
これは、昔のジョジョをノベライズしてツッコミや感想を書いたコーナーです。
本サイトも100万アクセスを突破しました。ありがとうございます。
8周年を迎え、これからも毎日更新していきたいと思いますのでよろしくお願い致します。
このコーナーも気がつけばもう10冊をノベライズし上げました。最初は遠い道のりだったと思いますが振り返るとすぐでしたね。
目標はジョジョ全巻ノベライズ!まだまだSBRも続きますし、ジョジョシリーズもこの先があると思いますが
荒木先生の素晴らしい創作スピードにいつか追いつくように頑張っております。
「栄光のジョジョ」はもう完結した部のノベライズですが、ふとあなたが昔のジョジョを読み返したとき
当時どんな事を感じたのかということを振り返られるきっかけになればと思っております。
それでは今回は新しい章に移ります。
21巻第2話 『アヌビス神』 その1
病院の前で何か紙を見ながらブツブツ言うポルナレフ
そばにアヴドゥルと承太郎
「しかし この病院の領収書の数字 アラビア数字つーの?まったくまぎらわしいな この0が5だろ・が0で7が6?」(下の図参照)
そこには不思議な文字で金額が書いてある
「だから この数は46,350エジプトポンド!!高けーっ」
「瞳のところを切られたのではないらしいから キズはすぐに治るらしいよ・・・ぼくが中学のころ 同級生が野球のボールで
眼球をグシャグシャになるぐらいつぶされたが 翌日には治っていたよ 眼球の中の水分が出ただけらしいんだ・・・・・・・」
包帯を目にグルグルに巻きながらも花京院が明るい表情で言う
「数日したら包帯がとれる・・・・すぐに君たちのあとを追うよ・・・・・・・」
ショアァァアー
ナイル上流、河岸の町アスワン
帆のある船が幾艘か浮かんでいる
岸辺には建物
「DIOのいるカイロまであと800kmたらず みんな用心して旅を続けてくれ・・・・・」
ヒュオォォオオオ
その船の中の1つに乗り込んでいるジョセフたち
川の右手には町、左の岸辺には丘の上に何か四角い建物が並んでいる
「エジプトは古代からナイル河を境に陽の沈む方向に死者を葬ったらしい だから すべて町はナイルの東側に集まっている
西側にある建造物はすべて墓か死者にまつわる建物だそうだ」
西の丘を照らす夕日
「敵は西だろうが東だろうが 東西南北おかまいなしに襲ってくるがな」
夕日に照らされるジョセフ、承太郎、アヴドゥル、ポルナレフ
川の向こう側を歩いていく人々
牛を連れた農夫3人組が話しながら歩く
「しかし おまえんとこの子牛よォ まったくなまけ者だよな 力はあるんだがな」
3人のあとをもう一人長い髪を後ろに束ねた若い男が大荷物と鋤を持ってついて歩く
「おい!チャカッ!早く歩けッ!もたもたすんじゃあねーッ」
男の一人が後からついてくる若い男に怒鳴る
「まったくヤクたたずめ だれに似たんだ?」
「へへへ」
「牛も息子もおめーそっくりだよ ハハハハハハ」
笑いながら先を歩く男たち
男の一人はチャカと呼ばれた若い男の父親らしい
鋤をかついだチャカが何かに気づく
それは道に落ちている一本の刀
大きくて立派な刀で柄のところに装飾が施されている
「おい みろよ 刀だ!」
チャカが手にした刀を見て男の一人が叫ぶ
バッ
「よこせ!なんだ 落し物か!?」
