これは、昔のジョジョをノベライズしてツッコミや感想を書いたコーナーです。

ホル・ホースとオインゴ その1

グオオオォォオオ
街に下りていく旅客機
「LADIES & GENTLEMEN アスワンからのフライト お疲れさまでした 定刻どおり 本機はまもなくカイロ空港へ着陸いたします 座席のシートベルトを・・・・・・・・」
機内アナウンスの声
カッ カ!カ!カ!ガ!
勢い良く空港内を歩いていく男の脚
靴にはカウボーイがつける拍車(馬を蹴る歯車状の器具)がついている
男は大きな四角いトランクを持っている
カ!カ!カ!カ!
滑車も付いていない大きなトランクを持ち上げ早足で歩いていく男
カ!カ!カ!
男のカウボーイハットをかぶった後姿
空港を出てまっすぐタクシー乗り場に進んでいく男
停まっているタクシーに乗り込もうとするホル・ホース
ドン!
その時、髪を立てて派手な格好をした若者2人が割り込んでタクシーに先に乗ろうとする
「おっと 悪いねえヘヘヘ このタクシー 間一髪 おれたちの方が早かったな ヒヘヘヘヘ お先にィィィ」
男たちはホル・ホースに向かってスゴむ
「文句あるのかよ?タコ・・・」
そう言ってタクシーに乗り込もうとする男
「イヒヒヒヒヒヒ」
ボゴォォン
突然拳銃が男の耳を撃って破壊する
「ギニャアアー」
悲鳴を上げてのけぞり倒れる男
「! ??」
もう一人の男は何がなんだかわからない
「ひっ ひでェーッ」
耳を撃たれた男を見て叫ぶもう一人の男
ドサアァ!
タクシーの中に放り込まれるトランク
バアーン
「ギザのホテル『メナハウス』へ」
タバコをくわえた男はやっぱりホル・ホース

ブオォーオーッ
街中を走るタクシー
オオオオオ
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
後部座席の座り隣に置いたトランクを見ているホル・ホース
スッ
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
トランクに顔を近づけるホル・ホース
「今からトランクのフタを開けるが・・・・・・・まぶしくて目を痛めねーように気をつけな・・・いいな?」
トランクにささやくホル・ホース
「え?何か言いました?お客さん」
運転手が振り向く
「おめーに言ったんじゃあねーっ・・・・・・黙って前みて運転しな・・・・・・・・・・・・・・・・」
運転手に言うホル・ホース
バチンバチン
トランクのカギを開けるホル・ホース
ガッバアアアアァアーッ
中には手足を縛られガムテープでさるぐつわをされ、くの字になって詰め込まれているボインゴ(予言マンガのスタンド使い。まだ子供)
ドーン
汗びっしょりで震えているボインゴ
ボインゴの頭の下には予言スタンドのマンガ
ズン
迫るホル・ホース
「ボインゴ おめーがあまりにもいやがるから 無理矢理こーやって飛行機に乗せるしかなかったんだぜ・・・・・・」
「ウォォッォンンン ウグォウゴ・・・ウゴゴウゴゴゴゴ」
ブルブル
ボインゴは縛られ口を閉じられているのでうめきながら震えることしか出来ない
「甘ったれんなよボインゴ・・・・・・・バクダンで吹っ飛んだおめーの兄キは あと一ヶ月は退院できねえ これからは このホル・ホースとコンビを組むんだ・・・」
ホル・ホースの言葉におびえてうめくボインゴ
「ウグォウゴウゴウゴウゴ」
「おめーの『予知の本』とおれの『暗殺銃』の能力を合わせてジョースターたちをブッ殺すんだ いいな?ボインゴ」
ホル・ホースが聞く
バサ
ボインゴの上に予言マンガを放り投げるホル・ホース
「ウォルモウゴオゴオゴエオオオオオ ルオ・・・・・・・ルオ・・・・・・・ルオ ルオゴゴゴ」
ブルブルブル
何を言っているのかわからないボインゴ
「おめが内気で 兄のオインゴ以外の人間に異常な不信感をいだいているのはわかるぜ でも兄キのカタキを討ちたくはねえのか?弱虫のまま おとなになってもいいのか?ええ?ボインゴよ おれも必死なんだぜ・・・!闘うんだよ!復讐するんだよッ!ボインゴ!」
ホル・ホースは力説する
「・・・・・・・・・・・・・ウ・・・・・・ウ・・・・・・・・・・・ウ・・・・・・」
苦しそうなボインゴ
「今から この猿ぐつわをとるが・・・泣きわめいたり叫んだりしないって誓えるか?」
ホル・ホースが聞く
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
黙っていたボインゴはうなづく
「ウ・・・ウン!・・・ウンウンウン」
コク!コク!
うなづきながら返事をするボインゴ
グイン
ボインゴの襟首をつかみ持ち上げるホル・ホース
「ニヤリ よお〜〜〜〜〜し へへへ いい子だ あまり緊張するなよ 病気になっちまうぜ・・・・・・・・・・・おれはおまえの味方だ・・・安心しろ・・・リラックスだぜ リラックス・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
黙っているボインゴ
ホル・ホースはボインゴの口に貼ってあるガムテープを剥がす
バリッ
ボインゴの目が点になる
「オゴェエエエエーッ」
突然ゲロを吐くボインゴ
「ゲロゲロ グオェーッ」
ゲロはみんなボインゴを持ち上げているホル・ホースの胸元にかかる
オエーッオエーッ
ゲロは止まらずホル・ホースの胸元で吐き続けるボインゴ
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
絶句するホル・ホース
「なんだ 飛行機酔いだったのか・・・しかし ま・・・仲よくやろーぜ ボインゴ」
ホル・ホースは青ざめながら言う
ゲロゲロ ウェーッ オゴーッ
まだ吐いているボインゴ

