
これは、昔のジョジョをノベライズしてツッコミや感想を書いたコーナーです。
ホル・ホースとオインゴ その2
先回から場面は変わって扉絵は屋根の上で修理をしている職人に聞き込みをしているポルナレフ
「わしは40年もこのカイロで屋根の修理しとるけど 知らんねえ こんな館は・・・似たようなのがいっぱいあるからなあ」
下で見ている3人と1匹
「でも建物の雰囲気だと建てられたのは100年以上前だにゃ ということは この辺りから南の方を探していけばいずれ見つかるよ カイロは南の方ほど古い建物になっているんじゃ」
DIOの館の写真を手に屋根職人は言う
「参考にならなくて悪かったね」
「いや・・・・・・ありがとよ・・・じゃましたな・・・・・・・・・・・・・」
屋根にかかっているハシゴを降りるポルナレフ
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
それを見ながら黙っている承太郎たち
ジョセフの表情
「何か感じるんじゃ この近くだ・・・近いぞ・・・この近くにやつが潜んでいる感覚がする 絶対いる この近くに」
ジョセフが言う
ゴゴゴゴゴゴゴゴ
ジョセフたちのいるあたりを広く見渡したような構図
手前にジョセフたち
ガンガンガンガン
また屋根の修理をはじめた職人
「いくぞ・・・聞き込みを続けよう」
歩き出すジョセフたち
しかしその3つ後ろの建物が丸で囲んである
その屋根のアップ
それはさっきの写真の建物の屋根と同じ形・・・
ゴゴゴゴゴゴゴゴ
ドオーン
4人を後方から見ている男の足
拍車のついたクツを履いている
ゴゴゴゴゴゴ
それはカウボーイハットをかぶって禁煙パイプをくわえたホル・ホース
「また会えたな なつかしの顔ぶれども・・・という感じだが こんなに・・・DIO様の館にせまって来ているとは・・・もう すぐそこじゃあねーか」
あせった表情で言うホル・ホース
「ところで!ボインゴ!」
ホル・ホースが叫ぶ
ホル・ホースの足元に木の箱
ドッゴオーッ
ホル・ホースはその箱を蹴飛ばす
中から出てくるのは体を縮めて亀のように身を隠していたボインゴ
オドオドオドオド
汗をかき目を見開いておびえた様子のボインゴ
コソコソコソ
ボインゴはまた木の箱の中に身を潜める
「新しく出たおめーの予知だが・・・・・・」
ホル・ホースは予言スタンドの本を取り出す
「おれにはとても信じられねーぜッ!こんなバカげた事がッ!こ・・・これから起こるわけねーぜ」
箱の中のボインゴを責めるホル・ホース
「ぼ ぼ」
何か言うボインゴ
「ぼ・・・ぼ・・・ぼ・・・ぼ・・・ぼく ぼく ぼくの」
何か言いたいようだがどもってなかなか言えないボインゴ
「『ぼくの予知は100%絶対です』そう言いてえんだろ!」
グシャッ
ちょっと上がった箱をまた伏せながらボインゴの言葉を代わりに言うホル・ホース
「そ・・・そうです ハイ」
ボインゴが言う
「うー」
うなるホル・ホース
ググ
予言スタンドの本を開ける手
ブルッブルッ
その手は震えている
「ちくしょう!こんなことを信じろというのか・・・・・・・正気の沙汰じゃあねー こっ こんなこと!」
マンガの画面
ジャン!
ついに見つけたぞ ジョースター!承太郎!ポルナレフ!アヴドゥル!
物陰から4人を見つけるホル・ホース
「チクショー!DIO様の館にどんどせまっているじゃあねーか!スカタンどもメーッ 早いとこ この弾丸をブチ込んでやるぞ!」
スタンド『トト神』絵で描かれたホル・ホースが自分の拳銃スタンドを構える
「ホル・ホースはドロドロに思いました」
ドロドロ
両腕を振って興奮気味のホル・ホースの絵
ダダ・・・
そこへ駆け込んでくるボインゴ
「兄ちゃんのカタキだーッ」
ブリブリ
「ボインゴもブリブリ思いました」
カッカときているようなボインゴの絵
でもホル・ホース 商店街で『皇帝(エンペラー)』の拳銃を使うことを考えてはいけません
承太郎たちは商店街の真ん中に立っている
それを見ているホル・ホースとボインゴ
ここまでがトト神のマンガ
そして次に実際の画面がひとコマ入る
バァアアアアアア
マンガとそっくりの構図え商店街にいる承太郎たちをつけているホル・ホースとボインゴ
「さあ!ホル・ホース ポルナレフの鼻の穴に指をつっこみーの!」
マンガでコミカルにホル・ホースがポルナレフの鼻の穴に指を突っ込む様子が描かれている
ズボ
アーンド くすぐりーのするとォ!
