
これは、昔のジョジョをノベライズしてツッコミや感想を書いたコーナーです。
DIOの世界 その12
回想の中のエンヤ婆
「HBの鉛筆を指でベギッとへし折れて当然と思う事のように!『時を止めて当然』と思うことですじゃッ!あなたのスタンドのそのパワーとスピードならできますじゃッ!できる資格がありますのじゃあ-----ッ ケケケケケケケケケケケケ」
笑うエンヤ婆
ガボッ
世界(ザ・ワールド)の腹から引き抜かれた血まみれのスタープラチナの拳
「こともあろうに!・・・・・・・」
腹に穴を開けてそこから血を吹き出す世界(ザ・ワールド)
「このジョースターの末裔が・・・・・・・『我が・・・・・・・止まった時の世界に・・・・・・・・』入門してくるとは・・・・・・・・!!」
ドバオッ
同じように腹部から血を吹き出しDIOが言う
ドッバァア-----ッ
吹っ飛ぶDIOと世界(ザ・ワールド)
「うぐああ!」
叫ぶDIO
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
この時点でやっと承太郎は気がつく
ギャーン
目の前で吹っ飛んだDIOと世界(ザ・ワールド)をここで初めて見る承太郎
「一瞬は動けた・・・・・・・一瞬はな・・・・・・しかし・・・・・・ハア・・・ハアハア・・・ハア・・・ハア・・・やれやれ パンチ一発程度の一瞬だけだ・・・・・ハアハアハア」
息を切らし汗をかきながら承太郎が言う
ドグシャア
吹っ飛んだDIOはどこかの店先のガラス窓を破って中に突っ込む
床に倒れるDIO
周りには並べられた高級そうな食器ボッグォン
猛烈な勢いでガラスに突っ込んでDIOの左足は切断される
「ひいいいいい ひいああああああ-------っ」
悲鳴を上げる女子店員
アアアアアッ
「きいいやああああああ あああああああ-------っ!!」
床に転がった片足のDIOを見て店員はまだ悲鳴を上げ続ける
やがてシインとなった店内
転がった足
足から血を流しているDIOが横たわっている
ガボッガボッ
そして腹部に開いた大穴からも血が吹き出す
しかしDIOはゆっくりと起き上がる
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ムクリ
「!」
その様子を見て信じられないと驚く店員
「!!・・・・・・・・・・!?・・・・・・・!?」
驚きと恐怖で何も言えない店員の表情
プ!
プ!プ!
DIOの顔に刺さったガラスの破片が飛び出る
「おい・・・女・・・そこにある おれの脚をひろって持って来い」
自分の左足を指さすDIO
「ひいいいいいっ ひいいええええええ------っ」
恐ろしい命令におののく店員
「早く持って来いッ!!スチュワーデスがファースト・クラスの客に酒とキャビアをサービスするようにな・・・・・・・」
怒鳴るDIO
ズダダーン
空からDIOのいる店先に落ちてきて両手を地面につく承太郎
それを店内から見ているDIO
ゴゴゴゴゴ
そしてゆっくりと起き上がる
ゴゴゴゴゴゴゴ
承太郎の表情
その目はDIOをにらんでいる
「動けるところを動けないと見せかけるため そでにつけた磁石のトリックで十分引きつけてパンチをブッパなしたまではよかったが・・・・・」
承太郎はつぶやく
「頭をこっぱみじんにブッ飛ばさなきゃあ今いち効果がなかったようだぜ・・・・・・・」
悔しそうに言う承太郎
ゴゴゴゴゴ
ヒザから血が出ているがくっついたDIOの左足
そして腹の穴はもう無い
ズギュウウゥン
DIOはさっきの女店員の首に指を突っ込みその血を吸い上げている
口から血を出して絶命している店員
「どうやらきさま・・・・・エネルギーの補給は すでにできたようだな カラカラだった腹が・・・いっぱいになってるもんなァ・・・・・・・・」
苦悩の表情でつぶやく承太郎
フッ
しかし次の瞬間、店内にいたはずのDIOの姿が突然消える
「!!」
ハッと振り返る承太郎
「目で追ったな・・・・・・止まっている世界で・・・はっきりこのDIOの動きが見えるらしいな・・・承太郎・・・」
DIOは承太郎から10mほど離れた路上の30と書かれた交通標識の上に立っている
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・おかげさんでな」
承太郎が言う
「花京院は大したお手柄だったよな・・・・・・・花京院がわが『世界(ザ・ワールド)』の謎を解いたおかげでおまえは止まった時の中で動くことを『認識』し・・・・・世界(ザ・ワールド)が世界に入門することができた」
フッ!