ドーン
ボインゴの予言マンガの絵柄に変わる
ぼくボインゴ!
「イヒ」
両手でピースをするマンガのボインゴ
こいつはホル・ホース!とっても意地悪でイヤなヤツ・・・
「ケッ」
カウボーイハットに目が付いているようなマンガのホル・ホース
ボインゴがねている時 ロープでしばってトランクにつめ込んでオインゴ兄ちゃんのところから さらってしまいました サビシィーッ!
顔のある太陽と鳥の様に顔が付いた飛行機と手足がはみ出たトランクの絵
でもボインゴは お兄ちゃんのカタキを討つために すごく怖いけどせいいっぱい勇気を出して ホル・ホースとコンビを組むことにしました・・・
トランクから出たボインゴとホル・ホースの絵

「・・・・・・・・・・・・・」
場面変わって砂漠。
予言マンガから顔を上げ、向こうの木陰からこっちを見ているボインゴを見るホル・ホース
オドオドオド
ボインゴは怖がっている
「オドオドして おれに近づきもしねーが おめーはおめーなりに勇気を出しているというわけか・・・・・・・・・・・しかし おまえの『スタンド』・・・・・・・・・・噂では絶対に当たる予知能力というが 本当なんだろうな?その噂を信じて コンビを組むことにしたんだが おめーの兄キが失敗したのは不安だぜ!」
ボインゴを指さして言うホル・ホース
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
黙って不安そうに震えているボインゴ
「答えろッ!絶対なんだなッ!」
ホル・ホースは叫ぶ
「!」
その時 ホル・ホースの持っているマンガに絵が浮かぶ
「し・・・白いページに」
ぼんやりと浮かび上がる絵を凝視するホル・ホース
「新しいマンガがうかんできたぞ」
絵はだんだんハッキリと見えてくる

ボインゴとホル・ホースがカイロの郊外を歩いていると とってもきれいな女の人と出会いました・・・・・・
トト神のマンガ絵で歩いているボインゴとホル・ホース、カッコイイ女の人が描かれている
「オ!」
マンガの中のホル・ホースが女の人に気づく
その女の人にいきなりとび蹴りだーッ
とび蹴りを女の人に食らわすホル・ホース
ゲシ