コショコショコショコショ
くすぐられるポルナレフ
「やったーッ 血を流して気絶だッ!」
血まみれのジョセフたち
「ラッキー ホル・ホース!みな殺しのチャンス到来だーッ」
喜ぶホル・ホースとボインゴ
ピースをするホル・ホースの絵
そしてそんなマンガを見ているホル・ホースを上から見た図
「う・・・・・・・ううう う〜〜〜〜っ」
木箱の中でうめいているボインゴ
「これが予知かァ・・・・・・皆殺しのチャンス到来というのはわかったが・・・」
マンガのページを示すホル・ホース
「ポルナレフのハナに指をつっこめばだとお〜〜〜〜ッ!?なんじゃあ!これはァ!?ええボインゴよッ」
バン
マンガの画面を叩いてボインゴに抗議するホル・ホース
「フザけるな!・・・というのはこの点だ!いいか 仮に!あのスゴ腕のポルナレフのハナに指をつっこめるほどヤツに接近できるならだぞッ!ボインゴ」
ホル・ホースが詰め寄る
カシイィィン
手の中から拳銃のスタンドを出すホル・ホース
「この『皇帝(エンペラー)』の弾丸をヤツにブチ込んだ方が確実で手っとり早いぜッ!違うか!?」
拳銃を構えるホル・ホース
「だ・・・だ・・・だ・・・だ・・・だ・・・」
木箱の中でどもるボインゴ
「だ・・・弾丸は・・・・・・・う・・・う・・・射てないです・・・ハイ う・・・う・・・う・・・射とうと思っても運命がそう・・・させる・・・からです ハイ」
前髪がスダレのようになって気持ち悪い顔で答えるボインゴ
「し・・・し・・・し・・・し・・・」
まだどもりながら何か言おうとしているボインゴをイライラしながら見ているホル・ホース
「し・・・信じるんです ハイ こ・・・このマンガにかかれていることに・・・逆ら・・・おうとすると く・・・く・・・く・・・く・・・ く」
一生懸命に言おうとするボインゴ
「苦しむ・・・・・・だけです ハイ う・・・う・・・う・・・運命なんです ハイ ひゃくパーセントなんです ハイ」
ボインゴが言う
「しかし おめーの兄キは失敗した」
ホル・ホースが言う
「に・・・に・・・兄ちゃんは 身を守るため つい・・・ウッカリして承太郎に変身してしまったんです ハイ マンガを信じて変身しなければ・・・・・爆発したのは本物の承太郎なんです ハイ 予知はまちがっていないのです ハイ」
ボインゴが言う
「はっ!」
振り返るホル・ホース
承太郎たちを見るとそこには承太郎、ジョセフ、アヴドゥルの3人しかいない
「ポ ポルナレフがいないぞ・・・・・・おい・・・ポルナレフはどこだ・・・?いつの間にかやつがいないぞ・・・・・」
キョロキョロするホル・ホース
パタン
ボインゴは木の箱を伏せて中に隠れてしまう
しまった!まさかッ!
あせったホル・ホースが心の中で思った時!
ス・・・
背後からポルナレフのスタンド『シルバー・チャリオッツ』の剣がホル・ホースのあごの下にまわる
「動くな!ブスリといくぜ」
「! ポ・・・」
ポルナレフに背後をとられてあせるホル・ホース
「ポルナレフ!」
バッ
拳銃スタンドを出すホル・ホース
ドガア!
しかしホル・ホースはチャリオッツ腕の一撃で拳銃を落とし口から血を吐く
「うがああああ」
「マヌケ 手くせのわるいことをするんじゃあないぜ 腕はオレに見えるようにしとけよ」
チャリオッツに腕をねじ上げられて壁に向かって手を上げさせられるホル・ホース
「ハイエナのように尾行するヤツがいるなと思ったら逆尾行してみれば これはこれはおなつかしいホル・ホースのだんなじゃあねーか?まだこりねえだおれたちを殺そうと・・・ねらってやがったな」
グイン
ホル・ホースの腕を後ろ手にねじりあげるポルナレフ
うがーっ
苦しんでうめくホル・ホース
「インドでは世話になったな アヴドゥルが生きてたからよかったが じゃなきゃあ ここで今即ブッ殺してたところだぜ」
半笑いの表情ですごむポルナレフ
「うぐう・・・・・くっ」
ホル・ホースのうめきごえが聞こえるがボインゴは木箱から出てこない
「ひとりか?ホル・ホース いいや・・・・おめーがひとりとは信じらんねーな・・・近くに仲間がいるはずだ・・・え?そうだろ・・・?」
ギグゥ
ドキッとするホル・ホース
ゲ!