チャカから刀を取り上げる父親
「刀だ・・・刀が落ちてるなんて!」
他の男が言う
「こいつはすげえ!高価そーな刀だぜ!」
父親が言う
「おい まわりに誰かいるんじゃあねーか?」
キョロキョロ
あたりを見回す帽子を被った男
「まさかな・・・年代物じゃあねーのか?おい抜いてみろよ 警察にとどけるのか?」
もう一人の坊主頭の男が言う
「バカ!売り飛ばしゃあけっこうな値になりそうだぜッ!」
チャカの父親が言う
チャカは黙って見ている
「ナマクラだったら価値がねーぜ!いいから早く抜いてみろよ」
坊主頭に言われ父親が刀の柄に力を込める
「おう!」
グッ
力を込めて引っ張られ震える刀
うぐっ
ウムム ムムム
ギリリギリギリ
父親は必死になって刀を抜こうとする
「どうした?」
「ぬ・・・抜けねー ビクともしねーぜ」
刀のさやをまじまじと見る父親
「どれかしてみろ」
帽子の男が言う
「おまえはそっちはじを持て」
「おりゃ」
帽子の男は坊主頭と2人がかりで刀を抜こうと引っ張る
アチョーッ
うおりゃあああああっ
坊主頭の体を父親が引っ張り、3人がかりで刀を抜こうとする男たち
「だ・・・だめだ!スキ間さえ見せやしねー」
キッチリとさやに収まっている刀
「おれにもやらせてよ」
チャカが言う
「やかましい!わしにできねーのがおめーにできるか!?」
マヌケ
チャカをなじる父
チャカは背が高いがやせてて弱弱しい
父親のほうがガッチリとして逞しい
「はっ」
帽子の男はハッと自分の手を見る
手のひらの中心が横一文字にスッパリと切れている
パクッ
傷口が開く
ドグゥッ!
一気に血が噴出す
「うあああああっ」
後ろで見ていた坊主頭が叫ぶ
「お・・・おれの手がッ!手が切れている ウワーッ」
手を押さえて叫ぶ帽子の男
「あっ」
驚く父親
「なぜだっ!なぜ!手が切れたんだ!刃はスキ間さえも見せてねーのにッ!柄しかにぎってねーのにッ!」
血まみれの手を見つめ叫ぶ帽子の男
「き・・・気味の悪い刀剣だ・・・・・」
坊主頭がビビる
「ねえおれにも剣をぬかせてくれよ」
騒ぎにもかかわらずチャカが言う
「やかましい!やりたきゃかってにやれっ」
父親が振り向いて怒鳴る
ズゥラァアッ
何の抵抗も無くアッサリと抜き放たれた剣
剣先から光がこぼれるように光る
「・・・・・・・・・・・・」
刀を持っているチャカとその様子をあっけに取られてみている3人
「あっ!」
父親が叫ぶ
「か・・・簡単に抜けた・・・・・おれ・・・全然力なんて込めてないのに・・・・・・」
驚いているチャカ
ウュルオオオン
剣から何か音がしている
「でもなんか・・・」
チャカが言う
ウェルオオオオ
「刀から・・・音が聞こえる様な」
刀の先
刀の柄
ピキィーン
美しく光る刃先
「す・・・すげえ刃渡りだ・・・お・・・おれ刃物に関しちゃあド素人だが・・・・・・こんなに美しい刃物は初めて見たぜ・・・
日本の刀のようだ!まるで冷たい水で濡れてるようだ」
坊主頭の男が言う
「すげえ!こりゃあすげえぞッ!」
父親が叫ぶ
「すげえ拾い物をしたぞッ!やったぜッ!ついてる!」
グイッ
背後からチャカの肩をつかむ父親
「おい よこせ!おめーが持ってんじゃあねーっおれにかせッ!」
「あっ」
ズルッ
チャカが叫んで刀が手からズリ落ちるように離れる
ドスッ!
