これは、昔のジョジョをノベライズしてツッコミや感想を書いたコーナーです。




ブワアアァアァ
扉絵は巨大な2つの石の座像
--陽の沈む方向は『死者の都(ネクロポリス)』--
石像からすこし離れたところにラクダに乗った人など数人の小さな人影

21巻第8話 『バステト女神』のマライヤ その1の巻

かつて ファラオ(王様の意)たちは
墓泥棒たちからの 盗掘を防ぐために
ナイル中流の奥深い険しい谷に 死後の安住の地を求めた
これが王家の谷である
見渡すかぎりの風景
山と険しい谷 手前に大河
そしてもっと手前に石を並べて作った不思議な形の祭壇とその上に立っている人と座っている人

しかし それでも 何十とある王墓は ことごとく盗掘にあった
そして たったひとつ盗掘をまぬがれて近代まで残ったのか
ツタンカーメン像
有名なツタンカーメン王の墓であるのだ
「この岩山の中にある村は 墓泥棒たちの子孫の村だ」
アヴドゥルが背後の点々とした家々を指差す
「いまだに どこかの家の地下では金銀財宝を求めて 政府に内緒で洞窟を掘ってるやつがいるということだ」
手を前にさしのべアヴドゥルが言う
「まだ発見されていない 墓や財宝があるかな?」
ポルナレフが聞く
「ひょっとしたらな」
アヴドゥルが答える
承太郎は後で黙っていたが口を開く
「ところでじじいはどこへ行った?」
「トイレだ・・・イギーといっしょだから異常があれば気づくだろう」
アヴドゥルが答える
「トイレ?」
ポルナレフが聞き返す
「おまえもいくか?」
アヴドゥルがニヤリとしながら聞く
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
しばらく考えているポルナレフ
「まともな しくみならな・・・・・・・・・・・・」
なにかイヤな表情をしながら答えるポルナレフ

「OH! MY! GOD!」
両頬をおさえて叫ぶジョセフ
ヒュウウウウウウ
足元には地面に浅く掘った穴
その中にしてあるウンコ
穴の両脇には足場になるマークがあって側には砂の入ったカンが置いてある
それを見下ろすジョセフとイギー
カサカサ
風に吹かれてウンコが動く
カサカサカサカサ
風に吹かれてウンコが崩れていく
「空気が乾燥しているから すぐウンコがチリになって飛んで行く・・・・・・『風(ふう)』洗式トイレかァ?」
おののくジョセフ
「OH!MY!GOD!」
サラサラサラ
ジョセフは手袋をはめた手でカンの中の砂をつかむ
「これひょっとして!サンド(砂の)ウォッシュレット!?砂でェェ?」
驚いて叫ぶジョセフ
カンに矢印で作者注「砂漠の砂は無菌なのだ」
「OH!MY!GOD!」
叫んでトイレを出るジョセフ
「ポルナレフじゃあないが ひェェー ホテルまでガマンしよう これならワザワザトイレじゃなくても 岩かげでしてもかわらんと思うが・・・(エジプトでも超珍しいわい)」
そばにイギーが寝そべる
岩にコンセントがくっついている
電線は岩の中に消えている
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・?」
それを見つけ不思議な顔をするジョセフ
「?」
岩の後ろに回るジョセフ
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
見ているイギー
「まったくわけがわからんわい なんでこんな岩にコンセントがうめこまれているんだ 何につかうんだろう?電線だって来てないのに・・・・・・・」
ジョセフは左手でコンセントをさわる
バチィッ
突然ものすごい電流がコンセントからジョセフの体に伝わりジョセフは驚いて吹っ飛ぶ
「うおおっ おおっ」
数メートルふっ飛ばされ下がるジョセフ
「しびれたァー」
叫ぶジョセフ
ドドオォーン
それを見ているイギー
シューシューシューシュー
煙を上げているコンセント
シュー
「ジョースターさん どうしました?そろそろ出発しますよ」
アヴドゥルが岩陰から現れる
「え!?」
倒れたままのジョセフがハッとする
「ああ?わかった行くよ」
シューシュー
まだ体から煙が出ている
「フウー しかしビックリしたわい・・・・・・電気が通っているとは 地中を電線がとおっていたのかな?」
手袋をはめた手を確認しながらジョセフが言う
見ているイギー
「しかし わけがわからん所だ シュールよのォ-------------」
つぶやくジョセフ そばにイギー
遠くに3人の影
ドオォン
一行を見下ろせる高い岩の上に座っている若い女
フードつきの上着を着てそれを頭にゆるくかぶっている
額にサングラス
手袋と濃い色のストッキングをはいていてミニスカートを履いているのか
長い足を組んで体操座りをしている
下着は見えるような見えないような
タバコをくわえ煙をあげている
そして彼女の頭の後ろにはカードの暗示
それは黒猫の顔をし大きなカギのようなものを持ちピアスをしたエジプトの神と4の数字
バステト女神のカード
本体の名は
マライヤ
キュイィーン
マライヤの顔アップ
バステト女神の顔
フーッ
煙を吸って吐き出すマライヤ
パチーン
マライヤは指を鳴らして言う
「触れてはいけない物というのは 触れてしまいたくなるものね」
すると岩についていたコンセントが消える
ボン
あとには煙だけが残る

