これは、昔のジョジョをノベライズしてツッコミや感想を書いたコーナーです。

ダービー・ザ・プレイヤー その11


バレなければ・・・・・・イカサマじゃあないだとお〜〜〜〜〜クキクウウウ〜〜〜〜〜〜ゥゥ」
ゴゴゴゴゴゴ
悔しくて奇声を上げるダービー
「よくもぬけぬけと・・・聞いた風な事を〜〜誰に向かっていっているのだ・・・」
動揺しまくりのダービーの方を向いている承太郎とジョセフの背中
「投げろォォォ承太郎ォォォッ きさまのイカサマをあばいて魂を抜きとってくれるゥゥゥゥ
クワッ
ものすごい形相で叫ぶダービーとその背後のアトゥム神
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
黙っているジョセフ
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
黙っている承太郎の横顔
「投球予告は・・・・・外角高めストレート・・・・・・・」
今回扉絵は無いがその代わりこのコマの承太郎は1ページブチ抜きで描かれている
余裕ある表情とコントローラーを持つ姿がなぜかSEXY。
シュゴォォォーッ
アトゥム神が見る承太郎の像はまたサーモグラフィのように色分けされている
クオォウオウオ
YES!YES!YES!YES!YES!
大小の『YES』が承太郎の像をとりまく
承太郎の魂はウソをついていない・・・外角高めストレートというのは本気だ・・・・・・・あばいてやる!あばいてやる!イカサマをヲヲヲあぶぁいてやぁるっゥゥゥーッ
悔しげに汗だくになって心の中で叫ぶダービーの横顔
ピ!
投球フォームに入るスタープラチナ
ガバアァ!
スタープラチナのボールを握る手

YES!YES!YES!YES!YES!YES!

承太郎の周りに踊る文字
魂の意思は変化していない!依然『YES』だッ!本気で投げる気だッ!
ダービーの目
スタープラチナの投手の顔
ドゴーッ
豪速球を投げるスタープラチナ
きたアア!
あせだくで球の行方を見守るダービー
YES!YES!YES!YES!YES!
承太郎の意思はYES
ギャシューッ
意思は依然『YES』!直球を投げたぞッ!
飛んでくるボール
ブォォン
飛んでくるボールを打とうとするアトゥム神の打者

「しかし落ちたァーッ フォークボールだッ!」
打者の手元でコースを変える球
「なにィーッ 違うコースだーッ!」
叫ぶダービー
YES!YES!YES!YES!
ビス!
バットはボールをかすめる
ズドドーン
しかしそれは後ろのミットに入ってしまう
「アウトォォォ スリーアウト チェンジィィ!」
 1回ウラ
 J 4
 D 3
審判が叫ぶ
「フゥゥ〜〜〜」
ため息をつくジョセフ

