
これは、昔のジョジョをノベライズしてツッコミや感想を書いたコーナーです。
DIOの世界 その7
「DIOのスタンドの正体をあばく方法だと!?花京院ッ!!」
叫ぶジョセフ
シュッ! シュン!
スタンドをロープのように使ってスパイダーマンのように高い建物に登るジョセフと花京院
「・・・・・・・・・・・・・・」
DIOもいつの間にか高い所に上がって黙って立っている
ドドドドドド
ここで扉絵
見開き2パージにジョセフ、承太郎、花京院、ポルナレフが頭を突き合わせた様に円陣を作っているのを遠近感を使って表現している。
遠くにエジプトの建物
足元に大きなハート模様
ドドドドドド
電線に手をかけているDIO(1ページブチ抜き)
シュッ シュ!シュッ!
建物にぶら下がっているジョセフ
ハイエロファント・グリーンと一緒にスタンドをヒモ状にして張り巡らせている花京院
「『花京院典明は自分のこの『法皇の緑(ハイエロファント・グリーン)』を見る時 いつも思い出す。
ハイエロファント・グリーンと並んでスタンドをヒモ状にして張り巡らせている花京院
小学校教師
「花京院さん お宅の典明くんは友達をまったく作ろうとしません そう嫌われているというより まったく人とうちとけないのです
担任教師としてとても心配です」
母
「それが 恥ずかしいことですが・・・親である・・・わたしにも・・・なにが原因なのか・・・」
回想シーンの背景はエジプトの町の上をスタンドでスパイダーマンのように自由に飛びまわるジョセフと花京院
子供の時から思っていた。町に住んでいるとそれはたくさんの人と出会う。
しかし 普通の人たちは一生で真に気持ちがかよい合う人がいったい何人いるのだろうか・・・?
小学校のクラスの○○くんのアドレス帳は友人の名前と電話番号でいっぱいだ。五十人くらいはいるのだろうか?100人ぐらいだろうか?
母には父がいる。父には母がいる。
自分はちがう。TVに出ている人とかロックスターはきっと何万人といるんだろうな。
カイロの町の家々
自分はちがう。
「自分にはきっと一生誰ひとりとしてあらわれないだろう。」
「なぜなら この『法皇の緑(ハイエロファント・グリーン)』が見える友達は誰もいないのだから・・・見えない人間と真に気持ちがかようはずがない」
自分をひも状にするハイエロファント・グリーン
ジョースターさん 承太郎 ポルナレフ アヴドゥルに出会うまで ずっとそう思っていた
アヴドゥルとイギーのことを考えると背中に鳥肌が立つのはなぜだろう。
それは、目的が一致したはじめての仲間だったからだ。
DIOを倒すという この旅!
数十日の間だったが 気持ちがかよい合っていた仲間だったからだ。
花京院典明は『法皇の緑(ハイエロファント・グリーン)』を見て考える!
決意したような表情の花京院とハイエロファント・グリーン
こいつを昔のように誰にも気づかせなくしてやる そう!DIOの正体をあばき 倒すために完璧に気配を消してやろう。
ドシューッ
スピード感あふれる描写
場面変わって承太郎とポルナレフがバイクに二人乗りしてDIOが乗っていた車の場所に行く
ドッドッドッドッドッド
「おい!承太郎!車が2台 両方ともこなごなだぞ!」
承太郎たちは視線を上に向ける
「上だ!じじいたちもDIOも建物の屋根を行ったようだ・・・」
ドオオン
あちこちの屋根を蹴って飛び回るDIO
グオオオオオ
そして空中で向きを変えて止まろうとする
「前方に・・・・花京院とジョセフしかいない・・・・・ なるほど 二手にわかれてはさみ打ち・・・・・背後からは承太郎とポルナレフが尾けて来ているというわけか・・・・・」
DIOがつぶやく
「フン」
フワアアア
DIOはそう言って一つの屋根に立ち止まろうとする
「無駄なことを」
今にも屋根に着地しそうなDIOの足
カチッ
その時!DIOの足はヒモ状の何かを踏みスイッチが入ったような音がした
ドド
「!!!」
!!
一斉にDIOに向けて発射される何か
驚くDIO
「ヌウ!」
ゴッ
今にもDIOの顔に迫る何かエネルギーの塊のようなものが数個
よく見るとそれは宝石の形に似ている
バッ バシバシバシバシ
両手でそれらを全部弾き落とすDIO
「これは・・・・」
バゴバゴバゴバゴッ
弾かれて爆発するハイエロファント・グリーンのエメラルドスプラッシュを避けて飛び上がるDIO
「花京院の『法皇(ハイエロファント)』!」
DIOはそうつぶやく
カチッ
しかし飛び上がったDIOは再び何かに引っかかってスイッチが入ったような音がする
「!」
ドンドンドンドンドン!ドン!
