
これは、昔のジョジョをノベライズしてツッコミや感想を書いたコーナーです。
DIOの世界 その6
扉絵は無く、見開きで上半分がタイトルと車の中に座っているDIOに向ってエメラルド・スプラッシュを放つハイエロファント・グリーン
ドバアアァーッ
ドゴォ!
無数の宝石のようなエネルギー体がDIOに向って飛んでくる
スッ
全く動じない様子で右手を手の甲を上にしたまま肩の高さまで上げるDIO
ビシィ!!
そしてそのまま爪先で自分に向って飛んできた1個のエメラルド・スプラッシュを弾く
ガッ
弾かれたエメラルド・スプラッシュは別の1個にぶつかる
ガンガンガンガンガン
するとそれは次々に、まるで良く出来たビリヤードのように他のエメラルド・スプラッシュに連鎖してぶつかる
「!」
ハッとするハイエロファント・グリーン
ドバァアッ
DIOに向って発射された全てのエメラルド・スプラッシュはDIOを避けるように軌道を変える
DIOはたった一本の指で一個を弾き返しただけで全てのエメラルド・スプラッシュを自分から反らした
DIOのスレスレの所を飛んでいくエメラルド・スプラッシュ群
グワシャーン
反れたエメラルド・スプラッシュは全てDIOの背後のドアに当たりハイエロファント・グリーンの居た方と反対側のドアが吹っ飛ぶ
「な・・・なんてやつだ・・・『エメラルド・スプラッシュ』をシートから少しも腰を浮かさずに指一本でかわすなんて・・・・・!!」
ハイエロファント・グリーンは叫ぶ
「これではどうだッ!」
ドンドンドンドン
今度はエメラルド・スプラッシュを分散させずDIOに集中して撃つハイエロファント・グリーン
ギャン
固まってDIOの目前に迫る10ほどのエメラルド・スプラッシュ
ドババンッ
一瞬でそれらを残らず弾き返すDIOの手
ビシ!ビシッビシビッ
バシバシバシバシ
そして弾かれたエメラルド・スプラッシュは上に飛ぶ
「スプラッシュを集中させて発射してもかわされた!」
バッゴォン
車の天井が吹っ飛ぶ
「く くそっ」
悔しがるハイエロファント・グリーン
「うっ!?」
ハイエロファント・グリーンの目前に突如現れる世界(ザ・ワールド)
パッ
ドドドドドドドド
ものすごい圧倒的な様子でハイエロファント・グリーンの頭上に浮きながら右拳を構える世界(ザ・ワールド)
あぜんとしているハイエロファント・グリーン
「な・・なんだ!? いつ・・・『スタンド』を出したのだ!?いつの間に目の前に!? バカば・・・・・・・!? 気づかないなんて・・・・・」
呆然と見上げているハイエロファント・グリーン
ドッゴォォン
あっと言う間に殴られ吹っ飛ばされたハイエロファント・グリーン
「うおおおお-----っ」
叫びながら歩道の上に吹っ飛ばされ標識をいくつもなぎ倒すハイエロファント・グリーン
ガンガンガンガン
「ぐええっ!?」
標識に当たりうめくハイエロファント・グリーン
「チッ・・・・・・・・・・・・・距離がちと・・・離れすぎていたか 『世界(ザ・ワールド)』の射程距離外にすっ飛んでいった・・・」
舌打ちしてつぶやくDIO
ドキューン
前のトラックにヒモで引き戻されるように戻るハイエロファント・グリーン
「うああああっ・・・」
後ろを振り向いたウィルソン・フィリップス上院議員は車体の破損に驚く
「い・・いったい何が!?」
「きさまに説明してなにか私にとくがあるのか?ちゃんと前を見て運転しろ」
DIOはウィルソン・フィリップス上院議員に言う
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
黙って何か考え込んでいるDIO
「フン」
DIOの顔が僅かに笑う
左半分のドアと天井を吹っ飛ばしたまま疾走する車
ドオオオオオ
疾走するトラック
「気をつけろッ!花京院ッ!やつに近づき過ぎじゃぞッ!」
ジョセフが言う
「す・・すみません つ・・・つい」
ハアハアハア
息を荒げて言う花京院
タラ
花京院の額から血がサングラスを伝い頬に流れる
数ヶ月前 やつは言った・・・・・・『ゲロを吐くぐらいこわがらなくてもいいじゃあないか・・・安心しろ・・・安心しろよ・・・花京院』
-------くそ・・・・・二度と!二度と!負けるものか・・・・
花京院の両手からも血が滴っている
花京院は悔しそうに心の中で誓った
「花京院・・・・ケガを・・・・大丈夫か・・・?・・・ワ・・・『世界(ザ・ワールド)』を見たのか!?」
血まみれになっている花京院を横目に見て運転しながらジョセフが聞く
「ええ・・・今ぼくは10mの距離から攻撃しましたが あと少し近づいていたらやられていました・・・・・しかしジョースターさん!あなたの推理どおり やつのスタンドが『接近パワー型』だということが確実にわかりました」
血まみれの手を押さえながら言う花京院
「つまり承太郎の『スタープラチナ』のような感じでした・・・たしかにやつのスタンドはなにか想像を越えるおそろしい秘密が隠されている しかし二つだけわかりました」
花京院は続ける
「1.ぼくの『法皇の緑(ハイエロファント・グリーン)』やジョースターさんの『隠者の紫(ハーミット・パープル)のように遠くまでいけない(その射程距離は約10m)
1.拳で攻撃してきたことから『弾丸』などの飛び道具はもっていない」
花京院が自分の見解を述べる
「DIOに気づかれず10mよりももっと忍びよれれば やつを倒すチャンスがあると思います・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
