これは、昔のジョジョをノベライズしてツッコミや感想を書いたコーナーです。


扉絵はピラミッドをバックにポーズを取る4人と1匹
承太郎がナナメに立っててその後ろにジョセフとポルナレフ
少し離れてアヴトゥルという構図

手前にスフィンクス、後ろにピラミッドという壮大な風景
パァアアアァァアァア
『朝は4本足 昼は2本足 夕方は3本足 それはなんだ?』
ピラミッドを守り続ける旅人に質問した 『答えは人間・・・』
四角の中にハイハイする赤ちゃん、立って歩く大人、杖をつく老人が描かれている
答えができない人間はスフィンクスに食い殺されたと伝説にいう


ジョセフ・ジョースターたちは日本から はるか3万キロ ついにカイロに到着した・・・
しかしDIOというピラミッドに着く前には あと数人のスフィンクスが立ちはだかっているのだ

ここはカフェのカウンター
横一列に並んだ4人と向かい合った太ってハゲ頭の店員
「ようこそ 外国の方・・・何にします?」
店員が聞く
「 ようこそ 外国の方・・・何にします?」
「たずねたいことがある」
ジョセフが言う
パサ!
一枚のポラロイド写真
そこには建物が写っている
「わしらはその写真の建物を探している どこか知らんかね?」
ジョセフが聞く
あとの4人は無表情
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
黙っている店員
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
ジョセフはカフェの他の客にも写真を見せるがみんな黙っている
ジョセフたちはくたくたに疲れていた 到着してから一日中 ずっと写真の建物を探していたのだ
この写真は ジョセフが念写した 現在DIOがいる館だ
DIOはアジトを変えSPW財団の調査からゆくえをくらました・・・・・・
DIOはどこにいるのか?あと数日のうちにさがしあてなくてはならない

2つの大きなピラミッドをバックにした砂漠に建つカフェ

「外国の客人・・・・・ここはカフェですぜ なんか注文して下さいよ」
さっきの場面に戻って店員が聞く
4人の顔
「それもそうだな アイスティーを4つ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
アイスティーを注ぎながら写真を見る店員
「やっぱり知りませんや・・・・・」
背を向ける店員
グググーッ
アイスティーを一気飲みするジョースター一行
う〜〜〜〜〜〜
ポルナレフのあせった表情
カイロの人口が600万人 建物だけでも2〜300万ある みつかるのだろうか
ジョセフのあせった顔
必ずいる・・・知っている者がいるはずだ・・・・
アヴドゥルのあせった顔
・・・・・・・・・・・・・・・・・
承太郎は無言だが少し汗をかいている
「いくぞ・・・聞き込みをつづけよう」
4人は横並びでカフェを出て歩き出す
「その建物なら・・・・・知ってますよ まちがいない あの建物だ」
さっきのカフェの中から誰かが声をかける
「えっ!」
振り向く4人
ググーン
声をかけた人物はカフェの後ろのほうのテーブルに座っている
顔は影になっていて良く見えないが目の前に酒のビンとグラスを置き何かカーソを操っている
シュシュシュシュ
男の手元アップ
繰っているのはトランプのカード
シュッシュッシュッ
シュアアー手の中でたくみにきられるカード
トン!
そしてカードはきれいに揃えられテーブルに置かれる
その男は揃ったカードの束の上に手を置く
ズアアアアーッ
そしてクルリと手を動かし一瞬でテーブルの上にトランプをきれいに輪にして並べる
ピッターッ
手が止まる
ジャン!
男の顔がはっきりと描かれる
ウェーブがかった短めの髪を真ん中で分け口ひげをたくわえた30歳くらいの男
目の下には模様のような逆三角が口に向けて描かれている
「きっ 君かッ!?今しゃべったのは?今知っていると聞こえたがッ!」
ジョセフがあせった様子で聞く
「はい・・・たしかに その写真の館なら どこにあるか知っていると言いました」
男が答える
「なんだってーッ本当かッ!」
ザン!
ジョセフが叫ぶ
また店になだれ込むジョースター一行
「そいつはありがたいッ!」
アヴドゥルが言う
「やったッ!こんなにあっけなく写真の場所がわかるなんて 俺たちラッキーだぜ!」
ポルナレフが叫ぶ
「・・・・・・・」
男は黙っている
「どこだ!?教えてくれ どこなんだ?」
ジョセフは嬉々として男に聞く
「・・・・・・・・・・・・・・」
男は黙って手元のカードをいじっている
ピン!
男の指がカードをはじく
ブワァ!
すると全部のカードがテーブルから浮いて立つ
スターッ
そして全部のカードが2枚ずつたてかけ合ったようになり輪になったまま立つ
「無料(タダ)で教えろというんですか?」
男は横目で見ながら怪訝な表情で言う
ハッとするジョセフ
そして他の3人もじっと男を見ている
「そ・・・それもそうだな 悪かった」
ジョセフはお金を取り出す
「10ポンド払おう さ・・・どこなんだ?」
すると男は札の方を見ずに笑う
「ウフフフフフフ」
ススッ
男の手が動く
ピシッ!
すると手の中に1枚のトランプが現れる
それはスペードのエース
そのカードを黙ってみているジョセフ
「わたしは賭け事が大好きでね くだらないスリルに目がなくってやみつきってやつでして・・・・・・」
男は話しだす
「ま・・・大かたはギャンブルで生活費をかせいでいるんですよ あなた 賭け事は好きですか?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・?何を言いたいのかわからんが」
ジョセフが聞く
「賭けがきらいならきらいとハッキリ言ってください」
男は言う
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・だから何を言いたいのかと聞いているんだ・・・・・・・・」
ジョセフが言う
「だからね・・・わたしとチョッとしたつまらない賭けをしてくれませんか?あなたが勝ったら無料(タダ)で教えますよ そこの場所をね」
片手で頬づえをつきながら言う男
ゴゴゴゴゴゴゴ
ピラミッドとスフィンクス
「賭け?賭けなら自信あるが 今わしらはポーカーなんてやってる時間はないんじゃ いそいでいるんだ もう20ポンドやるから教えて欲しい・・・」
ジョセフは札をまた取り出しながら言う
「賭けなんてもんは何でもできるんですよ 時間はかかりません たとえば」
カードを1枚持ったまま男は言う
「あそこのへいの上をみてください 猫がいますね のんびり歩いてる」
建物の外に目を移すとそのような風景が見える
ス!
男はテーブルの上に有った皿の上から酒のつまみを手に取る
ポイッ
そしてそれを外に投げる
地面に落ちた2枚の何か薄っぺらいもの
ポケー
それを見るとも無く見ている猫
「さあ!今から あの猫は どっちの魚のくんせいを先に食うか賭けませんか?右か!左か!どうです?つまんないけどスリルあるでしょう」
猫はまだ塀の上にいる