「プシュウウウゥゥ」
コーラの栓を抜く手
「ジョースターさん どうしたのかい?」
栓を抜いたコーラをジョセフに差し出してポルナレフが言う
ここは河に面した露天のカフェ
「うむ・・・・・・義手の調子がちょっぴりおかしいんだ」
キリキリ
左手の義手がきしむような音を出している
周りにアヴドゥルと承太郎 イギーもいる
承太郎の隣のラジオの音がおかしい
ガーッガーッ
「SPW財団にもらったばかりだが・・・・・・・・まあ指関節の油がきれたせいだと思う」
ジョセフは指を音立てて動かしながら言う
キリキリキリ
ガーガー
後ろで鳴っているラジオ
「おい!チョット そのラジオ ブッこわれてんじゃあないの? ガーガーうるさいからスイッチ切ってくれ」
ポルナレフが言う
「変だなあ?日本製だし 買ったばかりなのに・・・・・・・・・」
ポルナレフたちがコーラを飲んでいたカフェのオヤジがラジオをいじりながら言う
ガーガー
ジョセフの手袋をはめた左手の義手の甲にコーラの王冠がくっついている
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・?」
それに気づいて不思議そうな顔をするジョセフ
「あと2日あればカイロまで行けますが 全員なんらかのケガをしているし 疲労がたまっています 
今夜と明日はルクソールに滞在して 休息をとるというのはどうですか?」

アヴドゥルがジョセフに提案する
「うむ」
ペリ!
コーラの王冠を手の甲から引き離しながら返事をするジョセフ
ガーガー
まだ鳴っているラジオ
「そうしようぜ エジプトに入ってから特にスタンド使いが強くなってきている ギリギリで勝ってるいうと感じだぜ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ポルナレフの言葉に黙っている承太郎
「カイロに入ったときのためにそうするのがいいな・・・・・ただし 油断は禁もつだ ホテルを探そう」
ガタン
そう言って立ち上がるジョセフ
ゴゴゴゴゴゴ
ジョセフの背中とお尻、リストバンドにも王冠がくっついている
ゴゴゴゴ
ジョセフはそれに気づかず立ち去ってしまう
ゴゴゴゴ
ズズズズズ
その後でクルクルと回転している栓抜き
ズーッ
栓抜きはジョセフの後を追うようにテーブルの上を滑っていく
ボトッ
地面に落ちる栓抜き
ブルブルブル
栓抜きは地面の石にさえぎられてそれ以上はジョセフに近づけなくなって震えている
ジャンジャカジャンジャカジャカ
ジャンジャンズン
急に音楽が鳴り出すラジオ
「あっ ラジオが急になおった!あいつらがいったとたん 磁石でも持ってたんじゃあねーのか!?」
カフェのオヤジが言う

