
これは、昔のジョジョをノベライズしてツッコミや感想を書いたコーナーです。
『セト神』のアレッシー その3
扉絵は風呂場でお姉ちゃんに抱っこされはしゃいでいるポルナレフとドアの下から入り込んでオノを持った手を立ち上げたアレッシーの影のスタンド『セト神』
ズオオオオオ
シュキィーン
お姉ちゃんの背後でオノが光る
クルッ
振り返るお姉ちゃん
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
しかしそこんは誰もいない
影も無い
スッ
シャンプーの容器を取るお姉ちゃん
ウニウニウニ
「でへでへでへ」
お姉ちゃんの胸を触りながらイヤラシイ顔で笑う子供になったポルナレフ
「なに にやにや甘えてるの?」
お姉ちゃんが言う
「さっ 頭洗いますからね」
「えっ!わ------っ やだやだやだやだやだ シャンプーはきらいだよォー」
腕の中で暴れてごねるポルナレフ
「目にしみるからやだよォー」
頭を押さえて足をバタバタするポルナレフにお姉ちゃんが言う
「ジャンケェーン」
お姉ちゃんはグーの手をチョキにする
「ホイ」
思わず自分もジャンケンしてしまうポルナレフはグーを出す
負けたポルナレフ
「モーンキモンキーモンキー」
お姉ちゃんがチョキを出したまま唱える
「モンキィ ドゥ!」
サッ
二人同時にお姉ちゃんは耳、ポルナレフは目を押さえる
「モンキィ ドゥ!」
サッ
次はお姉ちゃんとポルナレフが同時に口を押さえる
「ムキィーッ」
揃ってしまって負けたポルナレフは床に転がる
「うわーっ負けたァ!ヒクヒク」
ゴシゴシゴシゴシ
シャンプーされているポルナレフ
「わーっ」
ポルナレフは目を閉じている
以下二人の会話
「しみるのかい?」
「うん----目にしみるよお----」
ポルナレフの目元まで泡が来ている
「じゃひとりで洗えるかい?」
「うん 洗えるよォ」
「ふーん えらいねェ〜〜」
「!」
ゴゴゴ
「・・・・・・・・・・・・・!?」
どこかで聞いたセリフに困惑するポルナレフ
ゴゴゴゴゴゴ
少しずつ目を開けるポルナレフ
ドォーン
ポルナレフをシャンプーしていたのはお姉ちゃんではなくて、アレッシーだった!
「うけけけけけ もう一回言うぜ えらいねェ〜〜〜〜〜」
「げェ----ッ バ・・・バカな!きっきっ きさまッ!」
ポルナレフが叫ぶ
ギャン----ッ
アレッシーの背後にオノを持った影『セト神』の腕
「!」
驚いたポルナレフはスタンドを出す
「『チャリオッツッ!』」
バゴオーン
大きなオノに立ち向かう小さな子供チャリオッツ
ズドオォン
「うげっ」
しかしチャリオッツはあっさりオノに撃退され壁に激突
バキバキバキ
しかもその左腕はオノと壁に挟まれて食い込んでいる
「うっうっうっ」
オノが少し食い込んで血がにじむチャリオッツの腕
「うがああああーっ」
ブシュッ
本体のポルナレフの腕からも血が吹き出る
お・・・お姉ちゃんがいない・・・・・・・お姉ちゃんはどこだ? ほんの今までお姉ちゃんがここにいたのに!?叫び声もあげさずにお姉ちゃんをどうしたんだ?
風呂場を見渡すポルナレフ
お姉ちゃんはどこだ!?