「わ」
ハアーハアーハアーハアーハアーハアー
息を荒げるダービー
「わわ わ」
ハアーハアーハアーハアーハアーハアー
汗だくで口を開けよだれまで垂らしながらハアハア言っているダービー
ハアーハアーハアーハアーハアー
わからないィィィィィィ イカサマがわからないいいいい 承太郎の『魂』は最後の最後まで魂はストレートを投げたという意思だったッ! それなのに変化したッ!・・・・・・・ なぜなんだ!!なぜなんだよぉぉぉぉぉぉぉぉ
目を見開き心の中で問い続けるダービー
ビシィーッ
座ったままダービーを指さす承太郎
「やっつけてやるぜ・・・・・ダービー」
クールに言う承太郎
バシッ!
「やかましいーッ」
モニターの隅に載っていた承太郎の帽子を手で払いのけるダービー
「こ・・・この学帽を脱いだことが怪しいッ!」
ガダガダ
「どけッ!きさまの座席とコントローラーを調べさせてもらうッ!」
ハアハアハアハアハアーハアーハアーハアー
意気を荒げてダービーはテーブルを移動して承太郎のイスにやってくる
席を立つ承太郎
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・」
承太郎もジョセフも黙っている
承太郎は落ちた帽子を拾い上げほこりを払うとまた被り直す
「くっ・・・くっそお〜〜〜〜〜わ・・・わからん わからんが・・・・・・・」
ハアハアハアハアーハアーハアハアハア
座席とコントローラーを調べたあとダービーは振り返る
「その学帽がイカサマの正体だッ!そうだろお-----ッ?うわははははははははーッ」
承太郎を指さすダービー
NO!NO!NO!NO!
しかし承太郎の魂はその言葉を否定している
愕然とするダービー
じっとダービーを見ているジョセフと承太郎
「イカサマをしているのはこの辺だなッ!」
バッ
モニターを触るダービー
「このあたりかッ!」
NO!NO!NO!NO!NO!
また否定する承太郎の魂
「スタープラチナをイカサマに使っているなーッ素早いからなーッ」
ダービーは聞く
NO!NO!NO!NO!NO!
承太郎の魂はまた否定する
「イカサマをしているのはわかっているんだッ! しこんだろォーッ 承太郎ーッ」
ババン
両手でテーブルを叩きながら叫ぶダービー
YES!YES!YES!YES!YES!
クオオオオオオオ
承太郎の魂はその通りだと言う
あっちくしょお〜〜〜〜〜〜っ ううううああ オレは!オレは相手の心が読めるんだ!
ハアハアハアハアハアーハアアーハアーハアハア
オレは承太郎の心が読めるんだぞ〜〜〜〜〜〜しかしなんで読みと違ったボールがくるんだァ〜〜〜〜〜〜
目を見開き息をはずませながら心の中で問い続けるダービー
「なんか・・・こいつ・・・年とったように見えるぞ・・・とても20代の若者には見えん」
焦燥するダービーの顔を見てジョセフが言う
「ダービー おまえの投球の番だぜ 早く投げろよ・・・・・」
承太郎が言う
「ブツブツブツ」
ダービーは何かつぶやきながら席につく
「ブツブツ4対・・・・3 1点くらいすぐに逆転してやる」
ハアハアハアハアハアハアハア
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
承太郎は黙っている
オレはゲームの天才だ・・・負けるハズがない オレはゲームの天才だ・・・・・負けるハズはない・・・・・
下を向いたまま心の中で繰り返すダービー
精神力だって!百戦錬磨の無敵だッ!ゲームの達人は人生の達人だ・・・これしきでダメージを受けてたまるか・・・・
ドシュウーッ
球を投げるアトゥム神の投手
カッキィィーン
それを豪快にホームランにするスタープラチナの打者
「入ったーッ ホームラン!ジャガーズ5点め!5対3!」
アナウンスが響き渡る
ワーワーワーワーワーワー
歓声が沸く
顔を歪め呆然としているダービー
その顔には細かいしわが現れまるで老人のように見える
唇の端からよだれまで出ている
見開いた目
ヨロシ
グラつく体
ドヒュン!
その時、花京院の人形から花京院の魂が飛び出す
「はっ!」
気がついたダービー
「!」
承太郎もハッとする
「ムッ!」
ジョセフも気づく
「ぁあっ!」
花京院の魂はバンザイをして飛び込むように自分の体に戻った
ドシューッ
「しっしまったァ----------ッうっかり魂をはなしてしまった---------ッ」
叫ぶダービー
「花京院の魂がッ!花京院の魂がもどったッ!」
叫ぶジョセフ
「う うん う」
意識が戻ってうめく花京院
「ちっ・・・ちがうッ!ちがうぞッ!おれは負けを認めてはいないッ!うっかりだッ!うっかり魂をはなしてしまったんだッ!」
弁解するダービー
ドドドドド
「魂が開放されたということは おめーの『心』が負けを認めたということだぜ」
バン!
承太郎が言う
テーブルの上にコントローラー
しかしそれにはジョセフのイバラスタンドが巻きついている
「えッ!?」
ビグッ
それに気づいて驚くダービー
!!
コントローラーに巻きついているジョセフのスタンド
「コ コ・・・コントローラーにジョセフのスタンドが・・・・・・・・・・・・・・のびている」
つぶやくダービー
「! お・・・おっと・・・しまった・・・・・・」
自分のスタンドが出てるのがバレてしまったのに気づいたジョセフ
「!!」
ハッとする承太郎
「こ・・・こんなくだらねーこと!イ・・・イカサマというのはッ!コントローラーを ちくしょう・・・操作していたのは・・・承太郎ではなく」
汗だくでつぶやくダービー
「おまえかッ!ジョセフ・ジョースター」
叫ぶダービー
ジョセフは振り返り自分を指さす
YES!YES!YES!YES!
二人の魂が肯定する
「そうダービー おまえの兄貴なら こんなイカサマ なんなく見破っていただろうな・・・」
承太郎が言う
ドーン
愕然とするダービー
ハアハアハアアハアハアハア
「ところで じじい・・・・・・・おれのアイデアがなんの合図もなしに通じてくれてうれしかったぜ」
承太郎が言う
「う・・・・・・う・・・うう」
苦悩するダービー
「おまえの考えぐらいすぐに読めるわい!わしの孫じゃもんな」
ニヒヒ
笑うジョセフ
「う うーむ」
花京院はまだ意識が朦朧としているようだ
「しっかりしろ 花京院・・・・・?」
承太郎とジョセフはダービーに背を向けて花京院の様子を見る
「く くそお〜う 後ろから・・・・・・・」
背後から攻撃しようと近づくダービー
ズオオオオオオオオォォ
「さてと!あとはこいつの始末だけだな」
振り向く承太郎とジョセフ
ドギィ!
いきなり振り返られドキッとするダービー
「ゆ・・・ゆるしてくれ!花京院の魂だってもどしただろっ!これで元に戻ったじゃあねーか!ゆるして ねっねっねっ」
愛想笑いをして許しを請うダービー
「ゆるすかゆるさねえか 心の中を読んでみりゃあいいじゃあねーか」
承太郎が言う
NO!NO!NO!NO!NO!
ヒィえ----っ
恐怖に見開かれたダービーの目
「質問だ・・・・・・・右の拳で殴るか?左の拳で殴るか・あててみな」
承太郎が言う
「ひ・・・ひと思いに右で・・・やってくれ」
ハアハア
ダービーが言う
NO!NO!NO!NO!NO!
だが承太郎の魂は否定する
「ひ・・・左?」
ハアハアハアハア
ダービーが聞く
NO!NO!NO!NO!NO!
それも否定する承太郎の魂
「り・・・りょうほーですかあああ〜〜」
ハアハアハアハア
驚愕の表情で聞くダービー
YES!YES!YES!YES!
YES!
今度はキッパリと肯定する承太郎の魂のヴィジョン
「もしかしてオラオラですかーッ!?」
やけっぱちで聞くダービー
「YES!YES!YES!”OH MY GOD”」

