これは、昔のジョジョをノベライズしてツッコミや感想を書いたコーナーです。



『セト神』のアレッシー その2

ズリッズリッズリッ
扉絵はウィンドウに映る自分の姿を見て後ずさりする子供になったポルナレフ
ギュッ
自分の鼻をつまむポルナレフ
ウィンドウに映る自分も鼻をつまむ
グググ
ほっぺたをウィンドウにくっつけるポルナレフ
「や・・・・・・やっぱり これがおれだあ〜 子供になっちまっているゥ〜っ」
心の中でそう思いながら承太郎の方を向くと承太郎はもう向こうを向いて歩いて行ってしまい、承太郎とポルナレフの間にはアレッシーが腕組みをして立っている
バン
しかも 大人でいた時の記憶をどんどん忘れちまっていく・・・・・・うすぼんやりとなっていく・・・・・
ダッ
駆け出すポルナレフ
「おっとォアアアアア!逃がさねえぜェ-------ガキ」
ズン
承太郎の所に行こうとするポルナレフを通せんぼするアレッシー
承太郎の後姿は小さくなっていく
「ウクックックックックックックックッ」
ポルナレフを見下ろしながら笑うアレッシー
承太郎は遠くなる
ヒソヒソヒソ
耳打ちするアレッシー
「大きい声じゃあいえねーがな・・・・・・おれは弱い者をイジめるとスカッとする性格なんだ・・・フヘヘヘヘ自分でも変態な性格かなァと思うんだがね・・・でもよく言うだろ?自分で変と思う人は変じゃあないってな・・・だから おれは変じゃあないよな・・・・・子供には絶対負けないという安心感があるしよ・・・」
「名も知らぬお兄ちゃん 助け・・・ッ」
横に飛び出して承太郎の後姿に叫ぶポルナレフ
ボッゴオアッ
しかしアレッシーは強力なキックをポルナレフの腹部にお見舞いする
「ぐぇっ」
腹部を蹴られてうめくポルナレフ
承太郎が一瞬振り返る
しかしそこには誰も居ない
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
なにも言わずに振り返ったまましばらく立ち止まる承太郎
クル
しかし承太郎はきびすを返すとまた向こうに歩き出して行く
ゴシャア---ッ
蹴り上げられ、逆さまに屋根のひさしの裏にめり込んだポルナレフがうめく
「うええ」
「・・・・・ということであるが おれの使命はあくまで おめーらの命を始末すること」
下に立っているアレッシーを見ながらもがくポルナレフ
「うっうっ ひっかかってとれない」
ポルナレフのタンクトップの型ヒモが水道管みたいな金属製の管にひっかかって下に落ちることも出来ず身動き出来ないポルナレフ
ズオオオオオ
アレッシーは服の下から大きな拳銃を取り出す
「残念だがイジめているヒマはないぜ」
キリキリキリ
拳銃の先端を回して調節するアレッシー
「うううう」
天井で身動き取れずうめくポルナレフ
ドンドンドンドンドンドン
上に向けて銃を連射するアレッシー
バスバスバスバスバス
弾丸は残らずひさしの裏に当たる
「ム!」
アレッシーがうめく
チュイン チュイーン
弾丸が何かに当たって跳ね返っている
ゴゴゴゴ
剣を持った手
ゴゴゴ
ポルナレフの背後で睨んでいる甲冑姿の何か
「こいつは・・・・・・『銀の戦車(シルバー・チャリオッツ)』k・・・・・・・まあ子供の時からスタンドを出せたというのはありうること」
アレッシーが言う
「アッ」
叫ぶポルナレフ
「あああああああ こっこのチャリオッツッ! チャリオッツまで子供だァ〜〜〜〜っ!!」
ポルナレフの背後にいるのは何か可愛い子供のような等身の子供チャリオッツ
「パミーッ」
それでも可愛い声で吼えるチャリオッツ
「しっ しかも 力まで弱い気がするッ 剣が折れまがっちまっているゥ〜〜〜〜〜〜」
曲がった剣先を見てあせるチャリオッツ
「おれのスタンド『セト神』の術で子供に戻ったということは 精神力も子供に戻ったということ・・・・・・・つまり『スタンド』も子供時代に戻ったのよ!未発達の子供時代になァ ヒヒヒヒヒ 理解できるかね?」
笑うアレッシー
「うぐ ぐぐぐ」
実はまだ天井に逆さまにハマり込んでいるポルナレフが苦しむ
「理解できたようだね・・・えらいね〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
ビラァ
今度は服の下からオノを取り出すアレッシー
ドン
オノを持ったアレッシーとアレッシーの影になっているスタンド『セト神』の目が地面の影の上で光る
あせるチャリオッツの目
「しかし弱い力ながらも『スタンド』を使えるということは・・・・・・『スタンド』で殺さねばならないということ!」
ズオオオオオオオ
地面のセト神のオノの影が起き上がる
ギャン
「ああっ!」
逆さづりのまま叫ぶポルナレフ
ズオンズオンズオンズオン
アレッシーの影は建物の壁に映ってどんどん大きくなり天井のポルナレフに届きそうになる
そしてオノの部分だけ壁から浮き上がって黒い影のまま実体化している
死ねポルナレフ
オノがポルナレフの目の前に
「ひイイイイイイイーー---------------ッ」
悲鳴を上げるポルナレフとチャリオッツ
グンッ
「もらったあァ----ッ」
振り下ろされるオノ
「OH!NO-----ッ」
こんな時にオノと『OH!NO!』でシャレを言うポルナレフとチャリオッツ
オノが今にも頭を直撃するその時!
ドッジャォオン
ちびチャリオッツが身を挺してポルナレフを守り剣が折れる
バキィーン
「折れたァ----ッ」
グヘヘヘヘヘヘヘ
笑うアレッシー
ドスッ
しかし折れた剣先が運良く(?)アレッシーの首の辺りに刺さる
「え!あっ」
悲鳴を上げるアレッシー
「ぎにゃあああああっ」
「ざ・・・ざまあみろ ねらってやったぜ!」
そう言いながら天井から脱出するポルナレフ
ボテン
天井から落っこちる
「いっ いっ イテエエエエエエエ」
悲鳴を上げるアレッシー
「イテー イテェーよお〜〜〜〜〜ヒーヒー」
首から血を流して叫ぶアレッシー
「ハアハアハアハアハア」
懸命に這ったまま逃げようとするポルナレフ
「!」
そこを通りかかった若いお姉さん
日よけなのか宗教かファッションか大きな水玉模様の布を頭からかぶっている
「ぼうや 大丈夫?」
お姉さんの浅黒くきれいな顔
しかしポルナレフはそれには答えず振り返る
クルッ
そこにあるのは地面にこぼれた血の跡
「ハァハァハァハァハァ」
荒い息を吐きながら考えを巡らせるポルナレフ
い・・・いないッ! あの男 大人が来るとすぐ逃げるヤツだ・・・助かったけど あの男のそこが恐ろしい・・・・・・・・
「ハァハァハァ」
ハアハア言いながらお姉さんの横をすり抜け逃げようとするポルナレフ
「ぼうや待ちなさい」
お姉さんが聞く
「ケガをしているわ どうしたの?」
え・・・あの・・・・・・そ・・・・そのあの」
戸惑うポルナレフ
なにモゴモゴいっているの!手当てしないとダメよッ!あたしのうちで応急手当てしてあげるわ おいで」
ポルナレフの手を引っ張って無理やり家に連れて行くお姉さん
「うええええん〜」
悲鳴をあげながらも宙に浮くようにして連れて行かれるポルナレフ
ハァハァハァ い・・・行くか!・・・・・・・・あの男を追って倒さないと大人にもどれない・・・・・あの男は大人といっしょの時は襲わないから この間にどうやってヤツを倒すかを考えるんだ・・・
戸惑いながらもお姉さんの手にぶら下がるようにして(身長差がありすぎる)連れて行かれるポルナレフ
ゴゴゴゴゴゴ
「う・・・うええ いてえよお〜〜」
血を流しながら涙や鼻水やよだれまで流してうめきながら痛がるアレッシー
うーうーうーうーうーうー
「ちっ・・・ちくしょう・・・ガキになめられて だ だまっていられるか・・・大人の面子にかけて なぶり殺してやるゥ〜〜〜っ」

