
これは、昔のジョジョをノベライズしてツッコミや感想を書いたコーナーです。
21巻第5話 『アヌビス神』 その4の巻
ギリギリギリギリギリ
床屋のオヤジの剣を受けるチャリオッツ
「ポルナレフ・・・・・・・・・こいつはッ!」
承太郎が叫ぶ
「このトコ屋はいったい!?」
「近づくな承太郎・・・・・・・・・・・・」
ギリギリ
ポルナレフが言う
床屋の剣はチャリオッツの頭に食い込んできている
「こ・・・この剣がスタンドだ・・・・・・おまえの『スタープラチナ』の素手の拳でこの切れ味と闘うのはかなりデンジャラスだぜ・・・・・」
ギリギリギリギリ
「トコ屋は本体じゃねえ あやつられてる」
ギリギリギリ
「お・・・おまけにこのスタンドは・・・」
ポルナレフの額からも血が出ている
ドボオ!
「前より強くなっているッ!」
そう言いながら床屋を蹴るチャリオッツ
キックが腹に入り床屋はよろける
グラッ
そして背後の壁に頭をぶつける
「野郎ッ!」
その隙に乗じて攻撃するチャリオッツ
バッキィーン
「おっと」
かろうじて剣の柄で攻撃を受ける床屋
「うおっ」
「クフフフ」
笑う床屋
「うう・・・・・」
ジジィーン
チャリオッツの剣はアヌビスの剣の柄で強く打たれてしびれている
「しびれるか?フフフフフフフ」
不敵に笑う床屋
「もう おまえがどの程度のふみ込みまで耐えられるか憶えたぜ フフフフフ」
ズオオオオ
剣を振りかざして攻撃してくる床屋
「さて〜〜〜〜〜〜〜〜今度の攻撃には耐えられるかな ポルナレフ」
思い切り剣を横向きに回して斬りかかって来る床屋
「ウシャア-----ッ!!」
ドギャアァン
チャリオッツの剣に思い切りぶつかるアヌビスの剣
ブワッ
吹っ飛ばされるチャリオッツとポルナレフ
「うおおおお------ッ!!」
鼻血を出しながら叫ぶポルナレフ
グワシャーン
鏡に激突するポルナレフ
「ポルナレフ!」
叫ぶ承太郎
スカッ
ものすごい切れ味の剣は床屋イスを一撃でバラバラにする
「ウシャアア---ッ」
ドギァーン
そして再びチャリオッツに剣を振り下ろす床屋
チャリオッツはなんとか受け止める
「ウシャアア---ッ」
しかし床屋は攻撃の手を緩めずやたらめったら斬りかかってくる
ドギャ バギャ!ドギャ バギャ ドギャ
床に転がった姿勢で懸命に雨あられと降りかかってくる攻撃を受けるチャリオッツ
「つ・・・強くなっている 一刀ごとに強くなる・・・た・・・耐えられん ふ・・・防ぎきれねえ」
つぶやくポルナレフ
バギャ バキャ
ガシィ!
ポルナレフはとっさに机の上にあったクロス(散髪する時に肩にかける布)を掴む
ブワッ
「ム!」
布に視界をさえぎられた床屋
「今だ くらえィ!」
チャリオッツの顔
チャリオッツの剣芯が飛び出る
ドン!