刀は背後に居たチャカの父親の胸に刺さる
「あっ」
叫ぶ帽子男と坊主頭
「アッ」
チャカが父親を振り返って叫ぶ
「お・・・おい・・・な・・・なんだ?なにしやがるんんん・・・・・・だだっだっ」
父親が胸から血を噴出しながら言う
「知・・・知らない・・・と・・・と 父ちゃんが後ろに立ってたんだ・・・お・・・おれのせいじゃあない!」
あわてふためくチャカ
「アガガガ・・・」
ビクッビク ビク
ビクッ
瀕死の状態で痙攣する父親
「な・・・なにやってんだッ!早くッ!早く医者のところへ連れていくんだッ」
坊主頭が言う
ビクッビクッ
痙攣が伝わって振動している刀
グラリ
その刀が父親を介抱している坊主頭の男の方に揺らぐ
スカ!
刀はその重みで坊主頭の男の頭を横からスッパリと切る
ドッ
倒れる坊主頭
「ひィイイイイイイイ」
それを見ていた帽子の男が叫ぶ
「こ・・・この刀!なんか変だぞッ!まるで!まるで!意志があるようにッ!」
自分の切れた手を見つめながら帽子の男が言う
ウオオルルルルオ
再び柄に手をかけるチャカ
『おちつけ おちつくのだ・・・チャカよ・・・なんでもないのだ たいしたことはないのだ・・・・・・チャカよ・・・』
刀の呼びかけを汗をかき震えながら聞いているチャカ
「な・・・なに者だ・・・・・・どこからか・・・・・・声が聞こえるぞ・・・・・・・」
大汗をかいて左手に剣を持ったまま額に右手をやるチャカ
ウェルオオオ
『おれの名は「アヌビス神」のカード』冥府の神 墓地の守護神を暗示するカードのスタンド!』
チャカの脳裏に浮かぶイヌの頭をしたアヌビス神の姿
おまえはわたしを抜いた・・・おまえはわたしの本体になるのだ・・・・・・・おまえが本体だ・・・・・お前は達人になった・・・
おまえは剣の達人だ・・・おまえは誰よりも強い・・・わたしを使って殺すのだ・・・
下を向けられた剣
ピキイィイイン
アヌビス神と8の数字が描かれたカードをバックに下向きに剣を構えるチャカ
「おやじもこいつも死んで当然の野郎さ!おまえもブッた切ってやりたくなったぞ」
チャカのその表情は妖しく鬼気迫るものがあった
「な・・・なんだと・・・お・・・おいチャカ!や・・・やめろ・・・い・・・いったいどうしたんだ」
切れて血が滴る手を上げてチャカを制しようとする帽子の男
「やめと!ヒーッやめてくれ チャカッ!」
剣を向けるチャカから逃れ牛の後ろに隠れる帽子の男
ドシュウ-----ッ
その牛に向かって斬りつけるチャカ
ドギャーッ
なんと!剣は牛の後ろに居た帽子の男を真っ二つ!胴体を真横に斬って切断した!!
「?」
何がなんだかわからない牛
牛の体は無事
「バ バカな 牛は・・・なんともないのに・・・」
ブワアァァ
血を流し絶命する間際に帽子の男は言う
パチーン
滑らかな動作で刀を鞘にしまうチャカ
バン
ジョースターを殺せ!
ポルナレフをブッた切れ
承太郎をまっぷたつにしろッ
おまえは達人だ・・・剣の達人だ
誰よりも強い
なんでも切れる!
刀を手にして邪悪な笑みを浮かべるチャカ
(つづく)
意志を持つ刀っつーか「妖刀スタンド」。
これとよく似た状況をちょうど今週刊少年ジャンプの「銀魂」でやってますが
刀工がスタンド使いだったんでしょうか、それとも刀にスタンドが宿ってしまったのか
何の関係も無い、どっちかというと大人しそうな青年(少年?)が強力なスタンド使いになってしまいました!
どーすんだ一体!?何の罪も無い人々を殺して・・・いや、殺させてしまって。
それにこれだけで済むならともかく、これからこのチャカはジョースター一行と戦うわけでしょう?
操られていることを見抜かなかったら、DIOの肉の芽に操られているのと同じ状態の罪の無い人間を敵としてやっつけることになりませんか?
