これは、昔のジョジョをノベライズしてツッコミや感想を書いたコーナーです。

DIOの世界 その2
階段で対峙する二人をDIOの頭上から見た構図
「ついに会えたな・・・・・・・DIO」
ポルナレフが不敵な笑みを浮かべて言う
ドドドドドド
ハート型のヒザ当てがついたDIOの足
腕輪をしているDIOの腕
ドドドドドド
そして同じく不敵な微笑みを浮かべたDIOの顔
額にもハートの髪飾り
パチパチ
軽く拍手しながら階段を下りてくるDIO
「おめでとうポルナレフ 妹のかたきは討てたし 極東からの旅もまた無事ここまでたどり着けたというわけだ・・・・・・・」
DIOが言う
「ケッ 祝いになんかくれるっつーなら てめーの命をもらってやるぜ」
ポルナレフはそう言いそばにあったカーテンをつかみツナを吐く
ペッ
それを見ているDIO
「フフフフ ひとつチャンスをやろう」
指を一本立ててDIOが言う
「その階段を二段おりろ 再びわたしの仲間にしてやろう 逆に死にたければ・・・・・・・足をあげて階段を登れ」
階段を見上げるポルナレフ
その足は階段を登りかけている
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
カーテンに手をかけたまま黙って立ち止まっているポルナレフ
「おれは前におまえに会った時 心の奥底までおまえの恐怖の呪縛を巨大な悪に屈服した あの時おれは『負け犬』としての人生を歩みはじめたわけだ 死よりも恐ろしいぜ!!てめーに利用されることへの欲求だけの人生なんてな」
目と鼻から血を流しながらポルナレフは言う
「ブゥーッ」
カーテンで鼻をかむポルナレフ
「だが今・・・・恐怖はこれっぽっちも感じない おれにあるのは闘志だけだ ジョースターさんたちに会い・・・・この45日あまりの旅と 仲間の死がおれの中からおまえへの恐れを吹き飛ばした」
ポルナレフはDIOをにらみつけながら言う
DIOはポルナレフを見て小さく舌を出し唇をなめる
ペロ・・・
「本当にそうかな?ならば・・・・・・階段を登るがいい」
階段の上からポルナレフに言うDIO
悔しそうなポルナレフの顔
黙っているDIO
スッ
ポルナレフの足が動き階段を登りかける
ガシ
ポルナレフの足が階段を一段登る
階段の踊り場にポルナレフの右足がつく
「そうかそうかポルナレフ 階段を降りたな このDIOの仲間になりたいというわけだな
DIOが言う

驚くポルナレフ
「!!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!」
確かに右足を踊り場に置いたはずなのに一瞬でポルナレフは3段下がった階段の途中にいる
顔を歪めるポルナレフ
そしてもう一度駆け出して階段の踊り場まで一気に上る
ダ!
そして自分の足元を見ると・・・
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
また自分は3段下がった階段の途中にいる
「な・・・なんだ・・・・・・!?おれは・・・!階段を・・・一歩!たしかに!」
ゴゴゴゴゴ
動揺するポルナレフ
「どうした?動揺しているぞポルナレフ 『動揺する』それは『恐怖』しているということではないのかね」
DIOが微笑みながら言う
「それとも『登らなくてはならない』と心では思ってはいるが あまりに恐ろしいので無意識のうちに 逆に体は降りていたといったところかな・・・・・」
2段ほど降りながら言うDIO
ゴゴゴゴゴ
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ポルナレフは大汗をかいて動けない
「バカなッ!おれは今たしかに階段をのぼったッ!」
叫んで駆け出すポルナレフ
ダダア!
踊り場も越えて駆け上がったはずなのに気が付くとまだ踊り場の3段下よりまだ下にいる
「!?」
バン!
「・・・・・・・・・・・」
絶句するポルナレフ
ドドドド
階段の上にいるDIOの背後にタロットの『世界(ザ・ワールド)』のカード
女性、鳥、ライオン、鹿の4つの絵の真ん中に道化師のような帽子をかぶったスタンドのようなものがいる
な・・・なにをしたんだ!?『スタンド』!?ま まさか『DIOのスタンド--世界(ザ・ワールド)』!?
い・・・いったい これはッ!?
ゴゴゴゴゴ
階段の上に置いてあるイスに座るDIO
「ポルナレフ 人間は何のために生きるのか考えたことがあるかね?」
イスに座り顔の前で指を組んで聞くDIO
ゴゴゴゴゴゴゴ
「『人間は誰でも不安や恐怖を克服して安心を得るために生きる』」
ひじかけに置いた手をこめかみに置きながら言うDIO
「名声を手に入れたり 人を支配したり 金もうけをするのも安心するためだ 結婚したり 友人をつくったりするのも安心するためだ 人のために役立つだとか 愛と平和のためにだとか すべて自分を安心させるためだ 安心を求める事こそ人間の目的だ」
言い切るDIO
「そこでだ・・・・・・わたしに使えることに何の不安感があるのだ?わたしに仕えるだけで他の全ての安心が簡単に手に入るぞ」
DIOの顔とポルナレフのあせった横顔
ゴゴゴゴ
「今のおまえのように 死を覚悟してまでわたしに挑戦することのほうが不安ではないかね? おまえはすぐれたスタンド使いだ・・・殺すのはおしい ジョースターたちの仲間をやめて わたしに永遠に仕えないか?永遠の安心感を与えてやろう」
穏やかな表情で誘うDIOの横顔
ま・・・まさか 無意識のうちに おれが屈服しているだと!?
愕然とするポルナレフの悔しそうな表情
このままではまずい・・・はね返さなくてな・・・・・・アヴドゥル・・・イギー・・・おれに勇気をくれッ!
心の中で叫ぶポルナレフ
そして覚悟を決めた表情になる
「く・・・くどいぜDIO!おれはもともと死んだ身!てめーのスタンドの正体を見きわめてから死んでやるぜッ!」
DIOを指さして叫び飛び上がるポルナレフ
ドォーン
飛び出すチャリオッツ
「フン!ならばしょうがない・・・・・・」
アゴの下で指を組みながらシビアな表情でDIOがつぶやく
「死ぬしかないなポルナレフッ!」
立ち上がったDIO
ドドドドドドド
背後に立つのはDIOのスタンド
目から上は三角柱のような形のマスクのようなものが付いていて肩には太いキャタピラのようなものを巻いている
腕に時計のようなものを付けているガタイのいいスタンド
「それが『世界』かッ!こい-----っ」
「無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄」
DIOはそう言い
ポルナレフを見る
ボゴオォン
!!
その時ポルナレフの背後の壁が壊される
ピカア
陽光が差し込みそこに立つ3人の影
階段の上の暗闇に立つDIOがハッとする
「ヌウウ・・・・・!!」
顔をそむけうめくDIO
「ジョ・・・・ジョースターさん!」
振り向いたポルナレフが叫ぶ
バン
太陽の下にこっちを指出している花京院、ジョセフ、承太郎
「安心するんじゃ・・・・・ポルナレフ」
帽子のつばに手をかけジョセフが言う