チャリオッツは天井のパイプに剣芯を当てて跳ね返らせる
ギャン
床屋の後ろから飛んでくる剣芯
カアイィィィン
しかし床屋はこともなげに後ろから飛んできた剣芯を刀で叩き落す
「なにィ〜〜〜〜〜〜」
あっけにとられるポルナレフとチャリオッツ
「おまえの攻撃のパターンは全部憶えた・・・一度闘った相手は たとえ持ち主が変わったとしても絶対に・・・絶対に絶対に絶っ・・・」
そこまで言って息を止める床屋
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
グッとためてから言う
「〜〜〜〜対に!負けなあああああああいィィィ」
ズオオオオ
刀を持って再び向かってくる床屋
「だ・・・だめだ・・・もう剣がねえ!や・・・やばい 承太郎 助けてくれ」
ポルナレフが言う
「『スタープラチナ』・・・」
ズオオオ
承太郎がおもむろにスタンドを出す
そっちに気をとられる床屋
「くゃあッ----ッ」
シュバッ
攻撃の方向を変え、承太郎に向けて剣を振りおろす床屋
ボゴオ
「オラアッ!」
しかし承太郎は剣が届く一瞬先にスタープラチナの拳を床屋の頬に叩き込む
ドグワシャーッ
「あっ」
吹っ飛ばされてウィンドウに飛んでいく床屋
ガラス窓が割れる
「やっ やったかッ!」
ポルナレフが叫ぶ
「いや 全然浅い・・・とりあえず当てるのがせいいっぱいだった」
承太郎が答える
「やばい・・・こいつは強いぜ・・・」
汗びっしょりの承太郎の顔
道にまで飛び出てしまった床屋
しかしすぐに起き上がる
ムクリ
「さすが『スタープラチナ』 うわさ通り相当素早い動きだ・・・・・しかし その動き・・・・・」
承太郎を振り返る床屋
「今ので憶えた・・・」
ゴゴゴゴ
立ち上がる床屋
「・・・・・・・・・・・・・」
絶望的な表情の承太郎
「・・・・・・・・・・・・・」
おなじく口を開けて絶望的な顔のポルナレフ
ジリッ ジリッ ジリッ ジリッ ジリッ
店の外に出た承太郎とポルナレフににじり寄る床屋
後ずさりする承太郎たち
「や・・・やばいぞ承太郎 闘えば闘うほど 攻撃が加速されている・・・・・ つ・・・次の攻撃は 今までのうちで 最大の速度と最大の強さと 最高のワザでくり出されるぞッ!」
ものすごくビビッた顔で言うポルナレフ
ブワッ!!!・・・
飛び上がった床屋
承太郎の表情
ドーン
「ウシャアアアアアア----ッ」
上空から落ちてくるように斬りかかる床屋
「どいてろポルナレフッ!やつは おれを切ろうとしているッ!」
承太郎が言う
「逃げろ承太郎ッ!」
ポルナレフが叫ぶ
「死ねエエエエイーっ!!」
叫ぶ床屋
ブン!
振り下ろされる剣
「オラア」
スタープラチナが飛び出す
バシイィッ
両手で刀を挟んで受けた!
「うおおおおおおおっ-------ッ!!」
空中で刀ごと止まった床屋
「白刃取りッ!ま・・・まさかッ!」
床屋が叫ぶ
バッキィィン
そのまま力任せに刀を半分に折り取ってしまったスタープラチナ
半分残った剣
「や・・・やったァ!」
叫ぶポルナレフ
バァーッ
そのまま姿勢を崩す床屋
「まさか・・・真剣白刃取りをやるとは なるほど スタープラチナの強さは・・・その素早さと正確さだけではなく 承太郎の冷静な判断力のせいだったのか・・・・・・・・」
そう言って倒れ行く床屋
「たしかに・・・・・・・・・・・・・」
シューシューシュー
刀の折れた所から煙が出ている
「憶えた・・・・・・ぞ」
ドサッ
地面に倒れる床屋
驚愕の表情をする承太郎とポルナレフ
「死んだのか!」
承太郎が叫ぶ
「いや!トコ屋は気を失っただけだ!承太郎 その剣にさわるなよッ!ブチ折ったとはいえ スタンドの魔力は生きているかもしれんッ!」
剣を拾おうとする承太郎を制するポルナレフ
床屋は完全に気絶してうつ伏せに倒れている
「抜いた剣にさわったヤツが あやつられるんだ 柄にさわらんようにサヤにおさめよう」
剣のサヤを持って来るポルナレフ