でもこの際気がつかないで倒してしまうほうが、罪の意識にさいなまれなくて良いかもしれませんが。(ひでー)
面白いですねー。チャカの顔がどんどん変わっていくんですよ。
最初はホント、背は高いけど子供みたいに無邪気で間の抜けた顔をしてるんですが
刀を抜いたトタンに立ち姿までカッコ良く鬼気迫る感じになっちゃうんですよねえ。
それでもまだ表情は子供のままで戸惑って居たのが
剣の声を聞いて洗脳されると、今度はものすごくクールで美しい顔になってしまうんです。いやーチャカカッコいい!
アヌビス神はけっこう「絵になる」対象を選んでいるんでは無いでしょうか?
ところで道に刀が落ちていたらどうします?もちろん警察に届けることでしょうが
ジョジョ読んでいたら怖くってその刀を手にするのもためらわれますよね〜
全く触らずにそのまま警察を呼んだら、オモチャの刀だったりして・・・いやそれは困りますが。
拳銃とかはモデルガンと改造拳銃と本物の見分けなんかつきませんしねえ〜
誰かを撃ったあとの証拠隠滅とか、密輸品とか、どっかのヤーさんが足を洗うために捨てたとかで
そんなものがコロッとどっかの草むらに落ちていないとも限りませんよねえ。
いや〜みなさん、どうぞこのマンガを思い出してうかつに手なんか触れないようにして下さい。指紋残ってるだろうし。
私は刀や拳銃じゃないですが、注射器が落ちているのを見た事がありますよ。
しかも道端とかじゃなくて、バラエティショップの中で。
いいえ!それはよくある「注射器型ボールペン」とかいうんじゃあ無かったです。
恐ろしくキレイで細身の、赤いメモリと尖った針がちゃんと付いてる本当に注射できるシロモノでした。
それがマグカップとか写真立てとか可愛い縫いぐるみやきれいなボールペンの並ぶバラエティショップの棚の上に置いてあるんですよ?
うっかり触ったら指を刺してしまうようなところにですよ?
それは私がまだ高校生くらいで、まだAIDSとか肝炎とかで感染症の恐ろしさと医療ゴミの危険性が叫ばれていなかった頃の話なんですが
今アレが落ちていたらヤバイですねえ・・・どんなウィルスが付いているかわかんない。
それでなくても覚せい剤とか自家注射するために使うもののようだったし・・・一体何だったんでしょうアレは!?
はい、私はそれをそのままその店に置いてきてしまったんですよ。お店の人に知らせることも無く。
だって怖いじゃないですか、誰が置いたかわかんないし、どっかから見てるかもしれないし
もしかしたらお店のお姉さんがヤク中で、仕事の合間にイッパツ打った時に置き忘れた注射器かも知れないし。(想像力たくましすぎ?)
あー思い出しても背筋が凍るような気持ち悪さですよ。普通の注射器よりもっと細くてキレイで飾っておきたいようなデザインだったので
なおさらそこにフツーに置いて有る事が怖かったです。
と、いつものように関係無い話を長々としてしまいましたが
花京院はたいした怪我でなくて良かったですね。
何でここで戦線離脱させるのか、荒木先生の真意はまだわかりませんが
この先忘れた頃に「ちょうどいいタイミングで駆けつける助っ人」として再登場してくれるでしょう。
うーむ、美味しい奴!
詳しいツッコミは明日の「勝手にギアッチョ」でやります。
それでは来週も『栄光のジョジョ』をやります。お楽しみに!
アリアリアリアリアリアリアリアリアリアリーヴェデルチ!
ウルトラジャンプにはアンケートはありません。
が、プレゼント応募券に書く項目にはしっかり『面白かった作品』の項目が。
というわけでプレゼントが欲しくても欲しくなくても毎号出して『スティール・ボール・ラン』を応援することにします。