また突然消えるDIO
「!!」
ハッとする承太郎
クルッ
承太郎は上を見る
「そこでこのDIOは考える・・・・・・」
建物の上にDIOがいる
「はたしておまえはどの程度止まった世界で動けるのかと?2秒か?3秒か?」
DIOを見上げている承太郎
「ひょっとするとわたしと同じ5秒は動けるのに動けないフリをしているのだろうか・・・・・・とね フフ・・・どうなんだ?」
指を5本出して示すDIO
「・・・・・・・・・・・・・・・」
黙っている承太郎
『まずいぜ・・・・』
心の中で承太郎は思う
『もう少し練習すりゃあ もっと長く動けそうだが・・・今は・・・一瞬動くのがやっとだ・・・・・一瞬しか動けないとこいつにバレたら一巻の終わりってやつだ・・・・・やれやれ なんとか時間をかせぎたいぜ・・・』
「フフン!言いたくないのは当然 おまえは わたしの思うに たぶん まだ一瞬しか動けない・・・」
「・・・・・・・・・・・」
DIOの言葉に黙っている承太郎
「だが・・・・・おまえが静止した時の世界に入門してきたからには おまえという男をあなどって おまえに近づくのは賢い者のすることではない」
承太郎を見下ろしDIOは言う
「まだ わたしの方が圧倒的に有利としてもだ・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
黙っている承太郎の顔に汗
「そこで承太郎!」
ズゥラアッ
次の瞬間、DIOは両手にたくさんのナイフを持った
ベルトにもいっぱい刺してある
「きさまが何秒動けようと関係ない処刑を思いついた・・・・・・」
「!!」
驚く承太郎
「青ざめたな・・・勘のいいきさまは悟ったようだな・・・さっき店の中からいただいてきた・・・・このナイフを見ておいぼれのジョセフの時より恐ろしい結末になるのを気づいたようだな!」
数本のナイフの先を手で持って揺らしながら嬉しそうに言うDIO
『野郎 なんてことを思いつくんだ・・・こいつは・・・・・やばい・・・・・ぜ』
汗をかく承太郎
ダシュ!
飛び上がり逃げる承太郎
「フン!逃れることはできんッ!きさまはチェスや将棋でいう『詰み(チェック・メイト)』にはまったのだッ!」
叫ぶDIO
「『世界(ザ・ワールド)』!!」
ドォォーン
時間が止まり白黒反転する世界
ドバアァァッ
世界(ザ・ワールド)が大量のナイフを一気に投げる
「5秒前!」
ビタァッ
投げられたナイフは全部承太郎の直前でピタッと止まる
!!
静止した空中の承太郎と、その承太郎に向けて飛んでいったまま直前で止まった無数のナイフ
「時が動き出した時 いくら おまえのスタープラチナの『突きの連打(オラオラのラッシュ)』で防いでも そのナイフの数」
ビターッ
静止している無数のナイフに囲まれた承太郎
「はたして全部の本数をはじき飛ばせるかな・・・・・あと4秒!」
叫ぶDIO
バシュッ バシュッ
またもやナイフを投げて追加する世界(ザ・ワールド)
ビタッ!ピタッ
ビタッ
それも全部承太郎の目の前で止まる
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
承太郎は静止したまま黙ってそれらを凝視している
ビタッ!
ビタ!
ビタ!
次々と頭上で止まるナイフ
「フフフ 見えてしまっていることが 逆に恐怖だな」
まだナイフを持っているDIO
「今のうち動いて このナイフをはらわないと 時が動き出してから 苦労するぞ・・・・・承太郎!!」
DIOは指を3本出す
「あと3秒・・・・・・」
ビタ!