花京院の言葉に黙っているジョセフはやがて口を開く
「注意深く操るのだ・・・・やつの場合 石橋をたたきすぎるということは決してないからな・・・・・・」
そう言ってバックミラーを見たジョセフはハッとする
「!!」
ミラーの中の景色
車は停まっている
「おかしい・・・・・・?やつの車が停止したぞ・・・」
ジョセフの言葉にハッとする花京院
「・・・・・・・・・・・・・」
振り返る花京院に何か人影が近づく
花京院の顔色が変わる
「気をつけてッ!なにか飛んでくるッ!」
花京院が叫ぶ
ドググシャ
車を追い越してフロントガラスに叩きつけられたのは、血まみれのウィルソン・フィリップス上院議員の死体
逆さまになったウィルソン・フィリップス上院議員の血まみれの顔
「うぬう うううッ〜〜〜〜」
ギャギャ
視界をふさがれ必死にハンドルを操るジョセフ
「ジョースターさんッ!」
花京院が叫ぶ
ギャギャ
宙に浮くトラック
ドグオオン
建物に激突するトラック
グオオオオオオ
事故ったトラックに向ってゆっくりと歩いてくる人影
ゴゴゴゴゴ
だんだんアップになるDIO
ゴゴゴゴゴ
グッ
トラックのドアに手をかけるDIO
バギバギバギバギ
クチャクチャにつぶれた車内を調べるとそこにはウィルソン・フィリップス上院議員の死体があるだけ
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
DIOはあたりを見回す
「・・・・・・・・・・・・・」
上を見上げるとジョセフと花京院はスタンドを伸ばして上部に脱出したらしい
シュッ シュッ
ドドドドドド
建物の上にいる二人
ドドドドド
花京院はDIOを見下ろしている
「何をしている花京院ッ!」
ジョセフが声をかける
「思いつきました DIOのスタンドの正体をあばく方法を・・・」
サングラスを取る花京院
「なに!・・・・」
ジョセフが驚く
ドドドド
「フン」
上を見上げDIOがつぶやく
「いそげーッ 承太郎ーッ」
バイクの後部に乗って叫ぶポルナレフ
ドゴォ
承太郎の運転で疾走するバイク
←TO BE CONTINUED
(つづく)
DIOのスタンド『世界(ザ・ワールド)』に初めて対峙し、そして攻撃された花京院。
やはり「い、いつの間に?」というのがこのスタンドの攻撃の特徴でしょう。
いやもう、ホル・ホースの経験とポルナレフの階段、ヌケサクの死体といい
もうDIOの能力は『瞬間移動』かアレしか無いじゃあありませんか
花京院くらい賢かったらもうわかってても不思議じゃあないと思います。
そんな、読者には見え見えのスタンドですが、さすが荒木先生は見せ方というか演出が上手いですね
今回もまだまだ引っぱります。
花京院の思いついた正体をあばく方法とは一体何でしょう
うすうすスタンド能力がわかってきた読者でも、花京院がこれから何をするかが気になって仕方が有りませんよね。
いや〜このあたり、電気グルーヴとかウッチャンナンチャンのオールナイトニッポンで
さかんに「ジョジョおもしれー」「DIOの能力気になる」って言われまくっていたんですよ。
で、この話の頃(年末だったかな)旦那の実家で最新刊のコミックス26巻を読んで
それでハマってあとを一気に古本屋で借りて読んで
それから27巻のコミックスを買ってジョジョを集め始めると共に
ジャンプ連載も読み始めていろいろ楽しみにしたりショックを受けたりしてたんですよ(遠い目)
本当にこの頃のジャンプは黄金時代。
そして次号はジョジョが表紙だったりします。
ところで知ってますか
『ジョジョ芸人』でトークをする番組。
『アメトーク(木曜深夜 テレ朝系)』で8月ごろやるみたいですよ。
ケンドーコバヤシさんが発起人で、オリエンタルラジオのあっちゃんとか出るらしいです。
楽しみだなあ・・・今30くらいの芸人さんは15歳くらいでリアルタイムでジャンプのこの頃の号を読んでるんですよね
今年25になるあっちゃんは10歳の頃・・・リアルタイムで読んでたとしたらちょっと早熟かも。
まあ、中高生男子にはこの頃のジャンプは「必須」というか「常識」でしたから。
今のジャンプはぜんぜんそんなカリスマ性を感じさせません・・・尾畑画伯の合作3作目も3匹目のドジョウはムリでしたし。
まあ今の子供はマンガ雑誌なんか読まなくてもDSとかで盛り上ってるんじゃないでしょうか
もしくは塾で忙しいとか・・・やな世の中だなあ。
なんか・・・ランドセルかついで学校に行く小学生とかダルそうに制服で通学する中学生みてると
先は長いぞ・・・大変だなって思うんです
あと赤ちゃん抱いてるお母さん見ても「これから大変だよ」って励ましたくなります。
話がそれてしまいましたが
マンガ文化が子供を育み、ツライ大人への道に一筋の明かりをくれてると思うんですよね。
中学の頃、遠回りして駅前で少年チャンピオン買って帰るの楽しみだったもんなあ。(チャンピオンかよ)
ウルジャン買って帰る中高生って居るでしょうか?
小学生は居ないだろうなあ・・・
それでは詳しいツッコミは明後日の『勝手にギアッチョ』でやります。
アリアリアリアリアリアリアリアリアリアリーヴェデルチ!
ウルトラジャンプにはアンケートはありません。
が、プレゼント応募券に書く項目にはしっかり『面白かった作品』の項目が。
というわけでプレゼントが欲しくても欲しくなくても毎号出して『スティール・ボール・ラン』を応援することにします。