
これは、昔のジョジョをノベライズしてツッコミや感想を書いたコーナーです。
DIOの世界 その9
ドヒューン
塔のてっぺんにスタンド『隠者の紫(ハーミット・パープル)』を引っ掛けぶら下がって逃げるジョセフ
「花京院・・・・・・『時を止める』だと 『止まった時の中を動ける』スタンドじゃと!」
逃げながらつぶやくジョセフ
「・・・・・・・・・・!こいつは やばすぎる!・・・やばすぎるスタンドじゃぞッ!」
ジョセフのバックに花京院の横顔
ドーン
ジョセフを追うDIO
ドン!
ドン!
空中をすっ飛んで追い追われるDIOとジョセフ
「落ちつけ・・・落ちついて考えるんだ わしにはパニックという言葉はない・・・何かを見つけるんだ・・・・・・・・・・何かやつに切り込む対策を・・・」
ゴオッ
カイロの町の上空を考えを巡らせながら逃げるジョセフ
フッ
ジョセフが振り返ると追ってくるはずのDIOが突然視界から消えた
「うっ! き・・・消えたッ!」
驚いて叫ぶジョセフ
ドーン
次の瞬間、ジョセフの背後に突然DIOと世界(ザ・ワールド)が現れる
グオオオン
振り向いて驚くジョセフ
ピタアァ
しかし世界(ザ・ワールド)の巨大な拳はジョセフの顔面でピタリと止まった
世界(ザ・ワールド)の拳アップ
「ど ・・・・・・・・・・どうした?」
ジョセフが聞く
「打ってこないのか・・・DIO わしの血を吸うんじゃあなかったのか?」
「・・・・・・・・・・」
黙っているDIO
じっとしている世界(ザ・ワールド)
「連続して自分の体に波紋を流し・・・ガードしているな 波紋入り『隠者の紫(ハーミット・パープル)』を高圧電線のように体にまきつけているだろう」
自分の額を指差しながらDIOが言う
「策士だな・・・ぬけめない じじいめ・・・」
にらむDIO
ジョセフは汗びっしょり
「それはお互いのようじゃの・・・波紋を見やぶり うっかりさわらなかったとは 用心深いやつ・・・・・・・・・・」
ジョセフが襟元を開くとそこには波紋を電流のように帯びている隠者の紫(ハーミット・パープル)が。
「しかし・・・ひとつ見つけたぞ きさまのスタンドの特徴を・・・」
ジョセフはDIOを指して言う
「DIO・・・おまえは『時を止める』といってもほんの短い時間しか止めていられないようだな ほんの3秒か 4秒だけじゃろう?」
「・・・・・・・・・・」
ジョセフの問いに黙っているDIO
「長時間止めていられるのなら 我々は おまえの館の中ですでに一気に全滅していたはずだし おまえはくやって追って来たりしないはずだ」
ジョセフは苦悩の表情で言う
「理解していたのか 我が『世界(ザ・ワールド)』の能力を・・・ フン・・・少しだけほめてやる」
DIOは言う
「見破ったのは花京院だ 花京院の死は無駄にはしない」
悔しそうにジョセフが言う
「だからどうだというのだ?理解したからどうするというのだ!きさまの波紋に何ができるというのだ!」
勝ち誇ったようにDIOは言う
「『隠者の紫(ハーミット・パープル)』AND『波紋』ッ!」
ドッヒャアァア
手からスタンドを伸ばし波紋を流すジョセフ
「くどいッ! 『波紋』なんぞ触れなくても攻撃はできるわッ!」
DIOが叫ぶ
ドゴォォオー
世界(ザ・ワールド)がそばの建物の壁を壊した
瓦礫がはじけてジョセフに飛んでいく
ドスドス!ドス!ドスドス
「うげっ!」
大きな瓦礫を体に受けうめくジョセフ
ドドーン
ふっ飛ばされジョセフは地上に落ちる
「う・・・うぐぐ」
体中から血を吹き出しうめきながら歩道を這うジョセフ
「おい 見ろよ・・・・・・・・・・・・・」
歩道のカフェテラスに居た客が言う
「おい なんだ?こいつはよぉ〜〜〜〜〜〜」
20代くらいのチンピラ風の男たちがジョセフを見て言う
「ブッたまげぇ!空からじじいが降って来やがったぜ」
テーブルについた女も言う
「サンタさんよサンタ」
「おい おきさん!屋根の上で何してた?女でものぞいてたのかよ」
ニヤニヤ笑って聞く男
ギャハハハハ
ダメージを受けすぐには起きられないジョセフの後姿に笑っている男たち
ジョセフは振り返る
空に浮くDIOの姿
ドォーン
飛んでこっちに向かってくるDIO
バッ!