←TO BE CONTINUED

(つづく)


DIOのスタンドの謎!!
恐ろしいですよ、上に上がったハズなのに下に下がっている。
やったハズの事がなされていない。
やった覚えのない事がやってあるより怖いですよこれは。
しかしそれがDIOの能力の謎なんですよね
前にはホル・ホースが、うしろから拳銃で狙っていた次の瞬間にDIOが目の前から消えて背後にいました
それは「瞬間移動」とも取れるんですが
今度はポルナレフの方が瞬間移動してしまったような・・・はて。

それにしてもDIOの言う「安心」とは何でしょう。
普通生き物は欲望を満たすために活動します。
食欲を満たすため狩りをしたり草を食べたり。
性欲を満たすため異性を追いかけ交配したり
あと睡眠欲のまま眠ったり、高等動物になれば物欲もありますよね。
そういう物をDIOは「安心したい」という気持ちの問題ととらえています。
何かを欲し、それを満たすことにより得られる「満足感」イコール安心。
DIOにその身をゆだねれば、全ての欲望を満たすことが出来る生活が保障されるだけでなく
誰にもそれを侵されることの無い「安心」を得ることが出来るというのです。
それは最強の存在によって保護されるという事なのでしょうか
しかし実際は今まで、多くの部下が刺客としてジョセフたちと戦い
ポルナレフまでもがかつて、その一人として戦って敗れました。
まあ、ジョセフたちさえ始末すれば、あとは誰にも邪魔されることの無いDIOの天下となるんでしょうけど
それにしてもそのジョセフたちをまだ始末しないうちにポルナレフを引き抜こうとするとは・・・
ポルナレフは結局ジョセフたちと戦わされる事になるんでしょ?もうヴァニラ・アイスさえも居なくなったのですから。
なんというか、たった一人になってもこのDIO様の不敵な態度、この自信。
よっぽど自分の能力に勝算があるんでしょうねえ

さて、こんな時になってようやく承太郎たちが駆けつけました。
まだ日は高いようで、DIOはこんな状況では戦えないでしょう。
究極生物カーズと戦った2部の事を思い出しますが
負けそうになったDIOが再び石仮面をかぶるようなことがあるのでしょうか・・・エイジャの赤石をつけて。
そう言えばあの赤石はどうなったんでしょうねえ・・・あの時石仮面と一緒に砕けてなくなりましたっけ?
吸血鬼が太陽に弱いだなんて設定、誰が考えたんでしょうねえ
それは生き物として決定的にマズイ弱点だと思います。
そしてそれほどのハンデが無ければ、吸血鬼の最強さには勝てないと思うわけです。
あ、十字架とかニンニク、銀の銃弾なんかのアイテムも他の小説なんかでは使われtますが
どうやらジョジョでは太陽だけが唯一の弱点みたいですね。
さあ、日のあるうちに戦おうジョースター一行よ!

それでは詳しいツッコミは明後日の『勝手にギアッチョ』でやります。
アリアリアリアリアリアリアリアリアリアリーヴェデルチ!


ウルトラジャンプにはアンケートはありません。
が、プレゼント応募券に書く項目にはしっかり『面白かった作品』の項目が。
というわけでプレゼントが欲しくても欲しくなくても毎号出して『スティール・ボール・ラン』を応援することにします。



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