心の中で探しながらポルナレフはアレッシーに捕まっている
「ポルナレフ シャンプーで目がしみるっていってたなあ?」
チャリオッツはセト神のオノで壁に固定されている
片手をケガしているポルナレフはアレッシーに捕まり両手で今にも首を絞められそう
「そんなに目にしみるのなら・・・・・・・・・・・・」
ガボォッ
アレッシーはすぐ後ろの浴槽にポルナレフを掴んだまま頭から沈める
ガバガバ
「たっぷり洗いながしなッ!よお〜くね」
ガバガバガバ
口から空気を吐き出す湯の中のポルナレフ
ガバガバガバ
浴槽の底に押さえつけられて身動き出来ないポルナレフ
子供だから腕の長さが た・・・足りないッ!腕の長ささえあれば こいつに目つきをくらわして脱出するのにィ〜〜〜〜〜〜ッ
心の中で叫びながら苦しむ
「こ・・・うっうっうう」
湯から出ても虚空を掴んでもがくだけのポルナレフの左手
ガボガボ
ポルナレフの左手は再び湯の中に入り風呂の栓をまさぐる
それを引っ張るポルナレフの小さな手
風呂の栓が抜ける
ガボガボ
湯が抜けていく音
「栓をぬいたか・・・・・・・クソ だがね」
アレッシーの両手はポルナレフの頭を掴んでいるので塞がっている
ズルズル
しかしアレッシーはポルナレフの頭を移動させ栓の代わりに排水口をふさぐ
シュゴーッ
お湯と一緒に排水口に吸い込まれるポルナレフの髪
「あっ」
「ヒヒヒヒ こうすれば 湯がぬけて呼吸ができるまで 時間がかかるね 5分か10分ぐらいかなァ チャリオッツはカベにはりつけだしな!」
冷たい表情のアレッシー
ガボガボガボ
水の音
「絶望ォォォォだねッ!」
アレッシーはポルナレフを湯船の底に押し付ける
「とどめを刺してやるぜェ-------ッ ウシッ!ウシッ!ウシッ!ウシッ!」
「グ・・・・・・・」
オノでカベに左手をはりつけられ瀕死のチャリオッツ
「ウシッ ウシッ」
湯の中で白目をむいて気絶しているポルナレフ
「ククククク 手も足も出ねえとはこのことだな ああ?ポルナレフゥーグヘヘヘヘヘヘ」
アレッシーの言葉に湯の中のポルナレフの表情がニッコリと笑う
ウットリ
プカァ・・・
何かがアレッシーの手元に浮かび上がる
「?・・・・・・・・な・・・なんだこれは?」
アレッシーはそれが気になる
ピトッ
アレッシーの腕にくっつくソレ
「??」
アレッシーはそれが何かだんだんわかってくる
「あっ・・・まさか・・・まさかッ! この形 この色 てめえ・・・・・・お・・・おとななら 恥ずかしくって絶対にできねえ!」
叫ぶアレッシー
バシャアッ
ポルナレフの足が水面を蹴り『それ』を跳ね上げる
「でえええええええええ〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!! このにおいはッ!!やっぱりッ」
飛んだ『ブツ』はアレッシーの顔に!
「バッチィィィ------っ」
必死でそれを振り落とすアレッシー
「しやがったああーっ」
バアーッ
湯船から顔を出すポルナレフ
「ハァハァハァハァ 手も足も出なかったけど 出してやったぜ!ざまあみろ!」
ポルナレフは叫ぶ
「な・・・なんてことしやがる-----ッ て・・・てめえ 人間の基本道徳というものがないのか?主人公なら絶対に考えもしねえ行為だぜ・・・ぜんぜん エラくないッ!エラくないッ!」
目に涙を浮かべてわめき散らすアレッシー
「お・・・お姉ちゃんは・・・・・どこだ!?お姉ちゃんをどおした!?」
ポルナレフはアレッシーを問いただす
「どこだッ!?」
ガチャッ
アレッシーが答えないのでポルナレフはそこらじゅうを探し回る
浴室のドアを開け向こうの部屋を見に行く
ゴゴゴゴゴ
何も言わずに腕組みしてポルナレフの様子を見ているアレッシー
「ハァハァハァハァハァ」
ゴゴ
家中見てきたらしいポルナレフが戻ってくる
「ククク どおしたと・・・・・・思うね?」
不気味な表情でポルナレフを見下ろすアレッシー
「おっと!お互い足もとに気をつけようぜポルナレフ ふんづけて彼女を殺しちまうかもしれねえからよ」
ポルナレフとアレッシーを上から見た構図
二人の間にはお姉ちゃんの着ていた下着が落ちている
「えっ」
驚くポルナレフ
床の下着に目を落とすポルナレフ
そこには畳まれもせず無造作に落ちているお姉ちゃんのスリップとパンティ・・・・
ゴゴゴゴゴゴゴ
下着のアップ
ゴゴゴゴゴゴゴ
その中に何か小さい肉の塊のようなものがうごめいている
ウギウギウギウギ
モゾモゾ
まるで芋虫のように小さな手足しかないそれは・・・・