ヒザをついたまま、必死で逃げようと後ろを向くジョセフ
「!!」
すると自分の目前の歩道に立つ承太郎の姿が見える
「じじい・・・・・・・」
承太郎がつぶやく
「じょ・・・・・・・・・・」
ジョセフが叫ぶ
「承太郎ッ!」
「さがってろッ!わしの方へ来るんじゃあないッ!」
こっちに向かってくる承太郎に叫ぶジョセフ
承太郎の視線
歩道にいた猫がハッとする
ブギャアッ
驚いて飛び上がる猫
「承太郎・・・・・・・・・・いい所にあらわれた・・・ しかし あいつまでは射程距離外・・・ まずはジョセフから・・・」
DIOがつぶやく
ドドドドドドドド
「やつの『世界(ザ・ワールド)』の正体は時間じゃッ!」
背後に迫るDIOを背に必死で伝えようとするジョセフ
ドドドドドドドド
「時間を止めるスタンドなん・・・・・・・・・・」
承太郎の表情
そこまでジョセフが言った時、突然世界が白黒反転する
ドォーン
止まるジョセフ
止まる世界
承太郎も止まっている
そしてカフェの客ものんびりと食べ物や飲み物を楽しみながら静止する
女の口にフォークで食べ物を運ぶ男
タバコに火をつけようとライターを点火した女
飛び上がった猫は宙に浮いたまま止まっている
ドドドドドドドド
そこに突っ込んで来るDIO
「最初は まばたきほどの一瞬しか止められぬ能力だった」
DIOが言う
「しかし・・・・・・・・・・この首のキズがなじんでくるにつれ 2秒・・・・・・・・・・3秒と長く止められるようになった」
ドドドドドドドド
ボゴォン!
突っ込んできたDIOはそのまま猫を拳で払いのけ猫は八つ裂きになって吹っ飛ぶ
猫の下半身は料理をナイフとフォークで切ろうとしている男の皿へ
ジュースを飲んでいる男のグラスには前足一本
大口を開けてハンバーガーを食べようとしている男のバーガーに猫の首が落ちてきた
「今は5秒は止めていられる・・・時が止まっているのに 5秒と考えるのはおかしいが とにかく5秒ほどだ・・・・・フフ」
ドドドドドドドド
「いずれは一分・・・10分・・・1時間と思いのまま止められるようになってやろう・・・楽しみだ・・・だんだん長く時間を止めるのはな・・・」
そう言ってDIOはジョセフに向かって行き、途中に居た男を突き飛ばす
ドン
男は吹っ飛んでその後ろに居たカフェの客に当たる
ガン
ガン
カフェの客はテーブルに当たる
それでもまだ時間は止まっていて誰も気づかない
タバコを吸おうとしていた女はタバコが口からはずれライターの火が鼻に当たってる
男に食べさせて貰っていた女の頬に刺さったフォーク
ス!
DIOはジョセフのそばまで来て手刀を振り下ろそうとしてハタと止まる
「おっとジョセフ 波紋で全身ガードしているだったな」
ジョセフに触れるのをやめたDIO
「百年前はちと手を焼いた『波紋』だが 『世界(ザ・ワールド)』の前ではまったく無力のものよ」
チャ!
DIOはそばにあったナイフを手に取る
「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄」
DIOは呪文のように唱えながら手に持ったナイフを振り上げる
ビシュッ!!
そしてそれはまっすぐジョセフのノド元に飛んでいく
ピタアァ!