腕を後ろ手にされうつむいたホル・ホースの目の前に木箱
その中からボインゴのスタンドの本が覗いている
そしてボインゴの指も少し見えている
見えてるぜェ〜〜〜おめーの本と指がよぉーっ
心の中で叫ぶホル・ホース
「おめーはひとりではこわくねーが おめーには人の才能をみぬく才能がある 才能があるやつとコンビを組んだら恐ろしい力を発揮する どこにいるんだよぉ〜〜〜〜っ その相棒のスタンド使いはよぉ?」
後ろでスゴむポルナレフ
あせるホル・ホース
ゴゴゴゴゴゴ
汗が涙のように垂れているホル・ホースの顔
「指をひっこめろォ〜〜〜〜っ ボインゴ・・・てめーが見つかったら元も子もねえ」
祈るように木箱を見ているホル・ホース
し・・・信じるんですハイ 殴られたのはあなたが拳銃を使おうとしたからなんです!
運命を信じるんです
・・・・そ・・・・そうすれば ぼくたちの勝利は確実なんです!ハイ
ゴゴゴゴゴ
木箱の中で祈るボインゴ
カサカサ
その時一匹のコガネムシが木箱に寄ってくる
それに気づくポルナレフ
ホル・ホースも気づく
カサカサカサ
コガネムシは指に近づく
ス・・・
ボインゴが指を引っ込める
「おいなんだ?その箱の下は!?だれかいるな!」
ポルナレフが叫ぶ
ゴゴゴゴゴゴ
「おいポルナレフ 尾行してたヤツは見つかったか!?」
グェッ!アヴドゥルの声だァ〜〜〜〜〜〜ッ・・・来るゥ〜〜
心の中で叫びながらあせるホル・ホース
信じるんですハイ!信じてポルナレフのハナに指をなんとかしてつっこむんです!ハイ
木箱の中のボインゴが心の中で言う
マ・・・マジかァ〜〜〜〜チクショオーッ やってやるゥー やりゃあいいんだろォォォォッ
心の中で絶望的に叫ぶホル・ホース
「おいッ 箱の下のヤツ 出てこいッ!」
叫ぶポルナレフ
あっ チャンス!向こうをむいたぞ!
ホル・ホースは考える
!
何かに気づくポルナレフ
「にゃに!?」
ズボオオ
とうとうポルナレフの鼻の穴に指を突っ込むホル・ホース
やったァ----ッ
感慨深げに心の中で絶叫するホル・ホース
←TO BE CONTINUED
(つづく)
ギャグですねえこの回は。よりによって鼻の穴て。
鼻の穴に指を突っ込まれたポルナレフの顔が爆笑モンで、もうこれだけで次回は激怒決定というカンジなんですが
はて、こっからどうやって全員血を出して気絶という展開になるんでしょうか?
思えばこのトト神の予言、どうも信じられない展開をはじき出すことが多いようです。
フツーの予言だったら信じる気にもなるんでしょうが不憫な・・・いやイタズラでお茶目なスタンドと言っていいでしょう
もう人をおちょくるために予言しているとしか思えません。
なんかこのスタンス、6部の占いスタンド「ドラゴンズ・ドリーム」に似てますね
誰の味方であるというわけでもなく、ただ自分の能力を遂行すると。
バカとハサミは使いようといいますが、うまく使いこなさなければ下手すると自分の身に災難が降り注いできそうですね
トト神の場合はとにかく信じること、運命に逆らわないこと。
どんなにおマヌケなマンガが出てこようと、大真面目にその通りにしないとオインゴのように自滅しますから。
でもマンガの結果はドラゴンズドリームの風水同様、いいものとばかりとは限りません。
後のほうまで見てみないと、本当に皆殺しのチャンスになってるのかわかりませんよねえ〜
ああ、やっぱりスタンドというのは強いものでも万能じゃあないわけで
その不自由さで力の均衡が保たれ、面白くなっているんですよ。
この展開も面白いなあ〜全員を相手にするのではなく
あのズッコケポルナレフが一人で来ているところに期待しちゃいますよ
アヴドゥルがやってくるまでに、すごくバカバカしい事をやらかしそうで楽しみです。
ところで既視感(デジャブ)があるんですが
隠れ潜んでいるところに甲虫が寄ってくるところは
こないだSBRで釣り針少年から隠れるジョニィが同じようなことをしてましたね。
あの時は指先で虫を弾き飛ばしていましたが・・・
ジョジョではこういう、何度も同じ生き物を同じような場所で使うことがあるみたいです。
死んだものの目にハエがとまるとか。
他に何かあったかな?犬が惨殺されるとか
カエルがつぶされたりするとかしないとか・・・
案外DIO屋敷の近くまでアッサリと来ちゃったジョセフ一行。
DIO様との直接対決をじらすためにも、ここでいい勝負して長引かせてくれるでしょう。
それでは詳しいツッコミは明日の『勝手にギアッチョ』でやります。
アリアリアリアリアリアリアリアリアリアリーヴェデルチ!
ウルトラジャンプにはアンケートはありません。
が、プレゼント応募券に書く項目にはしっかり『面白かった作品』の項目が。
というわけでプレゼントが欲しくても欲しくなくても毎号出して『スティール・ボール・ラン』を応援することにします。