モゾモゾ
「ウギウギウギウギウギウギ」
モゾモゾ
それの頭は大きく目のようなものがついている
「ま・・・まさか・・・こ・・・これがッ!そんなまさか」
それを見て愕然とするポルナレフ
ドオオン
「ニー」
アップになったそれは、まだ母親の胎内で1ヶ月ほどしか育っていない人間の胎児
腹部には小さなヘソもついている
「おれのスタンド『セト神』の影と交わった者は・・・・どんどん若返る・・・・・・・ポルナレフ・・・・・・・・・・おまえの場合は一瞬で攻撃に気づきジャンプして逃れたから7〜8歳の年齢ですんだが」
アレッシーが言う
「この女は十数秒交わったのだよォ-------ッ!!胎児まで 戻ったのだョ-----ッ ウけけけけけけけ!今はまだ生きているが 母親の母体内ではないから 当然 胎児は じき死ぬ!」
モゾモゾ
「ニーッ」
小さな手を添えて小さな胎児の口元が笑ったように見える
「この女・・・おめえにおさっかい焼くからこんな目に会うのよッ! バカよのォ〜〜〜〜〜〜」
指差すアレッシー
「うわあぁああぁあぁぁ」
裸のまま叫ぶポルナレフ
「こ・・・・・・・・・・lこ・・・・・・・この外道がッ!」
アレッシーを指さして叫ぶポルナレフ
「フフン ホホ」
下を向いて笑っているアレッシー
足もとから影が伸びている
「は!」
足もとを見るポルナレフ
影には『セト神』の目と尖がったツノ
ドシューッ
慌てて飛び下がるポルナレフ
「フフフフ また一瞬交わったぞ! また もっと若返るぞ・・・4歳ぐらいまで 小さくなるからポルナレフ」
バ!
急いで隣の部屋まで飛び下がるポルナレフ
グググッ
ポルナレフの体がまた縮む
「しまった うわっ」
グン!
「うわあああああ こ・・・・・・・・こいつを」
あせるポルナレフ
「こ・・・こいつを・・・・・こいつを!早く倒さなければ お姉ちゃんは・・・・・・・死ぬ・・・!」
ドン
(つづく)
天国のような状況から一気に悪夢に!!
あのきれいで優しかったお姉ちゃんに何てことするんですかクソ外道のアレッシーは!
昔『メルモちゃん』という手塚治虫のマンガで、赤いキャンディを舐めすぎると赤ん坊に戻る主人公が
他の動物に変身する時は胎児まで戻ってからまた青のキャンディで成長するんです。若干ムリがある気がしますが・・・
ともかくこの空気中というか、『外の世界』には存在していてはならない胎児という生き物!
カンガルーの赤ちゃんはそんな状態で生まれて、モゾモゾと自力で母親の袋まで這い上がるといいますが・・・
パンダの赤ちゃんはほとんど胎児のような未熟な状態で生まれて、なんとか時間をかけて白黒の毛が生えた可愛い子パンダにまで成長するんですが・・・
人間のは母親の胎内で必要以上にしっかり育たないといけない生物なので、当然そんな生命力はありません!
ああ大変!殺さずにそんな状態にしてしまうアレッシーのなんて残酷な事!!
そしてスタンドのなんと恐ろしいこと!!
ポルナレフもまた1〜2歳小さくなってしまいましたね・・・前が5歳くらいだから今は3歳ってトコでしょうか・・・?
3歳というと幼稚園の年少さん。
スズキのバイオリン教室はこの年から始めるんですが、正直マトモに立っているのだって出来ないほど幼いです。
言葉はかなり達者な子供がいますが、うちの子は2人ともほとんどしゃべれませんでしたね・・・オシッコはなんとかオムツが取れた頃かな?
それはそうとポルナレフのウンコ!
いくら下ネタ担当とは言え、とうとう自分でウンコしちゃいましたか!いや〜子供で良かった!!いや良かないよ!
湯船に沈められてその状態で出したということは、自分もウンコと一緒にお風呂に入っていたということで・・・
うわーすごい作戦。肉を斬らせて骨を絶つというか、死なばもろともというか・・・いやウンコじゃあ死にませんが。
そう、ウンコ攻撃ではアレッシーを撃退出来なくてこれからもピンチのポルナレフ
しかもお姉ちゃんを早くなんとかしなければ死んでしまう!
いや〜コワイですね『セト神』。だけどジョセフなら一瞬影と交わるのはいいかもね。
ああ2部の頃のジョセフがもう一度見た〜い!!!!
それでは詳しいツッコミは明日の『勝手にギアッチョ』でやります。
アリアリアリアリアリアリアリアリアリアリーヴェデルチ!
ウルトラジャンプにはアンケートはありません。
が、プレゼント応募券に書く項目にはしっかり『面白かった作品』の項目が。
というわけでプレゼントが欲しくても欲しくなくても毎号出して『スティール・ボール・ラン』を応援することにします。