「おい!メンドくさえ野郎だぜ!!さっさと30ポンド受け取ってさっさと教えろよッ てめーッ!!」
つっかかるポルナレフ
「ポルナレフ 教えてもらうのにそんな口をきくんじゃあない」
いさめるジョセフ
「OK!おれが賭けてやるぜ!右の肉だよ 右ィ!」
バン!
テーブルを叩いてポルナレフが言う
「グッド!楽しくなってきた じゃあ私は左に賭けましょう」
男が言う
「おいおい・・・」
ジョセフがつぶやく
塀の上の猫は肉に気づく
「おや!猫が魚のくんせいに気づきましたよ」
クンクン
猫の鼻が動く
「おい承太郎 こいつあやしくないか・・・」
アヴドゥルが承太郎にささやく
「ああ・・・敵『スタンド』使いかもしれんな・・・だが『ただのギャンブル・クレイジー』かもしれん」
「承太郎 少しでもこいつが妙な気配をみせたらスカさず『スタープラチナ』をたたきこめ・・・」
「わかってる」
言葉には出さずに(スタンドで)心の中で会話している様子の2人
「ところで」
ポルナレフが言う
「おれが負けたら おめーに何を払うのかね?100ポンドくらいかよ?」
ニヤニヤしながら言うポルナレフ
「金はいりません・・・・・・魂なんてのはどうです? 魂で・・・フフフ」
笑いながら不気味なことを言う男
「ケッ!フザケやがってキザな野郎だ こんなヤツのいる所一刻も早く立ち去りたいぜ」
頭を抱えてうっとおしそうな顔をしながら心の中でつぶやくポルナレフ
「猫がきましたよ」
猫が地面に下りる
「音をたてないようにあなたがたの犬をおさえていてください」
猫は2つの肉におなじくらいの距離をあけた場所に下りる
猫はゆるいカーブを描いて右の方にある肉に近づく
トコトコトコトコトコトコ
肉までもう少しの猫
「右だ・・・へへ あのニャンコ右へ行くぞ・・・」
ニヤニヤしているポルナレフ
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
黙っている男
ジョセフと承太郎、アヴドゥルの顔
「おれが猫なら 大きい肉を選ぶ・・・右の方が大きく見えるッ!」
心の中で叫ぶポルナレフ
ババッ
「ハッ」
猫の動きが急に早くなる
ババッ
猫は一瞬で左、右と動き2つの肉を一気にかっさらっていく
「ああっ!!」
叫ぶポルナレフ
ジャーン
目の前をすっ飛んでいく猫
あっけに取られる4人
「フフフフフ 見ましたね!左→右と肉を2つうばって逃げましたね わたしの勝ちだ・・・」
男が笑う
「おい 負けてしまったぞポルナレフ どうするんじゃ?なんか建物の場所を聞き出すのが・・・やっかいになってきおった・・・」
ジョセフが言う
「うう・・・・・・」
頭を抱えるポルナレフ
「さあ・・・約束でしたね 払っていただきましょうか!」
男がうなずく
「えっ 払う!?何を?」
驚くポルナレフ
「『魂』ですよ あなた 賭けましたよ さっきたしかに」
ゴゴゴゴゴ
男はポルナレフを指さして言う
「『魂』!わたしは『魂』をうばう『スタンド使い』!賭けというのは人間の魂を肉体から出やすくする!そこをうばいとるのがわたしのスタンドの能力!」
!!?
目をみはる4人
ドォワアア
突如現れたスタンドは丸い頭とスジに取り巻かれたような腕を持ちポルナレフの魂を抱えるように持ち去る
残されたポルナレフの体は死んだように白目をむく
ドン!
「何ィ--------ッ うわあああああ なんだァーッ」
叫ぶジョセフ
「ポルナレフッ!」
叫ぶ承太郎
「おっと!わたしを殺すなよ もう遅いッ!わたしが死ねば わたしのスタンドがつかんだポルナレフの魂も死ぬ!助けたければ賭けを続けるしかない!」
男がそう言うとヒザの上にさっきの猫が飛び乗ってきた
「ところでこいつはわたしの猫さ」
口に肉をくわえた猫