クイクイ クイクイ
地面に落ちたままの折れた剣の先をサヤに入れて収めようとするポルナレフ
パチーン
サヤの中におさまった剣
「フーッ とりあえずサヤにおさめたがどうする? また誰かが抜いたらやばいぜ・・・・・・・・こいつはおれとおまえの能力をとり入れた・・・・・・・・おれたちには もう勝てんかもしれんぜ・・・・・・」
ポルナレフが不安そうにサヤに入れた剣を見ながら言う
「ナイルの河底に沈めるというのはどうだ?」
あせった表情で承太郎が言う
「永久にナイルの河底か・・・・・・・!!そうだな・・・!それはグッドアイデアだぜ!」
明るくなったポルナレフの表情
「コラア!警察だッ!トコ屋でケンカしているという通報があったから来てみれば!」
グイ
突然警官が現れてポルナレフの持っている剣のサヤを後ろから引っ張って言う
「なんだッ!その刀は!?」
驚くポルナレフと承太郎
「あっ」
叫ぶポルナレフ
「本官に渡しなさいッ!」
警官はポルナレフの持っている剣を引っ張る
「なに!お・・・おいやめろッ ひっぱるなッ!」
あせるポルナレフ
ズラアァ
とうとうサヤを引っ張られてポルナレフは剣を抜いてしまう
剣先を見るポルナレフ
ギャーン
ポルナレフの表情が変わる
「バ・・・バカなッ! ポルナレフッ!」
叫ぶ承太郎
(つづく)
来た来た来た来たッ!
とうとうポルナレフが剣を抜いちゃいました!
剣の名手ポルナレフが承太郎相手にアヌビス神を振り回す!しかも承太郎の戦法は憶えられている!!
絶体絶命ですね。
今回の戦いはスピード感が有ってゾクゾクしますよ。
しかしこの刀、ガタイのいい床屋のオヤジが操っているから
チャリオッツが押し負けてもわかるんですが、もし女子供が持ってても勝てるんでしょうかね?
もっと小さなネズミとかが持っても?(持てません)
まさしく妖刀!持つと人を斬らずに居られなくなるという『妖刀村雨』の伝説とか有りますが
「あれがスタンドだったら」という発想から来てるんでしょうね荒木先生。面白い!
そして素手で刀と戦う承太郎!さすがのスタープラチナも刀を拳で受けるわけにいかず
「真剣白刃取り」ですか?
このワザ、伝説じゃあなくて剣法の中で本当に行われているワザなんでしょうかねえ?
もちろんスタプラの素早さと正確さがあるからこそお手の物なのはわかりますが
こんなコト生身の人間がやるのはムチャですよ。手のひら切れます・・・っていうか縦に振り下ろされる力を
真横から挟んで止めるっていうのはよほどのスピードとパワーが無くては。
でも戦場で刀を失くし、敵の刀を奪い取るためにこの技も取得しなくちゃならなかったりするんでしょうねえ。
難しいのは刀を奪い取ったところで今回のように取り憑かれてしまうわけですから
刀にダメージを与えなきゃいけないわけです。
操っている人を倒しても、それは巻き込まれた一般人ですしね。(それでも殺すときは殺すんでしょうけど)
折ってしまった承太郎の判断はさすがです。
でもそれだけでは終わらなかったアヌビス神。不死身のスタンドですね。本体は人間じゃ無いし。
折ってもまだ魔力が残っていたようです。
操られるのがポルナレフだなんてマズイ!まだ承太郎だったら良かったのに・・・か?
あーこんな時にジョセフや花京院はどこでのん気コイてるんでしょうか?
もしかしたら二人もまた別のスタンド使いに出会って戦っているのかも知れませんが。
なんせここはDIOの本拠地エジプトですからね・・・
それでは詳しいツッコミは明日の「勝手にギアッチョ」でやります。
来週も『栄光のジョジョ』をやります。お楽しみに!
アリアリアリアリアリアリアリアリアリアリーヴェデルチ!
ウルトラジャンプにはアンケートはありません。
が、プレゼント応募券に書く項目にはしっかり『面白かった作品』の項目が。
というわけでプレゼントが欲しくても欲しくなくても毎号出して『スティール・ボール・ラン』を応援することにします。