これは、昔のジョジョをノベライズしてツッコミや感想を書いたコーナーです。

ホル・ホースとオインゴ その3

扉絵は予言スタンド『トト神』のマンガ絵で描かれるホル・ホースとボインゴ、ポルナレフ、ジョセフ、承太郎、アヴドゥル。

シィィーン
鼻の穴に指を突っ込まれたポルナレフ
ゴゴゴゴゴゴゴゴ
カイロの街角
遠巻きに見ている人々
「く・・・・・・・くう・・・・・・・」
苦悩するホル・ホースの表情
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・?・・・・・・・・・・・」
何だかよくわかっていないような表情のポルナレフ
ゴゴゴゴ
木箱の下のボインゴ
手元にトト神のマンガ 

トト神の予言
『さあ!ホル・ホース ポルナレフの鼻の穴に指をつっこみーの!』
ズボ
『やったーッ』
『全員 血を流して気絶だッ!』

「なんの・・・・・まねだ?ホル・ホース・・・・・・・・」
「う・う・・・・・」
スゴむポルナレフとあせるホル・ホース
ピキィーン
張り詰めた空気
よ・・・予知のマンガどおり・・・指をこいつの鼻の穴につっ込めたのはいいが・・・・・このあとどうすりゃあいいんだよぉ〜〜〜〜このフォローはよぉ〜〜〜〜〜っ
心の中で考えるホル・ホース
「どうした?ポルナレフ」
誰かの声がホル・ホースの背後でする
「返事がないが」
ザッザッザッ
それはジョセフたち一行
どんどんこっちに近づいてくる
「ゲッ!」
ビビるホル・ホース
ザッザッザッザッザッザッ
どんどん足音が近づく
「尾行しているヤツはいたのか?ポルナレフ!」
や・・・やばいッ!さ 3人が近づいて来るッ!
あせるホル・ホース
「アヴドゥルたちがく・・・くる・・・ぞ」
鼻に指を突っ込まれもがきながらポルナレフが言う
ズボォーッ
ホル・ホースの指から鼻を外すポルナレフ
「チャリオ・・・・・・」
スタンドを出しかけるポルナレフ
「おお〜〜〜っと!」
ブァキィイィン
それより早くポルナレフの鼻先に拳銃スタンドを突きつけたホル・ホース
「う う ・・・・・・・・・しまった!」
身動き取れないポルナレフ
「やっ・・・やった!おれの方が早い・・・・・・ う・・・動くなッ!撃つぞッ」
切羽詰った表情でポルナレフにスゴむホル・ホース
ザッザッザッ
足音が背後から聞こえる
そして声も
「おい!聞こえているのか!?」
あせって後ろを振り向くホル・ホース
「ポルナレフ!?」
ザッザッザッ
ジョセフたちの声とボインゴの冷静な顔
ポルナレフッ!
バッバッバッ
建物の陰から出てきたジョセフたち3人の脚
するとポルナレフは一人で腕組みをしていて微妙な表情でニヤニヤ笑っている
「?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
怪訝な表情のジョセフたち
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ポルナレフは変な笑顔で黙っている
「なあんだ・・・そこにいるんじゃあないか」
アヴドゥルが言う
「どうした?尾行者はやはりいたのか?」
しかしアヴドゥルに聞かれたポルナレフは答えられない
ジョセフたちから死角になっている自分の背後に建物に隠れたホル・ホースが居て
その拳銃スタンドを頭に突きつけているからだ
チクショオ〜〜〜〜ッ お・・・お・・・おいつめられちまったぜ
ポルナレフの鼻に指をつっ込んだら全員をやっつけられるラッキーチャンスがくるだとおーっ
その逆だァーッ
このザマはよお〜〜ッ