「!!」
またもやDIOに向けて発射された幾つものエメラルド・スプラッシュ
「『法皇(ハイエロファント)』の『結界』!」
DIOが叫ぶ
「フン!」
グワシィッ
DIOはまわし蹴りをするように体勢を低くし足でエメラルド・スプラッシュの群れを払いのける
バゴバゴバゴオォ
ジューッ
穴の開いた肩
肉のこげる音
「チッ!」
避け損ねたエメラルド・スプラッシュの一個がDIOの肩を傷つけた
忌々しげに舌打ちするDIO
「!」
そしてDIOは気づく。目の前にあるヒモ状のものに・・・
「!」
そしてそれは足元にも
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
グオオオオ
まるでクモの巣のように回り中に張り巡らされたそれは・・・花京院の・・・
「これ・・・・・・は・・・・・」
つぶやくDIO
ドオオオオオオオオ
「触れれば発射される『法皇(ハイエロファント)』の『結界』はッ!」
少し離れた塔のてっぺんに立った花京院が叫ぶ
「ヌッ!」
さっきの反れたエメラルド・スプラッシュが当たって壊れた建物のてっぺんが崩れる
「すでにおまえの周り半径20m!おまえの動きも『世界(ザ・ワールド)』の動きも手にとるように探知できるッ!」
ズン
花京院はDIOを見下ろしている
「くらえッ!DIOッ!半径20m エメラルド・スプラッシュを-----ッ!」
叫ぶ花京院の顔が半ページをブチ抜いて描かれる
ドッバァーッ
一斉にあらゆる方向からDIOに発射されるエメラルド・スプラッシュ
ドドドドドドドド
その時ジョセフは他の建物の屋根にいた
ハッとして花京院たちの方を向くジョセフ
「マヌケが・・・・」
ドドドドド
DIOがつぶやく
「知るがいい・・・・・・『世界(ザ・ワールド)』の真の能力は・・・まさに!『世界を支配する』能力だということを!」
DIOの不敵な笑み
「『世界(ザ・ワールド)』!!」
ドワワン
1ページ使って飛び出すDIOのスタンド
塔の上の花京院
崩れる建物
張り巡らされた結界
そして手前に世界(ザ・ワールド)とDIO
それらが1ページ丸々使って描かれる
そして次のページも同じ構図で描かれるが
花京院や崩れる建物はそのままの姿で、手前に居たDIOだけが結界を破って飛び出す
次のページも同じ構図
花京院と建物はそのままで、DIOはすでに崩れた建物のそばまで来ている
花京院に向かって行くDIOの目の前に建物の割れた壁が止まって浮いている
それをヒョイと手で払い落とすDIO
背後には時計塔があり長針短針が見えるが秒針がまったく動いていない
DIOがやってくる軌跡上の『結界』は全く引っぱられる事も無くポキポキと切断されている
そうやってどんどん近づいてくるDIO
「これが・・・」
止まっている花京院
「『世界(ザ・ワールド)』だ もっとも『時間の止まっている』おまえには見えもせず感じもしないだろうがな・・・」
花京院に近づいてDIOが言う
「死ねィ!花京院ッ!」
拳を振り上げる世界(ザ・ワールド)
カアアアァァァ
ニヤリ
笑うDIO
ドッゴオァーッ
世界(ザ・ワールド)の拳は花京院の胴体を一撃で貫いた!
←TO BE CONTINUED
(つづく)
花京イイイイィィィイ院ッ!!!!!!!!(号泣)
わかりますかみなさん?
この前の26巻でジョジョを知り、貸し本屋で1〜25巻を読んだ直後
思い余って全巻大人買いした私が連載中のジャンプを読んだときに見たのがこの回です。
ショックよショック!ショショショショショックショックショック〜落ち込みマース・・・
とBコースのネタをやってしまいましたが、マジ洒落にならないほど衝撃を受けましたよ。
一番好きだった花京院があっと言う間に串刺し。いや腕刺し。
世界(ザ・ワールド)の太い太い腕が背中から飛び出してあたりに血が吹き出しまくっているんですよ
これが全ページフルカラーだったんだから酷い。
あまりのショックにこのジャンプ捨ててしまってますよ私。
あーオールカラーで表紙もジョジョだったのにもったいない!!!(そこか)
とうとう出ましたね世界(ザ・ワールド)の秘密が明らかになりました。
一瞬で移動する。そしてあらゆる攻撃を受け付けない。
それはつまり、時間を止めてその中を移動するという事だったんですね〜
うーむ、これは有りそうで今まで無かったスタンドですよ。
っていうか、もうスタンドの概念を考えた時点で、最強の能力は何なのかと荒木先生は考え
その時に「時間を止めることが最強」と結論を出した上で、この3部を描き始めたはずですよね。
だって私たちの世代には、小さい頃に『スーパージェッター』というアニメが有ったんです。
そしてそのアニメの中で一番印象的だったのは、ウィィンとしなる空飛ぶマシン『流星号』でも、ベレー帽の女性記者『カオルさん』でもなく
主人公の持っている時計型の秘密兵器、『タイムストッパー』だったんですよ。
どんなピンチに陥っても、その時計をいじるだけで難なく脱出して勝利するスーパージェッターは
本当に子供心にも『反則』だと思えるほど、圧倒的に有利な立場にあったわけです。
『強い』でも『速い』でも無い、『有利』だという感覚。
それは、私たち3次元の世界に住んでいるものにとって、逃れられない時間の流れというものを
自在に操るもうひとつ上の次元の住人の『有利さ』でした。
つまり、私たちの存在を2次元・・・紙の上の世界のようなものに生きるものが認知できないように
私たちは4次元の観念は知ることは出来ても、それをどうにかするという事は出来ない・・・という風な事です。
世界中の時間を止めて、ただ一人そこで思うがままにふるまえる王の中の王のような存在・・・それがDIOです。
うわーずるいずるいずるい返せ返せ花京院を返せえええええ!!!