目や口が飛び出す女の人
「!?」 

それを読んでギョッとするホル・ホースの目

エンズイ蹴りをくらった女の人は大喜びでホル・ホースに宝石をくれました やったァ〜〜〜ッ 大もーけッ!!
顔にバンソウコウを貼りながらも喜んで宝石を差し出す女の人
大喜びのホル・ホースとボインゴ
バンザーイ

「にゃんじゃああ〜〜〜〜〜これはッ!?」
叫ぶホル・ホース
「テメーッ ザけんじゃあねーッ これが予知だと!?ボインゴ」
怒り狂うホル・ホース
バシッ
マンガを閉じるホル・ホース
「ムチャクチャだァ〜〜〜〜こんな事が起こるわけがねーぜッ!」
叫ぶホル・ホースにボインゴが言う
「・・・・・・・ぼ ぼ ぼ」
どもるボインゴ
「ぼく・・・・・・・・・・ぼ・・・・・・ぼ・・・・・・・ぼ・・・・・・・」
オドオド
木の影に隠れてビクビクしながらボインゴは言う
「ぼくの・・・・・・・・ト・・・『トト神』のマンガの予知は・・・」
言葉をつなぐボインゴ
「ぜっ ぜっ ぜっ ぜっ ぜっ」
言葉に詰まりながらも懸命に主張するボインゴ
「絶!!・・・対!ひゃくパーセントです     ハイ」
目を剥き汗びっしょりで言うボインゴ
「100%ォォーッ!?れめーいいかげんにしろッ!首を蹴とばされておれに喜んで宝石をくれるだとォ!!そんな女がこの世界のどこに・・・・・・・」
そこまで言ってホル・ホースは何かの気配に気づく
「ハッ!」
そこには武装した従者を連れた高貴そうな婦人が歩いている
ゴゴゴゴゴゴ
とても美しい女の人だ
ゴゴゴ
あせるホル・ホースの目に対し
ボインゴの目は冷静
「いいかボインゴ おれは世界一女にやさしい男なんだ 世界中にガールフレンドがいる 女にうそはつくが 女だけは殴ったことがねえ!ブスだろうが美人だろうが 女を尊敬しているからだ!」
ホル・ホースは帽子のつばに手をかけタバコをくわえたまま言う
ザッザッザッザッ
2人はホル・ホースの横を行きすぎようとする
ホル・ホースは帽子のつばを下げ顔を隠すようにする
「この予知は絶対に当たらねえ なぜなら誓っておれは 女を殴ったりしない!大金をもらったって絶対に蹴りなろ入れるもんかだぜ!」
力説するホル・ホースと気の無い様子で聞いているボインゴ
ザ!ザッ
2人の足音
「・・・・・・・・・ひ ひ ひゃくパーセントです ハイ」
思いつめたような表情で言うボインゴ
ザ!ザ!ザ!ザッ
ホル・ホースの後ろを通り過ぎる女と従者
ザッザッザッ
足音とあせっているホル・ホースの目
ザ!ザ!
女の足元
ザッ ザッ ザ!
顔を上げるホル・ホース
ザ!ザ!ザ!ザ!
2人の後姿
ガシッ!
ボインゴの襟首を締め上げるホル・ホース
「こ!このヤローッみろッ!予言はハズレだぞッ!」
「ヒイイ」
悲鳴を上げるホル・ホース
「う・・・・・・・・・・・・・・・・・」
もう一度2人の方を見るホル・ホース
「・・・・・・うう・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
うなりながら痙攣するホル・ホース
ビグッ ビグッビグッ
「う〜〜〜」
うなっていたホル・ホースは急に飛び上がって2人の後を追う
「うっ おっ」
ダダダダーッ
さめた目でそれを見守るボインゴ
「うりィヤヤヤアアァア-------ッ!!」
叫び声を上げて飛び上がるホル・ホース
グバアァン
ドギャア
そして物凄い勢いで後ろから女の人の首筋にキックをかます
飛び散るネックレス
「きゃああああああ!!」
吹っ飛ぶ女の人
「あっ」
叫ぶ従者
「なんだ!?きさまはッ!」
怒鳴る従者
ホル・ホースの目
倒れた女の人の首筋に何か付いている
それは襟のところでつぶれている一匹のサソリ
「う!お嬢さまのえりの中にサソリが・・・」
従者がそれに気づく
「こ・・・こいつは猛毒の種類だ!」
「エ!」
従者の言葉に驚く女の人
クル!
ホル・ホースはボインゴの方を振り向く
「サソリが首のところから服の中に入るのに気づいてくれたのですね 服の外ならはらい落とせたが・・・蹴りつぶしてくれなければ刺されていた 命の恩人ですわ お礼をさせてください」
女の人の言葉を聞いているボインゴ
「わたくしの首かざりなどどうでしょう?おおさめください」
「・・・・・・・・・・・・」
その言葉を聞くホル・ホースの横顔
バン!
「おれたちは無敵だッ!ボインゴとこのホル・ホースは無敵のコンビだぜーっ!!」
喜びの表情で叫ぶホル・ホースの横顔


