で不安げに頭を抱えながら前の座席のジョセフとポルナレフの後姿を見ている
や・・・やばい 早いとこ この承太郎の変装をやめなければッ ば・・・爆弾で爆裂するのはこのオレになりまうッ〜〜〜〜ウウ〜〜〜ッ
そ・・・そうだ このオレンジを捨てればいいんだッ!
座席に転がる爆弾オレンジ
今はとりあえずバクダンを捨てて また改めて車に仕掛ければ承太郎のときに爆破する
オレンジを拾い上げて窓の外へ
ポイッ
バアーッ
オレンジを路上に残し走り去る車
やった!
フーッ
これでいい!助かったぜ
汗をぬぐうオインゴ
「おい ジョースターさん イギーだぜ 走ってる車に飛び乗ってくるなんて オレンジをくわえてるぜ 盗んできたのかイギー 花京院たちへのいいみやげになるがな」
安心してくつろぎ目を閉じるオインゴにポルナレフの声が聞こえる
目をあけるオインゴ
運転席の窓に顔を突っ込んでいるイギー
その口にくわえられているのは!捨てたはずの爆弾オレンジ
「ウヒィイイイイ」
ものすごい形相で悲鳴をあげるオインゴ
イギーからオレンジを取り上げながら後ろの座席を振り返るジョセフ
「ウグッ」
あわてて口を押さえるオインゴ
「ウヒィ?なんだ 今の声は?おまえがそんな声出すなんてなんか変だぞ」
ジョセフが言う
「い い・・・いや ウヒ・・・ウ・・・ウ・・・ウヒだよ あ・・・あそこにウヒがいるといったんだ・・・・・・」
オインゴはドギマギしながら窓の外を指さす
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ポルナレフが黙ってその方向を振り返る
「モー」
たしかにそこにはウシが居た
「承太郎・・・・なんか 今日のお前変だぞ・・・・おまえらしくねーぜ ビシッとしてねーな・・・・・・・・まさかひょっとして おまえ」
オレンジを持ったままポルナレフが言う
「にせ物じゃあねーだろーなあーっ?」
その言葉に目をむくオインゴ
「グーグー」
イギーは座席で寝ている
「やっ」
帽子のつばに手をやり汗びっしょりでオインゴが言う
「やれやれ なにバカな事言ってんだポルナレフ・・・・・・・・・・病院はまだかな〜〜」
い・・・犬には気づかれなかったが・・・早いとこなんとかしなくては・・・・・・!
オレンジを持った手
ワッハハッハハハ
ブロオオオ
笑い声と車の音
疾走するバギー
「なあ承太郎・・・・・・・・もう一回例の特技やってくれよ」
ポルナレフがタバコを吸いながら言う
「・・・・・・・・・・」
だまっているオインゴ
ドキン!
「例の ? ?・・・・・・・・・・特技ィ?・・・・・・・・」
な・・・なんの事だ・・・
いったい何の事だ!?
ギョッとした顔のオインゴ
「おまえからおれは教わったんだぜ これだよ これ!」
吸っているタバコを指さすポルナレフ
「??こ・れェ・・・・? ? ?」
帽子に手をやるオインゴ
「そうだよ もう一回見せてくれよ たのむ!これをよ」
ポルナレフはタバコを指さす
そしてポルナレフはくわえたタバコを歯と唇の間に挟んでそのまま手を使わず口の中にゆっくりと倒す
パクッ
口を閉じるポルナレフ
「!」
驚くオインゴ
「おっ うまくなったじゃあないかポルナレフ」
ジョセフが言う
「フッ フッフッフッフッフッフッ」
鼻から煙を出しながら口を閉じて笑うポルナレフ
!
ピンときたオインゴ
「あ な・・・なんだ そのことか・・・」
助かった し・・・・・知ってるぜ!そのワザならオレにだってかなり危険だができるぜ な・・・なんの事かと思ったぜ
少し笑うオインゴ
「いいぜ!やってやるよ 簡単だぜ」
オインゴが答えるとポルナレフは言った
「よしっ!5本くわえてやるやつだぜ承太郎!」
パッ
5本の指を出して示すポルナレフ
「・・・・・・・・・・・・」
ゴホッ
オインゴの表情が固まる
「ごっ 5本だとォ----ッ」
驚いて叫ぶオインゴ
「ハハハハハハ 早くやってくれよ もう一回見たいぜ・・・・・・」
オレンジを持ったポルナレフ
ゴゴゴゴ
そのオレンジを見つめるオインゴ
い・・・いかん!承太郎のやつ・・・なんて変な隠し芸持ってやがんだあーっ も・・・もしできなかったら・・・・・
ただでさえ変と思われてんのに ますます怪しいと思われてしまう!
ポルナレフのヤツは今にも爆弾オレンジの皮をむき出しかねねーし よ・・・よしチクショー やってやる!
思いつめた表情の承太郎
「ご・・・5本だな 5本!」
口に5本タバコをくわえ火をつけようとするオインゴ
やってやる!やってやるぞ これしきの隠し芸!!
