これは、昔のジョジョをノベライズしてツッコミや感想を書いたコーナーです。

ダービー・ザ・プレイヤー その9
1回オモテ
JAGEARS   1
Red Dragons 0

 

カッキィイーン
フルスゥイングで打ったスタープラチナ
「やりおったァ-------ッ!!」
ジョセフの叫び声
ドキューン
「入った入った---ッ またまたホームランじゃああああーッ」
またまた打ったスタープラチナに調子付くジョセフの声
カアアアアアン
そしてまたホームラン
 J   4
 D   0
スコアは4対0
「これで1回オモテ 4対0! どうやら このゲームのツボはつかんだらしいのォー承太郎!そのまま行くんじゃあ そのままああ!」
ジョセフは承太郎の後ろではしゃいでいる
「おいダービー聞く気はないと思うが 一応やさしさで言ってやる!今すぐ花京院の魂を戻し・・・わしらをDIOの所に案内するのなら・・・・・」
ジョセフはダービーに向かってスゴむ
戸棚に座らされた花京院の人形
ゴゴゴゴゴゴ
「うう〜う〜う・・・う・・・う・・・」
人形がうめく
「命だけは・・・・・・・助けて・・・・・やるぞ・・・・・」
そう言ってダービーの横から詰め寄ったジョセフ
ゴゴゴゴゴ
ジョセフとダービー、承太郎は何も言わずにじっと固まっている
ゴゴゴゴゴ
無表情の承太郎
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・わたしの兄は・・・ギャンブルの天才だった・・・・・・そしてイカサマの天才だった・・・・・・」
ダービーが語りだす
ハッとするジョセフと承太郎
「兄は スリルあるギャンブルをもとめて世界中を旅し 大金をかせぎ魂をコレクションしては自分の生きがいこそギャンブルにあると思っていた」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
黙っているジョセフと承太郎
「しかし この私に対して 生まれてこの方 一度として『おい弟よ・・・ いっちょ・・・ポーカー勝負をしてみようぜ』と・・・言ってきたことはなかった 普通兄弟だったらゲームくらいするだろう?格好の相手がいるのに 一度としてないんだ 一度としてね」
とうとうと語るダービー
「なぜだと思うね?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ダービーの質問に答えず黙っているジョセフと承太郎
「わたしが15歳の時 わたしのガールフレンドに兄がちょっかいを出した事があった・・・・・・10歳年上の兄をしこたまブチのめしてやった!アバラをへし折り血ヘドを吐くまで蹴りを入れてやった その時も兄は『おれが悪かった』と言ったきりさ」
額に両手をやりながらダービーが言う
「なぜだと思うね?」
「なにが言いたいのだ・・・きさま」
ジョセフが言う
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
承太郎は黙っている
「兄はわたしに 決して勝てないということを子供の時から知っていたということだ・・・・・・兄には勝てない理由があるということさ」
「!!」
自信たっぷりに言うダービーに衝撃を受けるジョセフと承太郎
「そして今 承太郎は一見調子づいてカッ飛ばしているかに見える しかし・・・子供の時の兄と同じように とても不安がっている・・・・・・・」
承太郎を指差して言うダービー
承太郎は黙っている
承太郎は無表情だがムッとしているようにもあせっているようにも見える
「わたしの能力に不安をいだいている・・・『まさかな!』『いや・・・ひょっとして』とさっきから思っているッ!だろ?承太郎・・・」
「なんのことだ きさま-------ッ!!」
ダービーの言葉に激昂するジョセフ
「・・・・・・・・・・・・・・」
だが承太郎は黙っている
「ピッチャー交替!背番号15から背番号77へ・・・・・!」
叫ぶダービー
ドヒューン
画面に現れたのはまったくさっきと同じアトゥム神の顔の、しかし背番号77番の投手
背番号77