←TO BE CONTINUED


(つづく)


次の話は新手のスタンド使いじゃなくておなじみホル・ホース3度目の登場とボインゴは2度目。
この2人がタッグを組むというか・・・一方的にボインゴが連れてこられたようですが
ホル・ホースも、よくこんなヘタレで扱いにくいガキと組む気になりましたねえ・・・まあスタンドはある意味無敵ですが。
面白いのはあの血の気が多そうなホル・ホースが、ボインゴにゲロを吐かれてもキレずに優しい言葉をかけたりなんか出来たもんです。
やはり無理矢理拉致して来たことに後ろめたさが有るんでしょうか・・・立派な犯罪ですものね今さらですが。

2人の信頼関係は、ボインゴよりもホル・ホースの方に問題があったようです。
予言の内容があまりにも飛躍していたからなんですが
それにしてもホル・ホースが「女性を尊敬している」というのはマユツバですねえ
本当に尊敬しているなら騙したり出来ないはずですからね。
というわけで私はホル・ホースが大ッ嫌いです。(笑)
でもまあ女性に手を上げないというのはいいんじゃあないでしょうか
人間は皆平等だとは言え、強い者が弱い者に暴力をふるってはいけません。
子供のしつけは別ですが。(この辺が微妙なところ)

ところで怖いですねサソリ。
お笑い番組なんかで毒の無いサソリを芸人にけしかけて、そのビビりっぷりを笑うというのがありますが
毒が無けりゃサソリなんてエビみたいなもんですよ。エビ苦手で食べられませんが。
こないだ、ジムのお風呂で洗い場にムカデが居たんですよ10センチくらいのヤツ。
それを洗い場で隣に座ってた友達が見つけて、二人で退治したんですよね。
フツーだったらギャアギャア大パニックになるところですが、私とこの友人に見つかったというのは
実にこのムカデにとって運が悪いことでした。
この友人、けっこう山のほうに住んでいるんで、虫なんて日常茶飯事なワケです。
それでお湯かけてやっつけようとしたけどダメだったんで
その友人が湯オケで叩いて頭をつぶし、そのあと2人で完全に息を止めて始末したと。
もし逃したらこのあとずっと、お風呂に入るたびビクビクしていかなくてはなりませんからねえ・・・
でも、他の人に「ムカデというのは雌雄1対でいて、片方殺すともう片方が仕返しに来るよ」と聞いたんでビクビクしてます。

それでは詳しいツッコミは明日の『勝手にギアッチョ』でやります。
アリアリアリアリアリアリアリアリアリアリーヴェデルチ!



ウルトラジャンプにはアンケートはありません。
が、プレゼント応募券に書く項目にはしっかり『面白かった作品』の項目が。
というわけでプレゼントが欲しくても欲しくなくても毎号出して『スティール・ボール・ラン』を応援することにします。

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