今にもジョセフのノド笛に刺さりそうな位置でピッタリ止まるナイフ
ジョセフも静止したまま何も気づいていない
「ジョナサンの孫・・・・・・・・・・ジョセフ これできさまは死んだ!」
静かにそう言い後ろを向くDIO
DIOは指を一本立てている
「1秒前・・・・・・ゼロ」
グッ
承太郎の方を向き、立てていた指を折り曲げるDIO
ドバァッ
ナイフは放物線を描きジョセフの胸元に突き刺さる
「!!うぐっ ぐあぁ・・・」
胸に刺さったナイフの傷口と口から血を吹き出すジョセフ
ドン
「!!!」
承太郎はハッとする
「次は」
DIOは承太郎を指さす
「承太郎!きさまだ」
ドドドドドドドドドドド
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・野郎 DIO・・・・・・・・・・」
グググ
悔しげに歯を食いしばる承太郎
←TO BE CONTINUED
(つづく)
ああジョセフ!!
逃げながら必死に考えた隠者の紫(ハーミット・パープル)&波紋の作戦も効かず
とうとう世界(ザ・ワールド)の射程に入ってしまったジョセフ!
そして止まった時間の中でなすすべも無くナイフでやられてしまう・・・
たった一つの希望はなんとか目の前に来た承太郎に花京院が命がけで伝えた『世界(ザ・ワールド)』のスタンドの秘密を伝えたこと。
花京院→ジョセフ→承太郎の命のリレーが。(涙)
そう言えばアヴドゥルとイギーの命のバトンを受け取ったポルナレフはどこに行ったんでしょうか!?
ともかくDIOのスタンドは最強。しかもDIOはおそろしく賢く不死身の体。
太陽の沈んだこの夜の世界では、もうDIOにとって怖いものは何も無いのです。
4人居てもこうやって、花京院、ジョセフと次々と倒されて行くなんて、なんと絶望的な状況でしょうか。
それにしても気持ち悪いですね猫バーガー。
ジョジョに出てきた犬猫はホント、ロクな死に方しないのばっかしですが
動物愛護協会から文句は来なかったんでしょうか。
いやしかしこういう気持ち悪い描写をするからこそのジョジョ。これぞ荒木先生の真髄ですね。
ところでGyaoで配信されている、しょこたんこと中川翔子ちゃんの番組『溜池Now』の第37回、『世界一受けたい!!「ジョジョの奇妙な…」授業』は見ました?
(ぢんさん情報ありがとうございます)
スゴイですね〜しょこたん、ものすごいパワーですね〜
物怖じしない性格というだけでは片付けられないあの貪欲な取材姿勢!(ほめてます)
舞い上がっているというよりは全開で愛をブチ撒けるテンションの高さ!(ほめてるんだってば)
いや〜見習いたい。いや見習っていいのかわからないけれど、そこにしびれるあこがれるううううう
私は10年前ジョジョにハマった頃のまっしぐらな自分のジョジョへの愛を思い出しました。
取り戻さなきゃなあ〜、あやかりたい、蚊帳釣りたいというわけで
こないだ見た『アメトーーーク』の『ジョジョ芸人』で、ウザくて仕方なかったしょこたんをリスペクトさせていただきました。
うんうん、居ないところで騒ぐのは誰にも出来る。
作者本人の前であそこまでジョジョと承太郎への愛を表現出来るってのはスゴイよホント。(あくまでもホメてます)
しょこたんがいつ頃ジョジョにハマったかは知りませんが、あと10年このままで居て欲しいと切に願います。
ホントに願ってます!!(言えば言うほどウソ臭いけど本当です)
それにしても荒木先生は美しかった・・・まったくシワやシミの無いお肌、一般人とは一線を画すファッションセンス!(褒め)
そして明るいそのキャラクターと、こういう取材でもまったくスカしたり偉ぶったりしないで意欲的なミーハーさ!(誉め)
さすが荒木先生、10年どころか27年経っても青年そのもの!(褒め・・・クドい)
ジョジョがいつまでも面白いワケですよね!!
というわけで、荒木先生とギャグが大好きな(ジャイロのギャグはもしかしたら・・・)奥さんがいつまでもこのままでありますように。
自分もそれにあやかれますよう、祈らずには居られませんでした。
それでは詳しいツッコミは明後日の『勝手にギアッチョ』でやります。
アリアリアリアリアリアリアリアリアリアリーヴェデルチ!
ウルトラジャンプにはアンケートはありません。
が、プレゼント応募券に書く項目にはしっかり『面白かった作品』の項目が。
というわけでプレゼントが欲しくても欲しくなくても毎号出して『スティール・ボール・ラン』を応援することにします。