・右投 ・球速165km/h
・特徴 豪速球投手だが 直球とフォークボールしか投げられない
・パワーレベル 4
・防御率 5.23

「そして 『投球予告』をするッ!これからこの77番は!ド真中へフォークボールを投げるッ!」
バン!
アトゥム神を背に高らかに宣言するダービー
ドドドドドドド
驚く承太郎
「なんじゃとぉ〜〜〜投球予告じゃとぉ〜〜〜ッ」
叫ぶジョセフ
「ド真中にフォークボールを投げる!ッ 信じるか信じないかッ!」
ワーワーワー
歓声に包まれる77番
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ドドドドド
承太郎の厳しい表情
「承太郎 こいつは精神をまどわしているだけじゃッ! 投球予告なぞ気にするんじゃあないぞッ!」
承太郎の後ろでジョセフが叫ぶ
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・投げな・・・・・ダービー」
スタープラチナを背に承太郎が言う
「信じるか?信じないか?・・・・・・・・・・・・・・・・フフフフ!」
ピ!
コントローラーを動かすダービー
ザ!ザッ
投球フォームに入る77番
ググーン
ゆっくりと足を上げる
ガバーッ
そして腕を大きく振りかぶって投げた
ドッギャアーッ
まっすぐ飛んでいく豪速球
ゴ!
「来たッ!コースはど真中〜〜〜〜〜ッ直球だッ!」
ギャアアアッ
打撃フォームで構えるスタープラチナのバッター
「しかし!このまま直球のままか!?」
ジョセフが叫ぶ
「落ちるのかッ!!」
承太郎の横顔
「落ちないのかッ!」
ダービーの横顔
ドオオン!
豪速球がまさにバットを振るスタープラチナの近くまで飛んできた
そのバットの位置は飛んできた球の下になっている
「振ったッ!承太郎はフォークボールに賭けたッ!」
ジョセフが叫ぶ
「しかし落ちないッ!」
投球の位置とずれたままのバット
「直球のままじゃあーー---------------ッ」
無表情の承太郎と叫ぶジョセフ
ボゴォッ
かろうじてボールの下をかすめるバット
「ボールの下をたたいた----ッ!!」
ワーワーワーワー
軽い感じで空中に浮かぶ打球
パシィ!
グローブに捕まる打球
「アウト 一回オモテ スリーアウトチェンジッ!」
険しい表情の承太郎
「承太郎ッ!なにをバカなことをッ!こいつの投球予告なんぞ信じてッ!フォークボールのコースを振りぬきおってッ!」
承太郎に怒るジョセフ
ワーワーワーワーワー
歓声に包まれる球場
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
頬杖をついて余裕の笑みを浮かべ承太郎を見ているダービー
「いや・・・こいつはすでに知っていた・・・おれが『フォーク』を振るという決心を・・・・・・投げる瞬間から知っていた そして 直球に変えたのだ やつのいうとおり おれは この館に入った時から不安をいだいていた・・・・・・こいつは スタープラチナの『左のパンチ』が出るのを なぜか読んでいたのだッ!」
承太郎が言う
「おれが『直球』を振ると決めてればフォークを投げたろう!」
承太郎の言葉に驚いたジョセフ
「ば・・・ば・・・かな!するとおまえは こういいたいのか!?」
叫ぶジョセフ
「『こいつはおまえの心の中を読んでいる』・・・と!」
「次は一回のウラ わたしの攻撃だ」
頬杖をついたまま言うダービー
ザ!ザ!
バッターボックスに入ったアトゥム神の打者
ザ!
投手のスタープラチナと背後で守るスタープラチナの選手たち
ザッ!
顔を上げるアトゥム神
ス・・・
バットを左手で持つアトゥム神
・・・・
そのバットの先は上に上がっていく
ピタアァ!
まっすぐ外野スタンドを指すバット
「!」
「!」
驚くジョセフと承太郎
バーン
ワーワーワーワー
打球をスタンド席に打ち込むという宣言に沸く観衆
ワーワー
「なっ!!」
絶句するジョセフ
「これはホームラン予告だ!君は内角をねらってくるな・・・・・?それも低めかな?それをレフト・スタンドへたたきこんでみせよう」
承太郎を指さしダービーが言う
ワーワーワーワー
黙っている承太郎
「フフフ」
薄笑いを浮かべるダービー
「じじい・・・このゲームと機械にイカサマがないことはたしかだな?」
承太郎が聞く
「それは絶対にない・・・それだけではない・・・あらゆるイカサマに目を光らせている・・・・・・」
ジョセフが言う
「ならば秘密はこいつの『スタンド』にあるッ!こいつのスタンドは『魂』をとるだけではない・・・・・・なにか謎の能力があるッ!」
承太郎はそう言いながらコントローラーを操作する
「おれのねらうコースは・・・」
心の中で言いながら承太郎は狙いをつける
カタカタ
キャッチャーのミットを狙っていた四角いカーソルが移動する
カタカタ
それは打者の体に近づく
「!」
驚くジョセフ
「おい 内角へ行きすぎだぞ」
心の中であせるジョセフ
カタ!
狙いは打者のお腹のあたりになって止まる
ピタアッ
打者の横腹を狙うカーソルの位置
第一球目のターゲットはここだぜ これでなにかがわかるはずだ・・・・・
承太郎は心の中でつぶやく
なに〜〜〜〜〜ッ こ・・・こいつッ!デッドボールをッ!承太郎 おまえ!わざと打者へボールをぶつけてみるというのかッ!
目をむくジョセフ
「・・・・・・・・・・・・・・」
黙っているダービー
ゆっくりと投球フォームに入るスタープラチナ
バシューン
そして投げる豪速球
ス!
その瞬間!アトゥム神の打者は体を後ろに引く
!!
承太郎の横顔
「なにッ!身をひいたッ!こいつ投球と同時に身をバッターボックスのうしろにひいたぞッ!」
クワ!
叫ぶジョセフの顔
ゴッ
そして打者の手元に飛んできた投球
ダービーの表情ガキイィーン
思い切り打つアトゥム神
ドギューン
体を後ろに引いたままのフォームだが打った球はまっすぐレフトスタンドに飛んでいく
「よ・・・読んでいたッ!今!完全に読んでいたッ!こいつッ!承太郎の心を読まなければ こんなことができるわけがないッ!」
「ホームラン!」
ゴッ!
飛んでいく打球
ドドドドドドド
ドドドーン
「フフフ まず一点」
口の端で笑うダービー
ワーワーワー
ゲーム内の球場は歓声に包まれる
「バ バカな 心を読むスタンドだと?」
あせびっしょりのジョセフの横顔
いままで いろんなやつに出会ってきたが 心を読むスタンドだけはいなかった! こ・・・心を読まれたら どんな知能も どんなpワーも か・・・かなわないのではないのか!? ど・・・どうする承太郎ッ!?
心の中で呼びかけるジョセフ
ワーワーワーワー
承太郎は汗をかいて黙っている