焦りまくるホル・ホース
今ここで もしアヴドゥルに見つかったらオレはブチ殺されてしまうぜ----ッ あ〜〜泣きたくなってきた!!こんな事なら最初からこの銃で狙撃すりゃあよかったぜ!
ホル・ホースの血走った目
ボインゴの野郎〜〜〜〜少なくとも今!おれの銃の方がポルナレフの剣より早かったのにッ!チクショーッ
ボインゴの木箱
グリグリ
ポルナレフの後頭部に銃を押し付けるホル・ホース
「うう」
うめくポルナレフ
早くうまいこと言って追い返すんだよッ!もしバレたら少なくともてめーだけは殺すぜポルナレフ!
ホル・ホースは心の中で叫ぶ
「び・・・尾行者はいなかったぜ・・・・・おれの気のせいだった」
汗をかきながら言うポルナレフ
「・・・・・・・・・・・・」
黙っているジョセフたち
拳銃スタンドをかまえるホル・ホースの手
「そうか・・・ところでおまえ そんな建物のスミで何をしているんだ?」
背中を建物の壁に向けて立つ不自然なポルナレフの格好にツッこむアヴドゥル
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
言葉に窮するポルナレフ
ゴリゴリ
背後では建物の陰からホル・ホースがポルナレフの後頭部に拳銃を突きつけている
「立ち小便をしようとしたといえ!小便だよ小便ンンン」
小声でささやくホル・ホース
ゴリッ
後頭部に押し当てられている拳銃スタンド
「ちょ・・・・・・ちょいともよおしたもんでなあ・・・・・・小便だよ・・・ヘハハハハヘヘヘ」
汗だくで笑いながら言うポルナレフ
「なんだって?」
アヴドゥルが聞き返す
「おいおい立ち小便か?こんな街なかでハズかしいヤツだなあ」
ジョセフが言う
クッソォー 人の頭をゴリゴリやりやがって!そうだ!合図を送ろう!みんな!気づいてくれよォ・・・
ポルナレフは心に決める
ベローン
ベロ ベロン
突如ポルナレフは長い舌を出してそれで後ろの方向を指さす
「・・・・・・・・・・・・・・・」
黙っているアヴドゥル
「?」
不思議がるジョセフ
「・・・・・・・・・・・・」
黙っている承太郎
このベロの方向を見るんだよぉ〜〜〜 後ろっていう合図だよ うしろッ!
心で叫びながら必死に舌で後ろを指し示すポルナレフ
グガガ
ベロベロ〜ッ
「・・・・・・・・・・? ?」
不思議そうに見ているアヴドゥル
うしろだっつーのに うしろ------ッ
グギッ デベロロ
顔が必死さを増してすごい形相になっている
シ−ン
「?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
あっけにとられる3人
「ま・・・そういうわけだから ちょっくら先に行っててくれ」
ポルナレフは言う
ウソだよーッ ウソッ 行かないでェー ベロを見てくれ うしろ!後ろだよぉ〜〜〜気づいてくれよぉ〜〜〜〜〜〜ッ
グガガガ
ベロベロベロ
もはや顔面はガケ崩れ状態
「どうかしたか?顔をひきつらせて ベロが痛いのか?」
ジョセフが聞く
「ム!」
後ろに居たホル・ホースが気づく
「いや 後ろの物陰に何かあるという・・・・・・・・ハッ!」
アヴドゥルが気づく
「!」
バカ 言うな と心で思うポルナレフ
承太郎の顔
ジョセフの顔
「!」
まさか と心で思うジョセフ
「!」
ボインゴの顔
ポ・・・ポルナレフ てめー 何か『合図』を
心の中で動揺するホル・ホース
ドドドドドド
『送りやがったなッ!チクショォー頭きたぞ!こ・・・・・・殺してやるッ 死ねッ!」
怒ったホル・ホースはポルナレフの頭を撃ち抜こうとする
ドドドドドドドドド
ブヘクショォッ
その時ポルナレフが急にクシャミをする
グラリ
「何ッ!」
それでポルナレフの頭がずれて拳銃を突きつけていたホル・ホースが飛び出してしまう
「えっ!?」
驚くホル・ホース
「あっ こ・・・この男は!」
驚くジョセフたち
「な 何ィ〜〜〜バカな!くしゃみだとお〜」
あせるホル・ホース
ボインゴの顔
「ハッ!」
ポルナレフが後ろのホル・ホースの拳銃のずれたのに気づく
ドコォ
素早くチャリオッツを出してホル・ホースを攻撃するポルナレフ
ホル・ホースは頭を殴られて口から血を吐き倒れる
「オガーッ」
ブン
悲鳴を上げ倒れるホル・ホース
ドグワシャ!
そして倒れたのは並んでいた瓶(かめ)の上
瓶の中には何か液体が入っている
割れて流れ出す液体の中に倒れるホル・ホース
「ホル・ホースだッ!」
ポルナレフが叫ぶ
「気をつけろッ!そこの箱の下にも誰か潜んでいるぜッ!」
ウゲゲッ
倒れて震えるホル・ホース
バカなぁ〜〜こんなバカなぁ〜〜〜〜
ハナに指をつっこんだおかげでクシャミをしやがった!チクショオークシャミさえしなけりゃあ俺は少なくともポルナレフは殺してたッ!
ボインゴ てめーなんかと組むんじゃあなかったッ!おれは殺されるッ!
倒れて汗だくの状態でボインゴとボインゴのスタンドを呪うホル・ホース
予知のおかげで失敗した チクショオオーッ もうだめだ・・・・・・・・
絶望するホル・ホース
「あっ兄キ!見てくだせえ!あの野郎があんな所にいますぜッ!」
「うぬぬぬ〜〜〜〜ッ」
グオオオオ
誰かが車に乗って近づいてきて倒れているホル・ホースを指さして言う
「まちがいねえ!」
グオオ
ホル・ホースの顔を確認する男たち
「空港でイキナリおれ様の耳をフッ飛ばした野郎だッ!ひき殺してくれるぜッ!」
グォオオオ
ホル・ホースが拳銃スタンドで耳を撃った、空港でタクシーに割り込んだ男がものすごい形相でトラックに乗って突っ込んでくる!
ギャンガアアアァ
ばく進してくるトラックと起き上がったホル・ホース
ホル・ホースはトラックに背を向けていてまだ気づいていない
「!?」
承太郎が振り向く
車の下にさっきこぼした割れた瓶から出た液体が流れている
ズル
スリップするタイヤ
ズルリィイイィィ
トラックは大きくスリップして斜めに傾き、ホル・ホースの方向では無くジョセフたちの方に突っ込んだ!
「何ィ!」
「!」
「うごォ」
ドッゴォーン
うわああああ
トラックは承太郎たちを直撃し壁にぶつかる!
吹っ飛ばされた承太郎たちは血を流して吹っ飛ぶ
愕然とするホル・ホース
木箱から顔を出してわずかに微笑むボインゴ
「こ・・・これは・・・・・・いくらやつらでも と・・・突然すぎて・・・ス・・・スタンドでトラックを防ぐひまはなかったか・・・・・・」
壁にぶつかりトラックを見ながらホル・ホースが言う
「ハナに指をつっこんだら予知どおりになった!信じられねえ一度に4人を!」
顔を輝かせて叫ぶホル・ホース
「運命なんですハイ 予知は絶対です でも とどめを刺すのはまだ早い」
「つぎの予知を見てからにするんです ハイ」
木箱の下のボインゴが顔を出して言う
「OK!」
拳銃スタンドを出して構えてニヤリと笑いホル・ホースが言う