ドジャーッ
結構立派なモザイクタイルで彩られた浴室
浴槽にお湯が張られていく
ジャボジャボ
水音を聞きながら窓の外の景色を見ているポルナレフ
そこはけっこう高い階のようで窓の外にヤシの木や他の建物が見下ろせる
や・・・やつめ・・・追ってはきていないようだ・・・
ポルナレフの背後でお風呂の温度を見ているお姉さん
ジャボジャボジャボ
「さあ ボーヤ あたしといっしょにお風呂(バスルーム)に来て服をお脱ぎなさい ドロだらけよ・・・ケガしたところを洗って おクスリをぬってあげるわ」
ジャボジャボ
服を脱ぎだすお姉さん
「えっ!」
驚くポルナレフ
ヒラ・・・
長い布が足元に落ちる
胸はブラジャーひとつ
長い髪を1本にまとめたお姉さんのうなじ
ポルナレフのあっけにとられた横顔
そして嬉しそうな正面顔がまた横顔に戻る
「なにボケッとしているの?しょうがないわね・・・・・・おねーさんがぬがしてあげるわ 足あげて ホラ」
ポルナレフを抱きかかえ服を脱がせだすおねえさん
「うわああああ なんだか!なんだか!」
動揺するポルナレフ
「どうしたの?」
その様子を見て戸惑うお姉さん
「な・・・なんでもない」
そう言いながら心の中でポルナレフはこう考える
いや なんでもある スゴくなんでもある なんだかわかんないけど ヒョットしたらハズかしい事をしているよな気分が・・・
「それにそれにそれに ひええええええええッ!!」
いきなり自分の股間を見て叫ぶポルナレフ
「ちいさい これはなんだかわからないけど スゴク悲しい シクシク」
下を向きベソをかくポルナレフ
「さあ・・・あたしの体につかまって!ちゃんとドロを落とさないとね・・・足をあげて」
ギュッ
裸のポルナレフを抱きしめる下着姿のお姉さん
「えっ」
ポルナレフの顔はお姉さんの胸の間に挟まって!
「おおおおおおおッ!!」
涙を流して大興奮のポルナレフ
「しっしっしっ幸せ--------ほんとうに!ほんとに!こんなことしていいの-------っ?」
お姉さんに抱きつき間の抜けた顔で舌をヘラヘラ出しながら喜んでいるポルナレフ
「こんなこと?当然でしょう ちゃんとしないとバイキンが入るわよ あらオチンチンにもドロがついてるわ」
洗面器に汲んだお湯に布を浸してそれで拭こうとするお姉さん
「おおおおおあ----っ!!」
頬に両手を当て喜びで絶叫するポルナレフ
「なんだか!なんだか!すっごく楽しい事をしてる気がするけど 子供だからわからないッ・・・・・・ケハハハハハハハハ」
困ったような嬉しいような顔で笑うポルナレフ
ザン!
その時お姉さんの足元にオノの形の影が!
ドゴゴゴゴゴゴゴ
なんとドアの隙間からアレッシーの影の『セト神』のスタンドだけがオノを持って忍び込み、お姉さんの足元に忍び寄っていた!
「うかれやがって 真っ二つに血ィブチまけてカッサバイてやるッ!」
ドアの向こうのアレッシーが心の中でつぶやく