ジャーン
火の付いたタバコ5本をくわえたオインゴ
ううううう
うなるオインゴ
「ははは」
笑うジョセフ
「はやく はやくやってくれ」
ワクワクと期待した表情のポルナレフ
ブルブルブルブル
震えながらくわえた5本の火の付いたタバコを口の中に入れようとしているオインゴ
やっやってやるとも!やってやりゃあいいんでしょ!よおおおお〜〜〜〜〜し!
オガブルブル
口の中に入りそうなタバコ
オガガ
「あ あづっ 熱」
ものすごい表情のオインゴ
「あ あ あづ-----っ」
火のついたタバコの先
「パクッ」
それを口の中に収納するオインゴ
「やっ」
やったーっ ちくしょう やったぜ どうだ!みたかやったぞー 人間死ぬ気になればなんでもできるッ!
心の中で喜ぶオインゴ
「ほれ さらにそれで火を消さずにジュースを飲んだよな このあいだ・・・」
ビンを差し出すポルナレフ
ドギタウ
驚くオインゴ
「ン ンンンンンン」
汗だくで鼻から鼻水、閉じた口から煙が出てくるオインゴ
ブスブスブス
鼻からも煙が出てくる
「ウッギャアアアーッ」
オインゴの悲鳴
「あっ 失敗したッ!」
「承太郎!大丈夫か!?オーマイゴッド!」
うぎゃあああぁあ〜〜〜ッ
大騒ぎになりながらも疾走するバギー
弟よ!弟よ!ボインゴよーッ!その予言を消してくれ----っ そのページをやぶし捨ててくれ----ッ
アガーッ
タバコを吐いて心の中で泣き叫ぶオインゴ
「オインゴ兄ちゃん!予言は絶対だッ!早く変身を解くんだよ!変身を解けば本当に爆発するのは本物の承太郎なんだよ ガンバッテ!ガンバッテ!お兄ちゃん!」
ドドドドドド
マンガを抱えて車の後を追って走るボインゴ
(つづく)
超ギャグ展開!先週よりもっとバカバカしい事になってまいりました。
何なんですか承太郎の隠し芸って!!こないだどっかで見ましたよその芸!
でもそれはタバコ1本で口の中に入れるだけでジュースも飲まなかったんですが
荒木先生はその5本でジュースってのも見たんでしょうかねえ
それともオインゴを困らせるため、勝手にエスカレートさせてしまったんでしょうか?
どっちにしてもそんな見事な隠し芸をあのクールな表情で承太郎がやってみせるとしたらものすごいインパクトです。
ビールの一気飲みとかもしていたし、案外承太郎ってチャレンジャーっていうか堺正章な人なんですね。
でもってそんな承太郎の知らないところで振り回されている哀れなオインゴ。
今回は車の中でずっと承太郎の姿に変身しているんですが、クールな表情は一瞬だけ
あとはずっと狼狽したり大汗かいたりと酷い表情ばっかりです。
いや〜花京院の偽者のイエローテンパランスがチェリーをレロレロしたりカブトムシを食ったりした時もイメージ大崩れでしたが
今度も本人じゃあないけれどメチャメチャ2枚目が台無しですね。
荒木先生は自分の描くカッコイイキャラをいじめたくなるんでしょうか?イジワルですねホント。そこがいいんですが
そしてオインゴはやっぱりポルナレフやジョセフに怪しまれています。
ガクラン着てないだけで変だと言われてますからねえ。今までどうやってクリーニングしていたんでしょうか
着っぱなし?ポルナレフはともかく花京院まで?あの熱い国々を戦いながら巡っててずっと同じの着たまま?
アリエナイ!!
まーどっか読者の目につかないところで洗ったり着替えたりしているんでしょうが、私服の承太郎はジョセフたちも目慣れないみたいです。
不思議なのはトト神の能力ですね。破って捨てても運命は変えられないのでしょうか?一回印刷になっちゃったのはダメ?
ページ数がどんどん増えて行かないとしたら、過去のマンガは消えちゃうんでしょうけどねえ・・・マンガ家のお兄さんも読み始めたところは少し前からだったし。
どうしても避けられない運命の中でもがくオインゴとボインゴ。こりゃ悲惨なスタンド能力ですねえ
ボインゴの言うように変身を解けばオインゴは爆発しなくて済むはずです。けど一体どうやって!?
正体を出せばジョセフとポルナレフにボコられるのは決定でと思いますし、
病院に行ったはずの承太郎がどうやって(爆発するために)ここに?イギーのように飛び乗って来るんでしょうか・・・?
そんなことはとても出来ないとしたら、やっぱり爆発するのはニセの承太郎=オインゴということになってしまいます。ひいいい
しかし面白いですねえ。ただの予言スタンドなのにこの見せ方。オインゴの変身能力と合わせてこの展開!
無敵のはずの能力で自分の首をしめてしまう哀れな兄弟。いや〜楽しい♪
次回はもうほとんど結果がわかってるだけに、まだどうあがくかが楽しみです。
それでは来週も『栄光のジョジョ』をやります。お楽しみに!
アリアリアリアリアリアリアリアリアリアリーヴェデルチ!
ウルトラジャンプにはアンケートはありません。
が、プレゼント応募券に書く項目にはしっかり『面白かった作品』の項目が。
というわけでプレゼントが欲しくても欲しくなくても毎号出して『スティール・ボール・ラン』を応援することにします。