そうとう狼狽してしまった当時の私ですが、今でもDIOの能力は嫌いです。
全く勝てる気がしませんしねえ・・・気づかないうちにやられているなんて、どうしようも無いでしょうが。
この絶望感!さすがヒロヒコ、名前もひっくるめて世界(ザ・ワールド)・・・よく出来てますよ。グスングスン(泣いている)
それにしてもこの回、泣かずに居られないのは花京院のモノローグ。
子供の頃からスタンドを持ってて、それが原因で人に心を開くことが出来なかったという悲劇。
こういう場合どうだったんでしょうかポルナレフ。
彼も子供の時からチャリオッツを出せたはずなんですが
もしかしたら、妹とか親もスタンドが見えたのかも知れませんね。
それなら寂しい思いはしないで、あの明るいポルナレフの性格に育っても不思議は無いし
彼が人一倍妹思いなのもうなずけるんですが・・・
でもまあ、高い知性ゆえの孤独だったのでしょう。(ポルナレフがアホだというワケでは無いですが)
この時の花京院の孤独は、荒木先生の孤独だったともいうことです。
双子の妹と両親の家族で、自分だけが相手が居なかった・・・それでおじいちゃん子だったみたいですが
そういうプチ孤独は、感性の鋭い子ゆえに感じるんでしょうね。
ともかく花京院は極端なほど自分の殻に閉じこもってしまったようです。
それが17歳にしてはじめて承太郎たちに会う・・・いえ、その前にエジプトでDIOというスタンド使いに出会ってるハズですが
もしかしたら花京院がDIOに肉の芽を植えられるほど近づいてしまったのは
少なからず「この人にはスタンドが見えるんだ。仲間なんだ」という思いのせいだったのでは無いでしょうか?
はじめて心を許せる相手を知った花京院はもしかしたら
まるでDIOにケガを治してもらったプッチのようにDIOになついてしまったのかも知れません。
しかし相手は人間では無かった・・・しかも恐ろしいほどのカリスマ性を利用して、この世をわがものにしようとするような悪いヤツだった。
心を開いて近づいたのに、信用されなくて肉の芽を埋められてしまったショックとか・・・そういう裏切られた気持ちが花京院には有って
それゆえにDIOを憎んでいるのかも知れませんねえ。
私はイマイチわからなかったんですよ、テレンス・ダービー編での花京院のモノローグで
DIOに屈服したことがどうしてそこまで悔しかったのか、どうして命がけで倒そうとするほど憎むのか?
でも、スタンドというものを悪用するDIOに利用された屈辱感・・・つまりは自分のアイデンティティを汚されたような思いが
花京院をムキにさせたのでは無いでしょうか?
自分が誇りにし、それゆえに孤独を保ってきた『スタンド能力』が悪の道具として利用される。
それがたまらなく空しくて、呪わしいほど嫌だったのでは無いかと思うんです。
というわけで承太郎の応援を待たず、ジョセフと相談もせずにDIOに戦いを挑んでしまった花京院。
裏切られた気持ちは「悪を憎む」というような普遍的な気持ちではなく
あくまで個人的な感情なので、是が非でも自分の手でDIOを倒したかったのかも知れませんね。
それでは詳しいツッコミは明後日の『勝手にギアッチョ』でやります。
アリアリアリアリアリアリアリアリアリアリーヴェデルチ!
ウルトラジャンプにはアンケートはありません。
が、プレゼント応募券に書く項目にはしっかり『面白かった作品』の項目が。
というわけでプレゼントが欲しくても欲しくなくても毎号出して『スティール・ボール・ラン』を応援することにします。