←TO BE CONTINUED

(つづく)


えー
あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
と、元日の更新分なワケですが、今これを書いてるのは5日の夜なワケで・・・
正月休みに更新しようってのは難しいですね。朝から晩まで旦那はいるし、子供とPCの取り合いはするし。
それぞれ1台ずつ持っているのに調子が悪いと言うので、正月からWindows入れ直してやりましたよ。あー疲れた。
今年は仕事を再開しようと思っているのにこんなんで出来るんでしょうか・・・?
それにしてもあっと言う間に過ぎてしまった12月・・・アリアリも10年目突入です。

さて、絶体絶命の承太郎&ジョセフですが、どうやらダービーのスタンドの正体がわかったようです。
『人の心を読むスタンド』・・・いったい今までどれだけの人が、この能力を欲しがったでしょうか?
ありふれているようで、今まで一度も出てきた事の無かったスタンド・・・いや私は
DIOこそ、この能力にふさわしいんじゃないかと思っていたんですけどね。
だって戦いにおいて相手の行動が読めたら、それは全ての攻撃を回避出来るし、
相手がどう避けるかがわかったら、確実にパンチなどを当てることが出来るわけですよ。
この時ジョセフと承太郎がどんなにアセったかがわかりますよね。
そう、アセっていることさえ読まれているという焦り。こ、こわい。
ところで『さとり』という化け物の話がありまして、それは人里離れた山の中に住んでいて
迷い込んだ人の心を読み、その人があせってもう何も考えられなくなった隙を狙って襲い掛かるというような話だったと思います。
その『さとり』の逆が『サトラレ』ですね、ドラマになったマンガの。
サトラレは知らない間に人に心を読まれまくってしまうというか、心に思ったことが全ての人にわかってしまう。(でも本人はそれを知らない)
という話なんですが、まさにソレになったようなのが、今の承太郎の気分でしょう。
それで、『さとり』の化け物がどうなったかという話をしましょう。
さとりは狙った人間の心を次々と読み、相手を驚愕させながら、何も考えることが無くなった瞬間を待っていたんです。
あせる人間。もう勝ったも同然のさとり。
その時!二人が向かい合ってそばに座っていたいろりの中で、偶然栗がはじけてさとりの顔に当たったのでした。
さとりは熱い栗が当たってダメージを受け、その間に人間は逃げることが出来たんですが
最後にさとりがつぶやいた言葉が「人間ってのはおっかないな。心にも思っていないことが出来るなんて」だったんですよ。
つまり、さとりは栗がはぜて飛んだのは、火の中で焼けたという偶然ではなく、人間がやったことと勘違いしたんです。
ここに、この勝負の行方のヒントが有るような気がします。
そう言えばマンガやカンフーなどのアクション映画なんかで、相手の動きを読んでしまう達人と戦うときに
「無心になり、その境地で動く」という有り得ない戦法に出ることが多々あるようです。
承太郎にそれが出来るんでしょうか・・・いややりそうだなアレは。あんな小難しい顔して黙ってるけど、実はなにも考えてないかも知れない。

余談ですが、うちの二人の息子は年子ですが、全く今まで20年間一緒に遊んだことがありません。
あまりにも好みが離れすぎているからなのですが
そんな二人が小学校の頃、たった一回2人だけで遊びに街に出かけたことが有るんですよ。
『ポケットビスケッツ』の出る公開生放送を観に・・・なんだかなあ。


それでは詳しいツッコミは明日の『勝手にギアッチョ』でやります。
アリアリアリアリアリアリアリアリアリアリーヴェデルチ!


ウルトラジャンプにはアンケートはありません。
が、プレゼント応募券に書く項目にはしっかり『面白かった作品』の項目が。
というわけでプレゼントが欲しくても欲しくなくても毎号出して『スティール・ボール・ラン』を応援することにします。

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