今度は承太郎の魂の代わりにジョセフが答える
後ろを向いて顔を隠しながら・・・
ズドドドドドド
「オラオラオラオラオラオラオラオラ」
とたんにスタープラチナの連打ラッシュが炸裂!
ドーン
「やれやれ」
テレンス・T・ダービー
再起不能(リタイヤ)

←TO BE CONTINUED

(つづく)


はいはいやっとダービー弟戦終了〜!!
はあー長かった!
私が初めてジョジョと出会った巻もこれで終了でございます。
ここには9話分収録されていてので前の巻には2話分入っているんですが
この戦いは本当に異質なバトルでしたね〜。
だからこそ私はとても惹かれ、思わずここまでを一気に読む気になったんですが
あの頃は今みたいにマンガ喫茶があちこちに無かったからなあ・・・マンガを置いてある喫茶店はあったものの
新刊がドンドン入るようなマンガを読ませる目的のスペースは本当に少なかった頃です。
知ってたのは藤が丘駅前の『ザ・マガジン』くらいかなあ・・・ジョジョンプのCON$さんも通ったという・・・
あそこはでっかい倉庫を借りてそこを書庫にするほど、マンガを徹底的に収集していたすごいマン喫だったけれど
今は新刊を入れていくだけで棚がどんどんイッパイになるから、
マン喫の狭いスペースにいつまでもずっと残っているのは一部の名作マンガだけなんですよね・・・
そんな中でも、ジョジョはあの巻数にも関わらず、置いてないマン喫がアリエナイというほどの名作なわけです。
いやしかし、けっこう読んだこと無い人が多くて・・・もう週刊少年ジャンプには載ってないし
今から全巻買おうって人はそう居るかしらと思うんですよね・・・あ、今はネットオークションで手軽に入手できるかあ。
それでもやっぱし1万2万は要りますね・・・中古買ってあとは新刊で揃えたとしても。
もっともっと多くの人にジョジョにハマって欲しいなあ・・・
私はこの巻を読むたびにそう思い、もうひとつ、この巻を私に読ませてくれた亡き甥っ子の事を思い出すのでした。

ということでてんでカッコ悪いダービー弟の最期(死んではいないと思うけど)ですが
「もしかしてオラオラですかあ〜!?」はマンガ史に残る名(迷?)セリフですよね。
スタープラチナの連打が子供たちに「オラオラ」と言われていたのは間違い無いと思いますが
それを作者が作中でそう呼んだというのはちょっとした驚きでした。
面白いなあオラオラ。
今スポーツジムでボクササイズとかやってるんですが
よくフックやアッパーを交えての連打の練習なんかしてるワケです。
呼吸を置かないで連打するというのはなかなか力が入らず難しいんですが
「エイ」だの「ヤア」だのの掛け声を「オラオラ」にして連打をしたら
老若男女問わずウケると思いますねえ〜やって欲しいなあ。

それにしても承太郎の『無敵の作戦』がこんなチンケなトリックだったとは
ダービーはさぞ悔しい思いをしたことでしょう。
ジョセフもやっぱりイカサマの天才、母リサリサに「天才詐欺師」と言われただけあって
全く何のそぶりも見せずに、承太郎とウラで結託していたんですね〜
いや、スタンド同士はテレパシーで会話できるというのが今までもあったと思いますが
ここにはダービーというスタンド使いもいるので、スタンド同士での秘密の相談も出来ないわけです。
だから本当に『以心伝心』でこの作戦は行われたワケです。
うまくやってのけたジョセフは得意げですが、それ以上に嬉しそうなのは
承太郎に「通じてくれてうれしかったぜ」と言われたからでしょう。
やっぱし遠く離れて暮らしていたけれど、血がつながっているということなんですね。
そしてこの旅で、いろんな戦いを通じて一層絆を深めた孫と祖父。
いや〜ジョジョッて本当に素晴らしいマンガですねッ!

それでは詳しいツッコミは明日の『勝手にギアッチョ』でやります。
アリアリアリアリアリアリアリアリアリアリーヴェデルチ!


ウルトラジャンプにはアンケートはありません。
が、プレゼント応募券に書く項目にはしっかり『面白かった作品』の項目が。
というわけでプレゼントが欲しくても欲しくなくても毎号出して『スティール・ボール・ラン』を応援することにします。

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