ジョセフたちは4人そろって歩いていく
一行の前に何か木の箱を作っている男
「よっ」
ガンガンガン
クギを木に打ち付けている男
「よっ!」
男はクギを4本口にくわえながら作業している
ザ!ザ!ザ!ザ!
ジョセフの歩く音
クギを打とうとする男
「!」
ザ!ザッザッ
男はトンカチをふりかぶったまま動きが止まる
ググググ
「あ・・・あれ?」
振り上げたトンカチが後ろを行くジョセフの方に吸い寄せられる
グイン
その手をもう片方の手で支えて引き戻す男
「お・・・おかしいぞ トンカチが・・・・・・・・・・・・・・・・・・重いッ!」
ガダガダ
次は箱に突き刺してこれから打つはずのクギが動き出す
ガダガダガダ
震えるクギ
グラングラングラン
揺れるクギ
「な・・・なんだッ!く・・・くぎがふるえているぞッ!」
グラッグラグラン
刺さったままくるくる回りだすクギ
ブヂブヂ
すると男が口にくわえていたクギが口の中に入り、頬の内側から外に向かって刺さる
ブッ!ブッ!ブチン ブッ!
4本のクギは頬を突き破って外に飛び出していく
が、クギの頭は扁平なので頬の内側で引っかかる
「ギニッ」
男はそう叫んで顔から血を吹き出しながらうつむく
手から落ちるトンカチ
ググーン
そのトンカチは地面に落ちないで宙に浮く
ドヒャオッ
トンカチはジョセフの方に向かって飛んでいく
ギャアァ
ジョセフの頭に迫るトンカチ
ガシィッ
それを間一髪でつかんで止めたのはアヴドゥル
「!」
異変にやっと気づくジョセフ
「うぎゃああああ!」
クギを打っていた男はうつぶせで悲鳴を上げている
アヴドゥルたちはそっちを見る
「あうううう く・・・くぎが・・・くぎが イテェー〜よォ〜〜〜〜」
後ろ向きでうつぶせになって泣いている男
「くぎ?」
ポルナレフがつぶやく
「おいおい トンカチで指でも打ったかォ!?」
ポイ!
アヴドゥルがトンカチを男の方に投げてよこす
「気をつけろと あぶねーじゃあねーか トンカチふっ飛ばすなんてよ」
ポルナレフが言う
先に行ってしまうジョセフと承太郎
ズン
地面に落ちたトンカチ
「アガガガガー」
頬に刺さったクギから血をしたたらせてうめく男
ゴゴゴゴ
「まったく」
「ブツブツ」
なにか言いながら行ってしまったジョセフたち


(つづく)


特に戦う場面も無いまま淡々と終わってしまったこの回。
やや盛り上げに欠けますが敵の攻撃が有ったようです。
美しい若い女の刺客、マライヤ。
なかなか魅力的なボディと足をしています。
こんな肉感的な女性は・・・承太郎の学校の女医さん以来じゃあないですか?
うーむ、恋の予感・・・はしませんが。

彼女の能力はコンセントを出して触らせてビリビリと感電させ
そしてそのあと磁石にしてしまう能力でしょうか?
かなり強い磁力が備わってしまったみたいです。
頬をクギが突き抜ける描写はどっかで見たと思ったら
6部でプッチ神父の「重力」に吸い寄せられて、柵で体を串刺しにされたメガネ男を思い出しました。
まあここではお笑い風味なんですが、6部はグロくておまけに死んじゃいましたけどねえ・・・
今はこのまま行くとジョセフも磁力のせいで酷い目に遭うことは間違いないでしょう
これがマライヤの暗殺作戦というわけですね。

ところでこのルクソールで1泊するのは何か意味が有るんでしょうか?
みんなが寝ている間にジョセフ一人がエライ目に遭うとか
一晩明けたらメチャすごいことになっているとか
別になんの変哲も無い町のようですが、ひと波乱有りそうですね♪


それでは詳しいツッコミは明日の『勝手にギアッチョ』でやります。
来週は木曜に『今月のジョジョ』をやります。お楽しみに!

アリアリアリアリアリアリアリアリアリアリーヴェデルチ!



ウルトラジャンプにはアンケートはありません。
が、プレゼント応募券に書く項目にはしっかり『面白かった作品』の項目が。
というわけでプレゼントが欲しくても欲しくなくても毎号出して『スティール・ボール・ラン』を応援することにします。

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