
これは、昔のジョジョをノベライズしてツッコミや感想を書いたコーナーです。
ダービー・ザ・プレイヤー その4
扉絵はゲームが置かれたテーブルの後ろに立つジョセフ、承太郎、花京院
画面には『GAME』『START』と出ている
ゴゴゴゴゴ
承太郎の腕にくっきりと浮き出たアトゥム神の手
「承太郎ッ!」
「こいつどうやらなにがなんでも魂がほしいようだぜ・・・」
承太郎が言う
「おれの皮膚の下に埋まっているやつに『スタンドの手』は 今は痛くも苦しくも異物感さえもない・・・・・・しかし おれの右腕のひじから下をちぎり飛ばす力ぐらいはたしかにあるようだ・・・・・・やれやれといったところだぜ」
自分の腕を触りながら言う承太郎
「ぜひ聞かせていただきたいものですな」
ダービー弟が言う
「『魂を賭けてゲームをやる』という言葉を・・・・・・・」
ゴゴゴゴゴ
テーブルの上のモニター4つとゲーム機
無造作に積み重なったゲームソフト
コントローラー
ゴゴゴゴゴゴゴ
「TVゲームか どれだけお前がゲームをやり込んでいるか知らねーが おまえには兄キのダービーにはない・・・隠された賭けの秘密がある・・・オレのパンチの『右か左か』がなぜかわかっていた とはいってもキサマごときのために右腕を失うのもごめんだぜ・・・」
承太郎が言う
「しかたがないようだ・・・・・TVゲームで命をはるたあくだらねーが てめーの提案どおり ゲームで勝負するしかないな・・・・・・・・」
「ひとつ言っておきます 最初にわたしと勝負するのは花京院・・・あなたを希望します!」
ダービー弟が言う
「!」
衝撃を受ける花京院
「!」
「!」
同じく承太郎とジョセフもハッとする
「おい・・・どういうことだ?腕に奴のスタンドをつけられたのはこのオレだ・・・・・・キサマと闘うのはこのオレというのがスジだぜ」
抗議する承太郎
「ジョースターとあなたは肉親だが 花京院とは血のつながりがない・・・・・・あなた方ふたりの魂を奪ったあと 急に『魂』を賭けるのはいやだとスタンド攻撃にはいられるとやっかいですので・・・・・」
ダービー弟が言う
「・・・・・・・・」
黙っている花京院
「うぬぼれの強いオトコだ こいつ もう わしらに勝った気でいるぞ」
ジョセフが言う
「いいでしょう・・・最初は・・・・ぼくが相手しましょう」
花京院が言う
「なにッ!」
「花京院」
ジョセフと承太郎が叫ぶ
「大丈夫・・・自信はあります・・・・TVゲームはぼくも御多分にもれずくわしいですからね・・・それに そこにあるゲームソフトは 日本の若者なら『もう あきたよ』というものばかりです」
花京院はそう言ってその中の一つのソフトを手に取る
「ゲームはこの『F−MEGA』で・・・・・対戦を希望したいが・・・」
「・・・・・・・」
黙っているダービー弟
「『魂』を賭けよう!」
花京院が言う
「グッド」
ニヤリと笑うダービー弟
「花京院!」
ジョセフが叫ぶ
「おめーが最初にやる必要はねえ」
承太郎が言う
「大いにある・・・腕にそんなものをつけられている黄身はゲーム操作をミスる可能性がある」
花京院はそう言ってダービー弟に聞く
「ダービー 君が負けた場合 承太郎の腕のスタンドが本当にはずれるという保障は?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ダービー弟は黙っている
「花京院 やつ自身が敗北を完全に認めれば『手』ははずれる・・・・・・・・・ダービーの兄もそうだったが やつらの『スタンド』はそういう能力なのだ・・・・・」
代わりにジョセフが答える
ゴゴゴゴゴ
ダービー弟は戸棚から一体の人形を取り出す
ゴゴゴゴゴ
それは花京院に似せた学生服を着た人形
花京院と同じように耳にチェリー型のピアスまでしている
「・・・・・・・・・・・・・」
承太郎は黙っている
「・・・・・・・・」
ジョセフも黙っている
「・・・・・・・・・・」
ゴゴゴゴゴゴ
花京院も黙っている
ガシャン
ゲーム機にソフトを入れたのはジョセフの手
ビシッ ビシ
ゲーム機が動き出す
「わしの『隠者の紫(ハーミットパープル)で調べたが このTVやマシンやゲームソフトには イカサはない・・・世界中どこにでもあるTVゲームじゃ」
ジョセフが言う
「兄とはちがう」
ダービー弟はそう言ってテーブルにつく
「イカサマはしませんよ」
チャッ
コントローラーを手に取るダービー弟
花京院はサングラスを取る
スッ
目の下にはンドゥールのスタンドにやられた傷がうっすらと残る
スッ!