←TO BE CONTINUED


(つづく)


大ドンデン返し!!
これがジョジョですよジョジョ!
しかしホル・ホース側が勝った展開なのであまり嬉しくはありませんが・・・
まだずっとホル・ホースは予言を疑っていました。
どんどん追い詰められていくホル・ホース、ポルナレフに拳銃の早抜きで買ったものの
ジョセフたちがみんなやってきてピーンチという・・・
ポルナレフは顔面いっぱいでサイン出しちゃって、結局後ろに居ることバレちゃうし。
でもここでまさか、空港でやっつけた男が逆恨み(?)して復讐にやってくるとは!
そう言えば最初のオインゴボインゴでは、カツあげされたメガネの男が復讐しに戻ってきて
その時はボッコボコにされてしまいましたが
今度は復讐しに来た男にやられることなくうまいこと裏目に出て承太郎たちがやられてしまうという展開に!
これが奇跡ですよ!マンガスタンドの力でこんな有り得ないことになったのでは無いでしょうが
まったく予想できないような状況で勝利目前のホル・ホース!さーどうするどうする!?
ヤバいですよねトラックではね飛ばされているじゃあないですか4人とも!
普通即死してもおかしくない大事故ですよ
とどめを刺すのは「次の予知を見てから」ということですが
とどめを刺せない展開というのもあり得るわけで・・・
決して勝利を約束してくれるスタンド能力じゃあないっていうのがもどかしいというか
もしこの次に出た部分で「近づいたところでガソリンに引火、ホル・ホースは大やけどだ〜!」とか出たらどーするんでしょう!?
逃れられないのが運命と言えど、やっぱり必死で逃げますよね
でも今までの事から考えて逃げれば逃げるほどそのとおりになり、ひどい目に遭うという事ですが
こうなるとマンガを見るのが怖くなりますね。
ホル・ホースはこの予言スタンドの本当の恐ろしさを知らない。
予言に出ている事が、どんなに酷い未来でも、それを受け入れることしか出来ないという恐怖を・・・
なんかプッチ神父の「一巡した未来」を思い出しますが
これから起こることを全部わかっているということの底知れぬ恐ろしさを
ボインゴはもう熟知し、それを使いこなしてきたわけです。
子供にしてはずいぶんと悟ったような目つきをしているのも、他人と慣れられない性格も
こんなスタンドを持ってしまったからかも知れませんね。
もし、ボインゴが人なつこく、誰とでも仲良くなれる性格だったら
たとえばお菓子をくれたマンガ家のお兄さんがバス事故で死んでしまう予想が出たときに、平静ではいられないでしょうから。
なんと因果なスタンドでしょう・・・ハッキリ言って要らないなあこんなスタンド。


それでは詳しいツッコミは明日の『勝手にギアッチョ』でやります。
アリアリアリアリアリアリアリアリアリアリーヴェデルチ!



ウルトラジャンプにはアンケートはありません。
が、プレゼント応募券に書く項目にはしっかり『面白かった作品』の項目が。
というわけでプレゼントが欲しくても欲しくなくても毎号出して『スティール・ボール・ラン』を応援することにします。

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