 
(つづく)


エロポルナレフ!
子供読者が大喜びですよ!
「なんだかわかんないけど嬉しい」「なんかわかんないけど悲しい」というセリフが超おかしい。
子供って下ネタが好きで、お尻とかオッパイという言葉にすごく反応して連呼したがるけれど
それは大人が困ってやめさせようとするのが嬉しくて連呼するんだと思うんです。
だけどやっぱし本能的に、抱きしめてスリスリしてもらったり
両手でつかんでパフパフしたりする気持ち良さは、赤ん坊の頃からあるんですよね。
大人になるにつれ、「それは恥ずかしいことだ」「人前でやっちゃいけない」という感覚が芽生え
そうやって性行為が隠された「大人だけの秘密」になっていくわけです。
お姉ちゃんは「子供だから無邪気」「子供だから何も知らない」ことを前提に
もし大人ポルナレフにそんな事をしてやった日にゃ大変なコトになりかねない行為をしてくれたわけです。
本当かポルナレフ?本当に大人の時の記憶を忘れているの?そのスケベ顔は天性のもの?

しかしこのお姉さんは優しい人ですね。昔隣の家の男の子(小学校低学年)が自転車でスッ転び、ひざを血だらけにした時は
あわてて家に連れて帰ってお母さんに手当てさせました。ええ私もその時幼稚園くらいでしたから。
ああ雪彦くん今頃どうしてるかな・・・1コ年上ですが私の初恋ですね・・・彼は転んでも泣かない強い子でした。
私が彼の家で転んで頭打った時は血ィ流してワンワン泣きましたが。
しかし見知らぬ子供を家に帰って風呂に入れて手当てしてやるなんてなかなか出来ませんよ。
しかも言葉が通じるかわかんない外国人の子供を・・・
みなさんはぜひ、このお姉ちゃんのような母性本能、いや博愛精神を以って全ての子供を守ってやって下さいね。

だけどアレッシーはポルナレフを狙ってきます。恐ろしい影が迫っています。
怖いですよね影鬼って遊びがあって、それは影踏みと同じだったと思いますが
影でもって人を捕まえた事に出来る鬼ごっこがあったら、それはそれでけっこうコワイと思います。
夕焼けで伸びた影がすごく遠くから迫ってきたら怖いですよ。
影は壁とか伝って上に届きますし、太陽が雲に隠れた時は見えなくなって、日がさすと急に現れるし。
影から飛び出すブラックサバスも嫌なスタンドでしたよねえ・・・
そしてただの影と違って、相手の影と重なるとその相手が幼くなってしまうという能力!
命がけの影踏みが始まるんでしょうか。怖い。

それでは詳しいツッコミは明日の『勝手にギアッチョ』でやります。
アリアリアリアリアリアリアリアリアリアリーヴェデルチ!



ウルトラジャンプにはアンケートはありません。
が、プレゼント応募券に書く項目にはしっかり『面白かった作品』の項目が。
というわけでプレゼントが欲しくても欲しくなくても毎号出して『スティール・ボール・ラン』を応援することにします。

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