テーブルにつく花京院
グッ!
そしてコントローラーを手に取る
ピッ
ピ!
お互いに操作を始めるダービー弟と花京院
2人を上から見た構図
承太郎とジョセフは花京院の後ろに立っている
ドキュウウウゥゥーン
『F・MEGA!!』
画面に大きくF1カーが出る
手前にコントローラーを持った手
ドドドドドド
画面に見入る花京院
「『F-MEGA』ハ 一対一対戦型カーレースバトルゲームッ!」
音声が言う
「フフフ まずマシンを選んでください」
ダービー弟が言う
承太郎とジョセフは黙っている
「A車(エイカー)」
花京院は言う
「同じく」
ダービー弟も言う
ドヒューン
画面に映った車
「A-CAR!最高速度425キロニ達スルマデ フルスロットルデ 17秒カカル」
コオオオオオオオ
ぐるぐる回るA車
「君の好きな番号は」
ダービー弟が聞く
「28」
そう言ってコントローラーを操作する花京院
「今年のジャン・アレジのナンバーだね」
28という数字が車に記される
「入力!わたしのカーナンバーは15番 1月5日生まれなんでね」
ダービー弟の言葉に承太郎はただ黙っている
「・・・・」
ピ!
15が記される
「次はコースを選ぶ」
ダービー弟の言葉に花京院が言う
「コースNo.1」
「コースNo.1!」
音声が叫ぶ
ドッヒュ--------ン
画面にコ−スの形が出る
「スタート後2000メートル!直線コースガアリ ソシテ8ツノ カーブ!ソノアト『加速トンネル』ガアル!『加速トンネル』ニ入ルコトガデキレバ最大850キロマデ加速可能ニナル!!コースアウトハ爆裂!4周シテタイムノ早イ方ガ勝利者ダッ!!」
ズキュン
コントローラーを操作する手
「用意はいいですか?」
ダービー弟が聞く
「紳士ぶってないでさっさとやればいい!!」
ドドドドド
花京院の背後にハイエロファントグリーン
「ピッ」
Doooooooo
操作音がして画面にスタート地点が現れる
二台の車の前には果てしなく続くコース
両脇はタイヤでガードされている
「両者 位置ニツキマシタッ!」
ドォンドォッドォッドォッ
「スタート5秒前!」
花京院はスタンドの手を出してコントローラーを構える
ドォッドォッドォッドォッ
ダービー弟もコントローラーを構える
「4秒前!」
画面に向かう二人
「!?」
花京院がハッとする
タタタタタタタタタ
ダービー弟のコントローラーではスタンドの手が細かく激しくボタンを連打している
タタタタタタタタタタ
「3秒前!」
その指を見ている花京院
こ・・・こいつの指の動き・・・このスゴイ早さで小刻みにアクセルボタンを押すやり方はッ!全パワーをかけてダッシュをしてスタートするやり方だッ!
心の中で思う花京院
コオオオオオーッ
「2秒前!」
しまったッ!
ぼくにはこのやり方でダッシュする時間がないッ!ヤツに先に出られてしまう!!