(つづく)


やっぱり怪しすぎる男はスタンド使いだった!
そして猫までグルだった。
まんまと引っかかってしまったジョースター一行、一番にやられちゃったポルナレフ
あーあという感じですが
「賭け」というものとスタンド能力をくっつけてしまったのはスゴイですね
賭けに負けたら魂を取る・・・最初にスフィンクスの話がありましたが
なぞなぞに正解しなかったら食い殺されるというこの話に共通するものがありますね。
つまりは「賭け」の部分はガチの勝負ということです。スタンド能力とは関係なしに何かで勝負して
その結果魂を抜かれるというところだけスタンド能力ってことですよね?
猫の行動もずいぶん不自然なんですが、これは「訓練した」ということでしょうか
何にせよこの仕掛けに気づかずハマってしまったことだけでジョースター一行はもう、ある意味「負けてしまった」と言えるでしょう。

さて、これからどうするか。
ポルナレフが最初に挑発に乗ってエジキになるのは目に見えていましたが
次のカモは一体誰?
マヌケ順というか、熱くなりやすい性格順というなら次はジョセフっぽいんですが
案外彼は2部でも物事に動じない「サギ師」ぶりを披露していますんで、けっこうヤルかも知れません。
そしてアヴドゥルは火のスタンド・・・カッとなって失敗する性格かも。
承太郎は・・・どう見ても最後までクールにやってのけそうな気がしますね。
ジョセフやアヴドゥルが負けても承太郎が勝ちで取り戻してくれるんじゃないかという雰囲気ですが
果たして荒木先生は予想通りの展開をしてくれるんでしょうか?
なんかワクワクしてきますね・・・このギャンブラー『ダービー』(作中ではまだ名前は明らかになってませんが)の気分のように。


それでは詳しいツッコミは明日の『勝手にギアッチョ』でやります。
アリアリアリアリアリアリアリアリアリアリーヴェデルチ!



ウルトラジャンプにはアンケートはありません。
が、プレゼント応募券に書く項目にはしっかり『面白かった作品』の項目が。
というわけでプレゼントが欲しくても欲しくなくても毎号出して『スティール・ボール・ラン』を応援することにします。

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