また追加されたナイフ
「オラア!」
グワシャァッ
スタープラチナが動いて目の前のナイフを拳でなぎ払う
グググ
しかしその拳はすぐ動きを止める
グググ
動かなくなっていく拳
そして静止する
ドォーン
止まってしまったスタープラチナと承太郎
しかしその周りにはまだまだ多くのナイフが承太郎の方を向いて静止している
それを見ているDIO
グググ
身じろぎも出来ない承太郎
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
グググ
「・・・・・・・・・・・」
承太郎は何か言いたげだが言えない
「残りあと2秒!
それだけか・・・動けるのは フフフ・・・・・やはり動けるのは一瞬だけ・・・ということが・・・証明されたな」
2本指を出してDIOが言う
ス!
DIOは建物の煙突に腰掛ける
「残り1秒」
指を一本立ててDIOが言う
グググ
必死に動こうともがく承太郎
承太郎の視線
「ゼロ!」
指を引っ込めて拳を作るDIO
「時は動き出す!」
静止したナイフ
ドバーッ
それらは一斉に承太郎に向かって飛んでくる
「オラオラオラオラオラオラオラ」
ドドドドドドドドド
スタープラチナがオラオララッシュでそれらを懸命に弾き飛ばす
シュン
その拳をすり抜けるナイフ
ザクッザクッ ザクッザクッ!
承太郎の体に次々と刺さるナイフ
「ぐっ・・・・・ぐううう」
うめく承太郎
←TO BE CONTINUED
(つづく)
DIO優勢!
また逆転されてしまいましたが
えぐいよえぐい。
ぐるりとナイフに取り囲まれた承太郎
そしてそれらが一斉に飛んでくる!!
殴り飛ばしたDIO偶然転がり込んだ店が食器屋だったせいで、絶体絶命のピンチになっちゃいましたね承太郎。
せめてラーメン屋だったら割り箸くらいで済んだのに。
しかし良くわかんないんですよこの「止まったナイフ」のメカニズムが。
時を止めた世界の中で何かを動かし、それをまた自由に止めるってこと?
投げた瞬間のナイフが止まらないで、承太郎の目の前まで飛んで行って止まるところがどうも・・・イマイチ不可解なんですが。
それは置いといて、女店員に切断された足を運ばせるっていうのがキツイですね。
身長2m近いDIO様のおみ足一本。しかも筋肉質。
普通に考えて30キロ近くはありますよ・・・あ、ヒザから下だから半分くらいか。
でもかなり重いですし・・・しかも血がボトボト出てて気持ち悪い。
そんなイヤなものを運んだ挙句血を吸われて死んでしまう女店員憐れ。
この女店員はもう「食べカス」なんでしょうかDIO屋敷にゴロゴロ散らかっているような・・・
吸血鬼に血を吸われたら吸血鬼になるっていうお約束は・・・一体?
まあともかくあんだけ頑張ったのにすぐ復活するだけじゃなく犠牲者まで出しちゃって
ドッと疲れが出そうな展開ですね。
そして元気盛り返したDIOの大反撃!
一瞬しか動けないことがバレるわ
しこたまナイフを食らってしまうわ・・・いやマジでヤバイ。
たかが食器屋に並んでいた食事用のナイフだとは思うんですが
尖っているわDIOのバカ力(ばかぢから・・・バカじゃあないか・・・失礼)で投げられたわで
ものすごいダメージを受けること必須です。
よもやこれで死んでしまうことは無いでしょうが・・・
おーいポルナレフ!!今助けに来ないでどうする!?
それでは詳しいツッコミは明後日の『勝手にギアッチョ』でやります。
アリアリアリアリアリアリアリアリアリアリーヴェデルチ!
ウルトラジャンプにはアンケートはありません。
が、プレゼント応募券に書く項目にはしっかり『面白かった作品』の項目が。
というわけでプレゼントが欲しくても欲しくなくても毎号出して『スティール・ボール・ラン』を応援することにします。