「1秒前!」
ダービー弟の顔
承太郎の顔
ジョセフの顔
花京院の鬼気迫る目
「スタート!」
2台の車は走り出す
ドンッ
しかし1台分先に出たのは濃い色の15番、ダービー弟の車
スッ
十字キーを移動する指
ガシッ
突然ダービー弟の車は花京院の車の目前に出て縦に並ぶ
バーン
続けて走る2台の車
「しまった ブロックされたッ!」
花京院が叫ぶ
承太郎とジョセフの表情
「ここさえ決めれば もうわたしの勝利です なぜなら 同じ能力の車が同じスピードで走ったら この状況では追い越すことは不可能ッ!そして残念ながら このダービーにはレース中の操作ミスは絶対にないッ!」
心の中で思うダービー弟
「甘かったですね 花京院ッ!」
ドシューッ
先を走るダービー弟の車
花京院の目
ズキュン!
ハイエロファントグリーンの手が出てコントローラーを操作する
ギルルルルルルルルルルル
十字キーを回転するように動くハイエロファントグリーンの指
「なにッ」
叫ぶダービー弟
グルルルルルルルル
十字キーの上を回転する指
ガガガガガガガガ
十字キーに合わせてグルグルと回転する花京院の車
回転する指
「花京院のスタンド!十字ボタンを回転させるように押しているッ!こ・・・このテクニック」
あせるダービー弟
バァーン!!
「スピンさせハジキ飛ばしたァ-------!!」
花京院の車に接触しダービー弟の車はコースの端にはじき飛ばされる
「花京院 きさま このゲームやり込んでいるなッ!」
ダービー弟が聞く
「答える必要はない」
余裕の笑みで言う花京院
バァ-----ッ
ダービー弟の車はコース脇のタイヤにぶつかって煙を上げている
←TO BE CONTINUED
(つづく)
いよいよゲームが始まりましたね。
スタンドでコントローラーを操ってましたがそれだけじゃなく、花京院もダービー弟もすごくマニアックなゲーム狂じゃあないでしょうか
スタート前連打とか十字ボタンをグルグルと操作するとか、きっと2人とも右手の指にタコが出来ていたんでしょうね。
左利き用のコントローラーってあったのかな・・・
ところで私がいちばんやり込んだゲームというとRPGなんですが、ファイナルファンタジーの5かな。
スーファミ買ったと同時に買ったソフトだったと思いますが
ジョブチェンジという仕事ごとにスキルを上げるシステムがあったのを
裏ワザでコントローラーを洗濯バサミではさんで、一晩中つけっぱなしにして全部の職業のレベルを100にしたことがあります。
それはやり込んでるとは言えないか。
しかしPCに向かう時間が増えるにつれ、ゲームをやる時間がドンドン減って、今ではジョジョゲーさえ次男任せにしてしまってます。
ニコレットで禁煙するより劇的に離れたなあ・・・PC中毒になったら同じか。でもネトゲにはハマってないから・・・ヒマ無いし。
昔はダンスレボリューションも専用コントローラー(上に乗って足のステップで操作するシート)買ってやってたんですが
今ならエアロで鍛えた持久力と反射神経でどんな曲もクリア出来る気がします。やろうかなー
さて、やっぱり出て来ましたね花京院人形。目のあたりが落ち窪んでいてクチがパックリとセサミストリートのアーニートバートのように開いて
とっても不気味なんですが、トト神のマンガの絵のようにすごく味があって好きですねえ・・・特徴とらえているし。
荒木先生にとっての花京院の特徴っていうのはやっぱしあの裂けたようなクチなんですねえ〜
承太郎やジョセフの人形も見たい・・・ってソレ、花京院に負けろってことですね。(笑)
しかし高校生とはいえ花京院はそうとうのツワモノのようです。
そりゃあ友達居なくてゲームばっかしやってたから!?
それでは詳しいツッコミは明日の『勝手にギアッチョ』でやります。
アリアリアリアリアリアリアリアリアリアリーヴェデルチ!
ウルトラジャンプにはアンケートはありません。
が、プレゼント応募券に書く項目にはしっかり『面白かった作品』の項目が。
というわけでプレゼントが欲しくても欲しくなくても毎号出して『スティール・ボール・ラン』を応援することにします。